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サミダレ  作者: ryohei
1/1

赤い糸には白さが必要

ありえない。

ありえない、ありえない、ありえない。

筆箱が、ない!

机にも、当然、下駄箱にも、ない!

一時限目まであと三分。

僕を見捨てるかのように。

社会だ、あの高津が怒らない訳がない!?

ダメだ。もう、時間がない。

諦めよう。


どうせ、見つからない。


      *


いじめが始まったのは、つい最近のことでは無かった。随分前から。

友達はいない。

あるのは風紀と生徒だけ。

誰も構ってはくれない。

誰も助けてはくれなかった。

ひたすらに、必死に声を出しても、その声は地上へは届かず、ただ、また帰ってくる。

なぜ。

なんで。

俺が。

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