第9話 お義父さんと戯れました!
誤字脱字やストーリーについて何かあったら、感想等で教えてくれるとありがたいです。
できるだけ返信と本文を直していきたいと思います。
俺は脱衣場で服を脱ぐが、その時見たお義父さんの体はとても傷だらけだった。
それがすごいことだって俺は知っている。
前世の俺は痛みから逃げて、いつも痛くない方に向かっていった。
痛いのは嫌いなんだ。でもこの体になってからはそうは思わなくなった。
シドナさんとの練習のとき怪我をする。
もちろん普通なことだ。でも何か実感が湧いてくるんだ。
逃げていない。って思えるようになってきて気が強くなってきている。
でもそんなのが甘えだと一瞬で分かるような体だった。
怪我をしていないところが見つからないほどだ。
俺がまじまじと体を見ていると、お義父さんが首を曲げて話しかけてきた。
「なんか俺の身体、変か?」
いや、どう見てもおかしいでしょ。生傷だらけの身体がおかしくないって言うやつはより頭がおかしいと思う。
「いや、傷がすごいなぁーって。無傷なところがないもん。」
「そーか?そこまで傷だらけじゃないだろ。まぁ食らった時は痛かったけどな。
とりあえず風呂だ風呂!いやー1週間ぶりの風呂だ!ひゃっほーい!」
何だか体と心が一致してないみたいだ。子供のような心を持ってる。だからみんなに好かれるのかな?
急いで服を脱いで風呂場にダッシュした。
中を見たら石鹸で遊んでる父親がいた。
「なんか新感覚だこれ!楽しい!おい!シャードもやれよ!」
スケートみたいにスルンと華麗に滑っていた。
声をかけようとした瞬間に頭からこけた。
「いっだぁぁぁぁー!このクソ!」
石鹸を投げようとしたら足にあった石鹸を踏んでまたコケた。
「とりあえずシャワー浴びません?」
石鹸を使って体を洗うが、隣から激臭がしてくる。
「あーーーっ!気持ちいーーわ!1週間ぶりぐらいだと全然爽快度が違うな!」
理由は1つ。 風呂に入っていなかったからだ。
「ウワッ!くっせ!」
とにかく離れようとほかの所に行くもお義父さんが着いてきて、鬼ごっこみたいになった。
でも鬼ごっこが出来るぐらいだから、やっぱり広いよな。でもすぐ捕まったんだけどな。
俺の方が先に終わり、風呂に浸かった。
後ろから来たお義父さんは水も滴るいい男の一言がすごい似合っていた。アレもでかかった。比べ物にならなかったよ。
暇だからお風呂で泳ぐと、着いてきた。
なんなの!ねぇ!子供なの!普通怒らない!?
でもこんな親の方が人生は楽しくなるよな。絶対に。
疲れて、座って浸かっていると、お義父さんから色々なことを聞かれた。
「シャード、お前シドナ困らせてないよな?」
「俺が困らせてる?逆だよ逆。逆に困ってるよ。だって、普通に飲み物を注ぐことだって出来ないんだよ?でもドジっていう所がまた可愛いよな。」
「それは分かるなぁー。シドナ、胸デカイし、ドジっ子だし。なんか守ってあげたくなるよな。」
まさか意見が同じになるなんで思わなかったわ。
「その意見に俺も賛成だな。何かしら支えてあげたくなるんだよな。」
「そうだよなぁー」
「なあー」
「勉強の方はどうなってんの?いい感じ?悪い?」
「シドナさんからは天才だ!天才だ!って騒がれてるけど普通だと思うんだよなぁ。魔法だって得意属性でも中級までしか出来ないし。ま、たまに上級もやって頑張ってるよ。でもなー基本魔法がなぁー、全部一応できるけど初級だし、中級はちょっとかじってるだけみたいな感じだし。普通だよ。」
「ほー。じゃあ剣技の方はどうなんだ?」
「まぁまぁだよ。シドナさん強すぎて自分が強くなってるのが分からないんだよな。1回でいいから同じくらいのやつと戦ってみたいよ。」
「じゃあ今度連れてくるな。期待して待ってろ。ちゃーんと強いやつ連れてくるから。その間にしっかり強くなるんだぞ!」
そろそろのぼせてきたから、水風呂に入ってサウナに行こうとすると、お義父さんが話しかけてきた。
「ちゃんとシドナを幸せにしてやるんだぞ?」
聞こえなかった振りをして、水風呂に向かった。
風呂場を後にして廊下に出て、自分の部屋に向かうと途中でシドナさんと出会った。
何故か、俺はシドナさんに誘われ、シドナさんの部屋に向かっていった。
シドナさんが部屋の扉を閉じると同時に重そうに口を開いた。
「シャード様。本日は大事な大事なお話があります、よーく聞いててください。」
ゴクリとつばを飲み込んで前かがみになる。
「な、何かあったんですか?」
「はい...実は、先生が新しくもう1人加わることになりました!では先生どうぞ!」
「ほっほっほ。よろしく頼むぞ。若造。
我の名前はマーリン。マーリン・クザスじゃ。
得意魔法は陰属性じゃ。これからもよろしくのう。」
よく事態を把握していない俺にシドナさんが説明してくれた。
この人はシドナさんの師匠であり、恩人なんだとか。小さい頃にシドナさんも俺と同じく捨てられていたのだとか。
その時に拾ってくれたのがこのおじいさん。マーリンだという。
シドナさんを育てるついでに魔法も教えると、物覚えが早く、俺の歳でもう上級をマスターしていたのだとか。
でも基本属性はからっきしやってなかったみたいだけど。
簡単な話。
新しい先生、しかも先生の先生&恩人が俺のために魔法を教えてくれるという。有難いことだ。
ちなみにあんなお爺さんぽかったけどまだ40歳後半だった。驚きを隠せなかったよ。うん。




