第6話 8歳になりました!
誤字脱字、他にも気になることがありましたら教えてくれるとありがたいです。
「さぁ!シャード様!行きますよ!」
気合いが篭もった声でシドナさんが言った。
勢いよく扉が開かれ目を開けられないぐらいの光が飛び込んできた。
鼓膜が破れそうなくらいの歓声と拍手を聴きながら俺とシドナさんはロビーの中心にある台座まで向かっていった。
しかし問題なのがその台座まで行くことだった。クラウンギルゴウスのギルドメンバー達は好戦的なのか分からないが物凄く俺に近寄ってくる。柵が一応にもあるはずなのに、それを無視して俺のところに飛び込んでくる。
俺とシドナさんがびっくりしまくっている中、メイドさんたちが無表情で相手を押し返している。
あれ?メイドさんってあんなに強かったっけ?攻め側の方も体つき凄いゴツイのによく止められるな。
でもみんな俺の事を一目でも見ようとしてるのがわかる。後ろの方で巨人族の肩に乗って双眼鏡みたいなの使ってるのもいるし。こんなことを考えてても横からゴブリンたったり獣人だったり魔法使いだったりが飛び込んでくる。
あっ。今誰か投げられた。おー、遠くの方まで飛んで行ったな。
メイドさんとメンバーたちの攻防がある中俺達はレッドカーペットを歩いている。たまに手を振りながら。みんなの頭の中には俺が隠し子としか見られていない。
俺のお義父さんが育てて、みんなに秘密にしてきたんだから普通の反応だよな。俺だって逆の立場だったら見てみたいってなるもん。
でも今となってはこの大きなギルドをたった1代で創り上げて、なおかつ四天王とも呼ばれるようにもなったぐらいだからな。みんな興味あるよな。
それにしても今回の誕生日パーティーはいつもより綺麗だなぁー。シャンデリアとか使ってるしな。
そんなこんながあってやっとの思いで台座まで移動できた。メイドさんたちちょっと息あげてるけど。
俺とシドナさんは椅子に座り、ちょっとした自己紹介をする。
これがものすごい緊張するのだ。今まで誕生日パーティーは少人数でやってきたけど、クラウンギルゴウスのギルドメンバーほぼ全員が来たのだ。千人単位なのだ。なんかしゃべり方おかしいのだ。
実はこの台座には拡声器のようなものがあり遠くにまでだ。風を使って音の振動を遠くまで運んでるのだという。
「どうも!皆さんこんばんh...」
ただ挨拶しただけなのに色んなところから大声が聞こえすぎて耳が痛いし、奥の方まで声が届かない。とりあえず収まるまで待とう。
10分後...
やっと収まった。長すぎでしょって思うぐらい長かった。いやほんとに、緊張してたから余計に長く感じたかもしれないけどな。
「皆さん。とりあえず僕の話を聞いてくれますか?聞く気がないなら自己紹介辞めますけど。」
こういうとみんな静かになった。トップになった気分だ。
「とりあえず自己紹介です。僕の名前はシャード・ギルタです。みんなご存知の通り俺はこのクラウンギルゴウスのギルドマスターの隠し子であり、息子です。しかし、まだ父親にはあったことがありません。俺が生まれて8年が経ちますが一度も会えていません。ひどい父親でしょう?勝手に拾ってきてはあとはメイドにパス。でも俺はそんな父親が好きです。この人数をまとめて、指揮して、自分の力が必要になったら迷わず戦いに行く。責任感の塊のような人ですから。まぁメイドさんから聞いた話だからよくは知らないんですけど。」
みんな俺の話を聞きながら頷いてくれたりして有難い。でもみんな他のところにも注目している。
それはテーブルクロスが引かれた丸テーブルの上にある料理だ。俺もレッドカーペット歩いてる時匂いがしたんだけど、とても美味しそうな匂いをしていた。俺も食いたいから早めに終わらそうと思うが、一つだけ言いたいことがある。
「みんな、料理を食べたいと思ってるだろうけど最後に一つ言わさせてくれ。俺は!このクラウンギルゴウスの2代目当主となって!この世界のギルドの1位を目指す!だから俺が当主になったらこれからもよろしくな!」
周囲がざわめいた。そりゃそうだいきなりこんな話されたら誰でも混乱するだろうな。
でも大半の奴らが子供の戯れ言のようにしか受け取ってなくて悲しい。後で見返してやる。
シドナさんは俺の付き添い人みたいな感じだから自己紹介も何もなしだけど何かあった時のために一緒にいることになっている。
お腹も空いたしそろそろ食べるか。あ、そうか。俺が言わないと食べられない感じか。
「とりあえずみんなお腹すいてると思うので、いただきます!」
やっとご飯だー。お腹空いたー。俺はみんなとおしゃべりとかしたいから下に降りてみんなとコミュニケーションをとる。
この時までは下に降りたらどうなるかを知らなかった。




