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ヤキモチ(双子)

・双子×主人公

・IF世界

双子(ライム)視点

・主人公はマフィアの本拠地に滞在中

・シーヴァが空気((

・甘い……?

「シーヴァのバーカ!!!」

「シーヴァのロリコーン!!!」

「「シーヴァなんか死んじゃえっ!!」」


「はうううぅ……痛っ!!

 ボス、暴力反対ですっっ!!!!!」

「ちょ、ちょっとライムとユウム、落ち着いて……!!」



 シーヴァの馬鹿!!シーヴァの変態!!!シーヴァのロリコンっ!!!!

 どうしてシーヴァが、おねーさんの膝を枕にして寝てるの!!?

 許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さないっっ!!!!

 シーヴァはこの組織に居なきゃ駄目だから殺さないけれど、でもでも許さない!!

 無理矢理おねーさんの膝から退かして、ぼっこぼこにする。

 おねーさんが止めたって無駄。後十発くらい殴らなきゃ許さないんだからっ!!!!



「「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿っ!!!!!!」」

「ひいっ!!?ア、アスカさん助け……あううっっ………」



 ……あ、気絶しちゃった。

 シーヴァってば、弱いよねー………天性の強運が無かったら、とっくに死んじゃってるよ。


 ―――――――さてと、邪魔者は暫く居なくなるし……おねーさんに問い詰めなきゃ。

 逃げられないように、両側から挟んで抱きしめて、ね?



「………それで、おねーさんはどうしてシーヴァなんかに膝枕してたの?」

「僕達には、膝枕なんてしたことないよね?どうして?どうしてなの?

 あ、もしかして無理矢理させられたの?」

「……ううん、私からしたの」


「「おねーさんから?」」



 どういうこと?ねえ、どういうことなの?

 まさか、おねーさんはロリコンなシーヴァが好きなの?

 僕達よりも、シーヴァが好き?


 ……嫌だ、嫌だ………嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌嫌嫌嫌嫌っっ!!!!



「いっ……痛い…!!!」

「「……………」」



 つい、力みすぎちゃった…

 おねーさんの身体は小さくて細いから、気を付けなきゃ……付けなきゃ、なのに………


 止まらない。

 今、おねーさんを離したら、シーヴァの所へ行ってしまうかもしれないから……離したくない。嫌だ。



「ねえ、どうしておねーさんから膝枕したの?」

「答えてくれるまで離さないよ?」

「それは……」


「言えないこと?」

「まさか、おねーさん………シーヴァが好きなの?」

「「答えてよ、ねえ!!!」」




「………その…シーヴァは、熱があるの」

「「熱?」」



 ……熱?

 今、シーヴァが熱って言ったの?



「朝からフラフラで、さっき気になったから声かけたんだけど……

 振り返る前に倒れたから、起きるまでそっとしておいたの」



 ………そういえば、さっきのシーヴァはちょっと熱かった気がしてた。

 てっきり殴りすぎたからだと思ってたけど、原因はこれだったんだ……。



「……病気なら、仕方がない…」

「仕方がない、仕方がない……」

「分かってくれた?」



 まあ、ちょっとだけ……ちょっとだけ許す。

 気付けなかった僕達も悪いし。

 …………だからって、おねーさんの膝枕を体験した罪は大きいけどね?



「分かったから、僕達にも膝枕して?」

「枕!!枕っ!!おねーさんの膝枕!!!」

「え、あ……っと…」



 抱きしめるのを止めて、おねーさんの膝に頭を乗せる。

 シーヴァの後っていうのを除けば、とっっても幸せだよ!!!

 それにしても、おねーさんの膝は小っちゃくて……僕達二人だとちょっと狭いよね。

 けれど、僕達は互いを殺したいとは思わないよ?

 いつもいつもどんな時だって、僕達は共有してきたから。

 ご飯だってお仕事だって、ずっとずっとずーっと二人で一緒。

 これからも、僕達は離れない。


 だから好きな人―――――おねーさんも、二人で愛するつもり。



「好きだよ、おねーさんっ!!!」

「好き!!おねーさん大好き!!」



 僕達はまだ子供だけど、これからもっともっと大きくなって……

 大好きなおねーさんに相応しい男になってみせる!!

 ………それまでの間、おねーさんに近づこうとする奴等は皆やっつけるよ。

 僕達、まだ子供だからヤキモチ妬いちゃうんだ。

 おねーさんが僕達以外に笑顔を見せたり、触れさせたりしたら……許さない。


 でも、おねーさんなら…この感情……受け取ってくれるよね!!!!

 大好きだよ、おねーさんっ!!!

 ずっとずっとずっと、おねーさんが大好き!!!!




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