私記 アリスⅠ
評価ポイントが100を超えたのを記念に書いてみました。
結弦の仲間達が物語の舞台裏で感じたことを日記形式で書いていこうかな~と思っています。
気に入っていただけたら幸いです。
==Side Alice==
== 〇月×日 晴 ロクシタン==
初めまして、アリスです。
ご主人様より、日々の出来事を書いておきなさいと言うことで今日から日記をつけることになりました。――私に出来るでしょうか?
とりあえず何を書こうかと少し迷いましたが、今日のところは少なくともご主人様のことしか頭にありません!
奴隷に落ちてからかれこれ三年、中々貰っていただける方が現れずに今日まで過ごしてきましたが、今日遂に私のご主人様となってくださる方が来てくださりました。
お名前がオオノ ユヅル様と言うのですが発音が難しかったのでしばらくはご主人様と呼ばせていただくことにしました。
実はお名前だけじゃなくて性格もちょっと風変わりなご主人様で、いきなり私に服や靴、櫛なんかを買い与えて下さいました。なんでも私は奴隷と言うより一人の旅の仲間と見られているそうで、初っ端から出鼻を挫かれてしまいました。――ちなみにこの日記帳も先ほど雑貨屋で買っていただいたものです。
特にこんな綺麗なお洋服は奴隷になる前ですら着ることが出来なかったので今日は一日中気持ちが高ぶって落ち着きませんでした。――ちょっと子供っぽかったかもしれませんが、ご主人様が笑ってくれたので今日の所は良しとします。
後は数年ぶりにマーテルおばさんと会うことができました。久しぶりに見たおばさんは前よりも恰幅が良くなっていたので、宿屋の経営は順調なんでしょうね。
それとせっかくなのでおばさんの夕食作りもお手伝いしました。初めて包丁を握りましたが指を切らないかずっとドキドキでした。
おばさんが言うには筋は良いらしいのでロクシタンにいる間はおばさんの元で修行しようと思います。――頑張って勉強していつかご主人様の胃袋を掴んで見せます!
ちなみに今日の献立は山菜と耳目鶏のシチューと山岳鱈の焼き物で、野菜を切ったりお魚さんの卸し方を教えてもらったりしました。
――っとここまでは綺麗なお洋服も頂けましたしご飯も美味しかったので私としては大満足だったんですが、この後に一つ悔しい思いもしました。
それはご主人様が私を求めて下さらなかったことです!
これでもそこそこお年頃な私としては素敵なご主人様に拾って頂けた手前、甘い夜を送りたいとちょっとは夢見がちに思っていたんです。それなのにご主人様ときたら『犯罪』だの『ロリコン』だの訳の分からないことを言ってお誘いを断ってきたんです!
私はいつでも準備OKだったのでちょっと悲しかったです。――私ってそんなに魅力ないでしょうか?
ただそれでも三年後には夜のお勤めもさせてくださるそうなので、その時は成長した私を見せつけてやります!
――っといけないいけない。話が逸れちゃいました。
え~と最後はぐだぐだになっちゃいましたけど、それでも今日から始まるご主人様との生活は楽しみで楽しみで胸が一杯です。お話を聞く限りだとこれから先、色々な街へ訪れるそうなのでご主人様の役に立てるように文武、それと女を磨いていきたいと思います!
アリス
次も節目で書いてみようと思うので(次はレンかな)
気に入ったら評価、ブックマークを頂けたら嬉しいです。




