第3話
会話文中心
「なんだ、ここ..」
「あ!! いやぁ待ってましたよ
琥珀さんと光夜さん!」
「誰ですか、名前何で
知ってるんですか、
待ってたって何ですか」
「まぁ、落ち着いてよ!
僕は遊理
ここに来る者の案内人です」
「訳がわからん」
「ほら、光夜さんが読んだ本
あの世界ですよ」
「ベルフェアだっけ」
「えぇ、それです」
「で、どうして私達が?」
「何となくなんですよ
ここの世界、気分屋
なんですよね」
「じゃあ偶然って事?」
「うーん、偶然もありますが
強い運命性を感じるのも
ありますかね?」
「ふーん、俺と琥珀の
運命性ねぇ..うん。」
「どうしたの光夜」
「納得した」
「えぇ!?」
「それは良かったです!
さて、じゃあ行きますか」
「え、どこに?」
「始めの線ですよ、
スタートライン」
「何が始まるんだ?」
「脱出劇ですよ、
ここから脱出するには
劇を演じる必要があります
演じるって言っても
台本は定まってない
ですけどね」
「じゃあどうすんだ?」
「台本はあなた方。
脱出の鍵は出会うべき
人がくれますよ」
「何か面倒ね」
「まぁまぁ、
環境は良いですから、ね?」
「よくわかんないけど
まぁ、帰りたいしやるか」
「頼もしいです、
さてここが始まりの場所
ギルドですよ!」
「どんなRPGだ」
「劇は全くRPGじゃ
無いので安心して下さい」
「そ、そうなのか」
「さて僕はここで御別れです
またすぐに会いますがね!
はい、軍資金です」
「何、金いるの?」
「大して使いませんから
心配しなくて大丈夫です」
「そうなんだ..」
「そこがスタートライン
越えたら主人公です
じゃ、また!」
..何だか面倒な事に
なってきた気がする