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強迫観念? 怖い思い込み。

作者: 七瀬

 私の名前は、美余ミヨ物心つく頃から? 思い込みが激しい。

 もうこれは性格なのか...? 癖なのか...? 

 幼稚園の時に、私の好きな男の子(マナブ君)の事をずっと好き

だったけど...? マナブ君が好きなのは、はるかちゃんだと思い込

んでいたから? 自分のこの気持ちを押し殺して、マナブ君の事を諦

める事にした。私の大好物は、 「ハンバーグ」だったけど......? 

ママが私の大好物はオムライスだと思い込んでいたから? 私はずっと、

「オムライス」  が好きなフリをしていた。


 パパには、 「美余ミヨ! パパとママどっち好きかな?」


 私の気持ちは即答で 『ママ』 だったけど...? パパは私が 

「パパの事が大好きだよ」 って言ってほしいと? そう思い込んで

いたから...。 そう答えていたし。


 大人になっても一緒! 職場では私は控えめで、大人しいタイプ

の女の子だと? 周りの人達が思ってると思い込んでいたから...? 

そういう風に演じていた。


 職場の上司は、怒りっぽくて、気が短いと思っていたから......? 

怒られないように必死だったし職場の子たちとも、上辺だけ仲良くし

ていた。


 最早? 私が私でなくなってきていると思い込んでいた。誰を信じて

いいのか? わからなくなっていた。


 本当は、パパもママも、私を産みたくなかったんじゃないかって? 

思い込むようになった。職場でも私だけ...? 嫌われているんじゃない

かと思うように......。


 私の周りにいる人たちみんな、誰も信用できないと思うようになった。


 「私は誰ですか?」


 そんな風に思うようになっていた。 一人暮らしをしていた私はいつしか?

家から一歩も出れなくなっていた。仕事にも、買い物にも、何処にも.....。


 そんな時に、『親友のミサト』 が私の家に来た。


 私は、「今は、誰とも会いたくない!」と言ったのに......! ミサトは、

私の話を無視して、家の中に入って来た。ミサトは、私がこんな風になるん

じゃないかとわかっていたみたいだ!


 そして、ミサトが私の目を見て、 「私は誰?」 「私は、あなたの何?」

「ちゃんと私の目を見て話しなさい!」 少し怒り気味に私に話したミサト。 


 私は、クスッと笑って、「私の親友のミサトだよ。」


 私は目が覚めた! 何を信じて、何を信じないか? ちゃんと自分で決めな

くてはいけないと思ったから。ミサトが私の親友で良かった。彼女は誰よりも

信用できる!


 『唯一の私の親友だ!』


ミサトがいてくれたから、私は立ち直れた。私が、何でも話せる唯一の人。

親友って? 特別な存在だとつくづく痛感している。


 今度は、私がミサトをどんな事からも、守ってあげられる人でありたい!


 『ミサト! 本当にありがとう。』




最後までお読みいただきありがとうございました。

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