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遥かなるモブの理想郷  作者: サコロク
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モブはモブであってデクの棒ではない

さあというわけで、無事にヒナ姉さんとの ”地獄の再会” を終えた俺は、昼食を食べるために教室に戻ろうかと考えたところでふと思った。

このまま教室に戻ったら問い詰められるかもしれない……

俺とヒナ姉さんの関係はまだしも、如月さんと何かあったと思われては男衆が何をしてくるか分かったものではない。まあその場合は涼太を盾にするわけなのだが……

できるならばそういう状況が出来ない方が俺としても、如月さんとしても良いはずだ。

というわけで、俺が下した決断は……


「……体育館裏だな」


ぼっち飯をするため俺は体育館裏へ向かうのだった。

こういう場合、どこぞのライトノベルなどでは屋上で飯を取るのがテンプレなのだろうが、あいにく現実はそうはいかない。なぜなら、屋上に入れる学校などほとんどないからだ。自殺予防のため、とかいろんな理由はあるのだろうが、俺の知ったところではない。まずもって屋上は冬は寒く、夏は暑いと生活を過ごす環境として最悪じゃないか。何を好き好んで屋上飯に憧れているのか、俺には全く理解できない。

と、一人で効率についてを考えて歩いていると、目の前からいかにもといった感じのガラの悪い集団が現れた。上履きの色を見る限り俺と同じ学年なのだが、その外見は、うーん……お世辞にも同い年には見えない。あ、もちろんガラが悪すぎてイキった中学生にしか見えないという意味ね。

俺はそいつらを回避していこうと思ったが、あいにくと横に逃げるような場所もなくやむ終えなく離合することにした。と、その途中でその集団の会話が嫌でも耳に入ってきた。


「オイオイ、マジでやんのかよ!? スッゲーわ、お前超マジ勇者じゃん!」

「こういうのなんて言うんだっけ? ……えーと、粉砕覚悟で戦う? ってやつ?」


……お前らの脳みその方が粉砕してんじゃねーのか?

そう思いつつもただ黙々と、視線をそちらへ向けることなく俺は前へ進んでいく。


「で、誰だっけその……泉さん、だっけ? どんな感じなんだよ?」

「どうって……超胸デカい?」

「プッ、お前単純過ぎっしょ!」

「うるせぇ! 女は胸が大きければ良いんだよ!」


お前らのおつむは大層小さく感じるんだが……てか廊下ででかい声で胸とか言うな! うるさいわ! キモいわ! なんか俺も恥ずかしいわ!

うざったくなった俺は歩く速度を少し上げいち早くその集団から距離を取る。

やがて階段までついた俺は音も立てることなく一階まで降りた後、靴を履き替え外へ出て体育館裏へ向かう。そもそもこの体育館まで行く行動自体、俺が最も嫌う無駄であるわけなのだが、それとこれからの学園生活を天秤にかけたら間違いなくこの行動の方に傾いてしまう。

外は入学式の日にふさわしい晴れであったわけなのだが、それが終わったのち照らされてもただうざったいだけである。逃げるように体育館の裏へ駆け足で向かう。

さすがにマイナーな場所なのか誰一人としてそこにはおらず俺としても最高の状況だった。うん、空気も澄んでるし日差しも入ってこない、まさにこここそ俺の制限時間付きの ”楽園” 。ああ、昼休みとはなぜこんなにも短いんだ……

ともかく持ってきていたバックから妹が1パーセントの愛を込めて作った弁当を取り出し自分の膝の上に置く。時間が経っているにもかかわらずお弁当はまだ暖かかった。ほう、1パーセント程度の温もりもつまっているようだな。

風呂敷を広げるとシックな感じのデザインの弁当箱が現れる。どうやらデザインだけではなく機能性としてもなかなかいけるようだ。こんなの一体いつ買ったんだ妹よ……

ま、そんなこと気にしても仕方ないしとりあえずは開いてどれ程のものか拝ませてもらうとしよう。膝に置かれた弁当の蓋をゆっくり開くと、中から現れたのは……


「…………なんだよこれーーーー!!」


そう、弁当としては文句なしの出来だった。ご飯とおかずが半々に分かれておりおかずのバリエーションも俺の好きなものばかりだ。我が妹ながら俺のことをよく知っている。だが……問題は残り半分の ”ご飯” の部分だった。

普通弁当のご飯の部分は白飯、もしくは梅、昆布、ふりかけ、もしくは炊き込みご飯などが定番だろう。

だが、この弁当はそのどれもなくなぜか分からないが ”のり弁” だった。

しかもただののり弁では無い……黒く染められたご飯の部分に、卵ふりかけで器用にハートマークが描かれており、右下に小さく ”妹” とマヨネーズで書かれていたのだ。なんなんだよこの嫌がらせは!? そもそも海苔の上にふりかけって意味わかんねーよ! てかマヨネーズ使うな!

はぁー、よかったーこの弁当を教室で食べなくて。いやドン引きでしょ隣でこんな飯食われたら。俺なら耐えきれないわ。


「ま、味に関してはあいつが作ったものだから大丈夫だろう……」


ぶっちゃけ言ってしまえば、弁当など食べられるのなら俺は味になどこだわらない。別にこの弁当の味が美味しくないって言ってるわけじゃないからね?

とにかく箸を出し、俺が好きなアスパラベーコンを一つ食べる。


「……ん、美味いなこれ!」


思わず独り言が出てしまうがここは体育館裏なので周りには誰もいないし、独り言を聞かれる可能性はまずないだろう。とは言っても、体育館裏で弁当を食べている男がブツブツ何かつぶやいている光景というのもそれはそれでホラーなのだが……

まあ、味付けはいつも通りの琴音の味付け、全く問題ない。さあ、問題は……


「このご飯の部分だよな……」


と、ご飯を食べるかためらっていると、おもむろに見た弁当箱の蓋の裏側に何か怪しい液体が入った袋のようなものがあることに気づいた。


「……まさかこれをかけろって事か?」


おかずには何かをかけて食べるようなものはないし、琴音の入れ間違えという可能性もまずないだろう。ならばこれをかけるしかない、もしかするとこれがこのいかにも不味そうなご飯の部分を救済してくれるのかもしれない。

一縷の望みを持ってその液体をご飯の上に垂らしていく。その液体によって海苔がふやけてその上にあった卵ふりかけもその海苔にぴったり張り付いてしまった。そしていざ、より一層おぞましくなったご飯地帯に箸を入れ、液体によって掴みやすくなったご飯を一口ぶん箸に掴んで口の中に……入れた。


「…………んーーーーー!!」


これは…………美味いぞ! 美味すぎるぞ妹よ!! なんなんだこの液体は、ここまでご飯がうまいと思ったことは未だかつてない! 一体なんだというんだこの美味さは……

俺はおかずを食べることすら忘れて必死にご飯だけを食べ続けた。実際もうおかずなんて要らないんじゃないかとも思ってしまう、が残してしまったら明日からの弁当が無くなってしまうし、まずもってそんな勿体無いことをするわけが無い。そして……余すことなく弁当を一瞬で食べ終わってしまった。


「美味しかった……」


あまりの呆気なさに、どこか物足りなさが湧いてきてしまう。それにしても琴音のやつどこでこんな料理スキルを……うーむ、あいつのスペックがどんどん俺よりも遥か上に行っている気が……

しかし、それは今に始まったことでも無いので考えるのをやめ綺麗に空になった弁当箱を片付け始める。

片付けを終え弁当をバックにしまった後、着けてきていた腕時計を確認するとまだ昼休みが終わるまで三十分近くあった。俺はどうしようかと考えたのちバックを漁っていると一冊の本が出てきた。


「そういや、入れてったんだったな……」


その本は、あの春休みの死にかけた日に買うことが出来なかった俺の好きな作者の新作だった。

あの後しばらく寝込んで動けなかった俺に妹が買ってきてくれたのを寝ながら読もうかと思っていたのだが、クラクラする頭で本を読んでも中身が入ってこないと思い学校で読もうとバックに放り込んでいたのだ。


「さてさて今回はどんな話になるんだか……」


最初のページを開き登場人物を確認しようとした……その時、


「……オイオイ早く返事くれよ?」


どこかで聞いたことがあるような声が横の方から聞こえてきた。いや、正確に言えば ”さっき” 聞いた声だ。

声の聞こえる方向に視線を向けると、案の定先ほどの脳みそ粉砕している男子たちが一人の女子生徒を囲んでいた。どうやらさっき言っていた告白をここで行うらしい。

さてこの状況、俺にとっては物凄くまずい状況なわけで、もしここで囲まれている女子生徒が俺の方を向いて助けを求めて、どこぞのラブコメの主人公的なことをする羽目になれば俺の ”モブ生活” が復活を許されないほどに潰えてしまうわけで……あれ、今なんか自分自身でまずいフラグを立ててしまった気が……

瞬間、俺の考えと同調したかの様に囲まれていた女子生徒が俺の方を向いた。それにつられて囲んでいた連中の視線も一斉に俺に集まる。


「あーん? お前誰だよ? つか、こっち見てんじゃねーよ!」


ほう、それがお前たちの望みか。なら素直に従ってやろう……俺は言われた通りにそちらから視線を外し寝ながら本を読み始める。だが、そんな俺の態度が気に入らなかったのか……


「チッ! お前ウザいんだよ、とっとと消えろ!」


はぁー、コロコロと要求が変わる脳のレベルが低い連中である。だが、ここは大人しく従っておいた方が面倒にならずに済みそうなので俺は素直にバックに本をしまうと、連中の目の前を一瞥することなく去っていく……はずだったのだが。


「おい、お前! なんか言ったら殺すからな?」


できもしないことを今から告白しようとしている女性の目の前でよくもまあ堂々と……


「何か、とは?」

「んなこともわかんねーのかよこのバカ! 先生とかにいうなって言ってんだよ、わかったかこのカス!」


自分で言ってて恥ずかしく無いのかこいつは? 威勢がいいのは見た目だけとか……レベル低すぎて話にならねー。俺がそんな面倒なことをするとでも? おあいにくー、んなことに割いている時間なんて一分一秒たりともねーよ。


「別にお前たちが何をしようと興味ないから、じゃあ……」


ちょっとした皮肉を込めてそう言ってやると、俺に突っかかってきた男の表情がより不機嫌になっていくのが分かった。例えるなら縄張りに入ってこられた敵を追い出そうとする猿、的な? それはまあ怒っているらしい。


「お前舐めてんのか?」

「何を舐めてるっていうんだよ?」

「それが舐めてるって言ってんだよ!!」


目の前の男が右腕を振りかぶった。それと同時に俺の体が感情とは裏腹に動き出す。

こういう口だけの能無し達は血気盛んなくせに戦い方というものを知らない。いや、俺だって格闘技の様な戦い方を知っているというわけではない。だが、護身術程度なら知っている。別に習っていたわけではない、己の身を守るために必要だと考えたから独学で学んだだけだ。

さあ右腕が繰り出される、俺はそれをバックを持っていない左手で軽く受け流した。相手の男の顔は驚きに満ちている。そこですかさず俺は右足を前に出し相手の足に引っ掛ける。ものの見事に相手は足を取られて顔面から地面へダイブする。全く受け身一つ取れないとは情けない……


「この野郎! 舐めてんじゃねーぞ!」


懲りもせず残りの連中が一斉に殴りかかってきた。その振りかぶり方を見る限り全員武道の心得は持っていないらしい。それならば俺が怪我を負う心配もないしすぐにカタもつくはずだ。

俺は先ほど同様一人の殴ってきた手のベクトルを別のもう一人に方向に受け流す。すると思い描いた通りにその男の手がもう一人の顔面にクリーンヒットする。殴られた男は気を失って倒れてしまう。

残りは二人。と、ここでもう一人が右足を振りかぶって蹴ろうとしていることに気づいた。その柔軟性から見るにこいつはサッカー部か他の脚を使う部活なのだろう。ま、そんなことはどうでもいいのだが。

俺は蹴り上げられる脚を少しだけ横にずれ躱した後、その男に一歩近づくと軸足にしていた脚を裏腿からそっと前に押してやる。すると先ほど同様にその男は見事なまでに脚を上げたまま前に倒れてしまった。脚を上げたままだったので地面についた瞬間股関節がエグいことになっただろうが知ったことではない。

そして残り一人、ここで相手に突きつけられた選択肢は二つしかない。殴りかかるか、仲間を見捨てて逃げるか、だ……俺ならとっとと逃げるけどね。

少しなら頭が回る、と思ったのだが……


「調子に乗ってんじゃねーぞ!」


はぁー、結局お前もそうなるのかよ。もういい、面倒だから俺は…… ”撤退” することにした。逃げた、と思われるかもしれない、まあ最終的にはそうだが、ちゃんと俺に怒りの矛先を向けてきた最後の一人も無力化する算段もできていたからこその撤退だった。

ここでみんなに覚えていてほしいことがある。こういう頭がオメデタイ連中は仲間が倒されると逃げ出すビビリか、無い脳みそに血が上って周りが見えなくなってしまうやつかの二つに分かれる。現在俺の目の前にいるアホは血が上るタイプのようで、今現在周りが見えていないはず。

そんな人間が怒りに任せて殴りかかってきたら……この後に起こることを懸命な人ならば分かるはずだ。

俺は振りかぶられた手が動き出す瞬間、大股で後ろに一歩下がった。大股で下がった理由、それが今から目の前の相手が敗北する原因でもある。

当然殴ろうとした男は一歩踏み込んで、手が届く間合いまで迫ろうとするだろう……だがこの瞬間にすでに決着はついていた。

間合いを詰めようとしたその男は……見事にコケた。それも超ド派手に。何故そうなったか? それは相手が見ていなかった足下にあった。そう、俺の足下には先ほど俺が脚をかけたせいで伸びていた、最初に俺に突っかかってきた男がいたのだ。それに気づかなかった相手は見事なまでにコケたわけだが……こいつら本当に、なんていうか、”アホだった” 。うん、そうとしか形容できないね。

まあとにかく、道を塞いでくる奴らもいなくなったことだし帰ろうか……と思ったのだが。


「ねえ!」


もう、面倒な……気づかないフリをしていたにも関わらずその人は案の定俺に話しかけてきた。無視するわけにもいかないのでとりあえずめんどくさそうに返事をしておく。


「……なにか?」

「助けてくれてありがとう!」

「別にそんなんじゃないんで……じゃあ」


よし上手くいったぞ! これであとは逃げるだ……ん、なんだ? 何故に前に進めぬ? 手は動く、足は動く、頭は正常、だけど体が動かない。WHY? ドユコトナノ?

しばらくモゾモゾしていると一つ分かることがあって、どうやら動かない理由は俺の右手に持っているバックが原因らしい。仕方なしにそれを思いっきり引っ張ってみると……


「キャッ!?」


なぜか女性の叫び声と共に背中に強烈な重みがのしかかり、俺は先ほどの男子同様に前のめりに倒れてしまった。無論、顔面を地面にクリーンヒットさせないようにしっかり受け身はとった。だが、倒れたならすぐに起き上がれるはずなのだが、背中に普段はないような重みがのしかかっていて身動きすら取れない。


「え、俺なんで動けないの?」

「……それは、私が君の上に乗っているから、だよ?」


どこか甘ったるい声が後頭部のあたりから聞こえる……分かってるよ? でも理解したくないだけなの。だから、悪い夢なら覚めてくれ!!

と願ってもどうなるわけでもなく、現実が覆されることはなかった。ということは、俺の上に乗っているのは……


「で、この状況俺にとってはただただ嫌な気持ちにしかならないわけですが?」

「私にとっては君が否応なく話を聞いてくれるから助かるんだけど?」

「……分かった。とりあえず上からどいてくれ、話はそれから……」

「ありがと……」


背中から重みがなくなり体の自由が取り戻される。俺はゆっくり立ち上がりながら服についた汚れを払いおとす。

そして一度服を確認した後、後ろを振り返ると……そこにはさっきとは打って変わって柔らかく微笑む女子生徒がいた。後ろで伸びているアホどもが言っていた通り胸が大きく、髪は明るい茶色で後ろは結ばれているが、入学式の時に見た日下部先輩とは少し違ってストレートではなくウェーブのかかった綺麗な形に見えるポニーテールだった。琴音が前に言っていた俗にいうゴールデンポニーテールというやつだ。よくは知らないが、顎と耳のラインを延長した地点で結ぶポニテが一番綺麗に見える、とかどうたら俺に力説していたのを覚えている。

人当たりの良さそうな顔をしているが、俺にとっては苦手なタイプだ。お節介というか、変な優しさが俺にとっては嫌なことだったりするので、できる限りこの人は関わらないようにしておきたい、と思ったのだが……


「……さっきはありがと。君の名前は?」


はい出ました、ラブコメにありがちな名前聞かれるイベント。こういう時主人公キャラならば名前を名乗るのが普通なのだろうが、残念ながら俺は主人公キャラじゃなくて ”モブ” だ。みんなが知らないモブとしての正解を今から俺が見せよう。


「ごめん、名前とか覚えてくれないて全然いいから。俺は行くよ……じゃあ」


そう、これが正しい行動。自分の情報は気安く教えない。安売りしたくないというわけではなく、情報が広がるのを避けるためである。顔しか知らなければ相手だって俺のことを簡単に見つけられないだろう。

あとは何事もなく去って行くだけ……なのだが。どうやらこの行動が通用しない例外な人間もいるということらしい。 俺の右腕ががっしりとロックされてしまう。


「そんなこと言わないでさ、お礼がしたいから……お願いっ!」


あーもう、やめろ! そんな目で見るな! 俺は面倒事は勘弁なんだ! お礼なんていいからほっといてくれ……

なんて言えるはずもなく、やむ終えなく俺は ”名前だけ” 告げることにした。


「森山 颯太……お礼とかいらないから。じゃあ」


腕を半ば強引に振りほどいた俺は、そそくさと逃げるようにその場を後にした……倒れた男子生徒の処理? そんなの知ったことか。俺は自己防衛をしたに過ぎないのだから、責を負う必要なんて微塵もないし俺が関わっていたと分かったても困るのはあいつらの方だ。ということでこの場を去ってもなんの問題もない。

だが、俺は気づいていなかった。この時犯した致命的なミスに……この ”泉” という女の恐ろしさに。

俺のモブ生活に新たな敵が現れたということに……



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