第7話 誕生日パーティーが終わりを告げました!
拙い部分やよくわからないことがあると思いますが、出来ればレビュー等で教えてください。なるべくなおします。
俺が降りようとした瞬間に人が押し寄せてきた。
それはそうだ。だって入場の時みたいになるはずだからな。それを考慮していなかった。どうしよう。降りる寸前で戻ったけどどうやってご飯食べよう。凄いおなかすいたんだけど。
「ギュルルルル。」
音がした方に目を向けるとそこには顔を赤くして俯いている可愛いシドナさんがいた。どうやらシドナさんもお腹がすいたみたいだ。じゃあこいつらをどうするか考えるか。
結果出た答えが強行突破だった。他に何も思いつかなかった。とりあえず飛んで走るか。
有言実行して走ってたら料理があるテーブルに着いた。追っ手が来ないなぁなんて思ってたらメイドさんたちが止めてくれていた。サンキュー!ほんとにありがたい!適当にお皿と飲み物を持って台座まで逃げた。
ちょっと休憩してよーし食べるかー。って思ったらシドナさんがすごい食べてて。あと少しぐらいしかなかった。え?俺の分は?
仕方なくもう1回取りに行こうとしたら別のメイドさんが料理を運んできてくれた。お皿を受け取り、椅子をシドナさんの目の前に動かして肉じゃがみたいなのを食べた。
俺は現世で今まで食べてきたものが粗悪品のように思えるぐらい美味しすぎた。いくら食べても飽きないくらい美味しかった。異世界に来れてよかった。
目の前には約10人前ぐらいあった料理が全て無くなっている。シドナさんってい案外爆食?よくそんなに食べてあんなスタイル保てるな。
「そんなに食べていいんですか?」
「今日はシャード様の誕生日パーティーですからね。いつもよりおなかいっぱい食べてもバチが当たらない気がするので。」
「明日、俺に泣きつかないでね?」
「大丈夫ですよ!明日は多分シャード様がこっちに泣きついてきますよ。」
「まぁ別にいいけど食べ過ぎてお腹壊さないようにね?」
「シャード様に言われなくてもわかってますよーだ。」
どうやらヤケ食いのようだ。こうなると止められないからスルーするのが1番。
メンバーたちは思い思いに楽しんでいた。
いろんな人と話したり、早食い勝負していたり、いつも出来ないことが実現出来るからみんながみんな幸せの顔をしている。自然と俺の顔も笑顔になっていく。こんなギルドを作ったお義父さんが誇らしく思える。
俺もやっぱりみんなと話したいから下に降りる。一緒にシドナさんも着いてきた。階段を降りるとさっきのような勢いがなくとても話しやすくなった。
とりあえず近くにいる人に話しかけてみた。
「こんばんわ。今日は俺の誕生日パーティーに来てくれてありがとう。君の名前を教えてくれないか?」
「あぁ。僕の名前はスカナ・ファーンだよ。みんなからはファンって呼ばれてるからファンって呼んでくれるとありがたいな。シャードさんはなんて言えばいいのかな?」
「俺の事はシャードでいいよ。別にさん付けしてもらうの慣れてないしなんかむず痒いんだ。ていうことでよろしくファン。」
「こちらこそよろしくだよ。シャード。ところでなんでこんな所にいるの?君は今日の主役じゃないか?」
「いや、お義父さんが作ったこのギルドをどんな感じか知りたくてね。どんな感じなんだい?このクラウンギルゴウスっていうギルドは?」
「正直いってここに入ってよかったって思ってるよ。みんな優しいし、上下関係もほぼないし、みんなと平等に話せるからありがたいよ。」
「へー。そんな感じなのか。でも上下関係ないのはありがたいな俺もそういうの嫌いだし。あと教えて欲しいのが冒険者のランクについて教えて欲しいんだけどいい?ずっと篭もりっぱなしだからさ。外からの情報が届いてこないんだ。」
「そんなことなら全然いいよ。冒険者ランクっていうのは全世界で共通していてHランクからSランクまであるんだけどね。最初は魔力石と教官との実践で決まるんだ。」
「どっちも1番だったらランクはどうなるんだ?」
「でもどっちもトップの成績でもランクはBまでしか上がらないようになってる。理由はAランクから先はクエストを受けた量とその難易度によって上がれるか上がれないかが変わってくる。ほぼ低ランクのものばっかりやってても自分の戦闘経験なんて上がるわけないし、高難易度をクリアしたことがあるけどクエストの数が少ないと上がれない。」
「そのAランクってのはこの世界に何人ぐらいいるんだ?」
「Aランクは結構少なくて確か5万人ぐらいしかいないんだ。その代わりB以下が100万人超えてるからAランクになれるのは極小数なんだ。」
「じゃあその上のSランクはどうなるんだ?
もう100人ぐらいじゃないのか?」
「実は100人もいないんだ。今Sランクに居る人は15人。でもその全てのSランカーは自分のギルドを作ってこの世界の縄張り争いしてる。実はシャードのお義父さもSランクの人なんだ。でも大体のギルドは入団試験があってそれに落ちると入れないんだ。だけどこのクラウンギルゴウスはそんな試験もなくて、みんな入れるから、今となっては四天王と呼ばれるぐらいになったんだよ。」
「やっぱり俺のお義父さんってすごい人だったんだな。俺はSランカーの親を持っているって言うことか。すごい親を持ったもんだな。でもファンはどのランクなんだ?」
「僕はまだ駆け出しだからEランクだよ。でも数が少ない白魔道士だからみんなからは可愛がられてるんだ。たまに誰かと組む時もあるよ。そうしないと勝てないクエストとかあるから。」
「俺も今度受けてみようかなー。冒険者登録って何歳からできるの?」
「正式には12歳なんだけどシャードなら10歳くらいでも行けるんじゃない?」
俺は近くにいてずっと暇そうにこっちを見てたシドナさんに言った。
「俺!12歳になったら冒険者登録するね!というわけでこれからも稽古よろしくお願いします!シドナさんはランクは何ですか?」
「私ですか?私は一応Aランクってなってます。ていうかここのメイドさんになるにはランクBの上位以内より上にないとダメなんですよ。だから言葉には気をつけましょうね?シャードさん?」
メイドさんそんなに強いの?ビックリだよ!
もう逆らわないようにしとこ。
ファンと話していたら他にも人が来て、気づいたら三、四人並んでたりしていた。
時刻は夜の11時を回っていたので大体の人は帰ってしまった。あんなに窮屈に見えたロビーがまた広くなって帰ってきた。
俺は最後にファンにお礼を言って屋敷の中に戻った。




