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小春とイマジネーション

社会の中、揺れて、揺れて 末端の末端の末端、嫌でも

誰にだって頭を下げる

教室の中、群れて、群れて 真っ当に真っ当を真っ当、儚い

昨日の友は今日は敵


窓際の席で黒板を見つめる姿 "いじめ"は欠かせない事だから

授業を受けるのと同じ事 あって当たり前でしょ?

・・・ねぇ、先生・・・


コハルは透明になれた 僕は何故か憧れてたんだ


隅に慣れ、ホームルームの予鈴 出席簿にあるはずの名前

先生、嫌な顔してませんか? 面倒な事件起こしてごめんね

社会はさ、学校はさ 細すぎる糸で結ばれた人間関係

私の小指から伝う赤い糸って


コハルは透明になれた 僕は赤が血じゃない事を祈る


くだらないなぁ、この人間関係 吐き気がする奴と今更ね

"楽しい事がいつかあるから"って、"いつか"って何?

もう嫌になってんだよ 今、屋上、手摺りの向こう

世界の終わりと新世界 そこで君を包み込むのは、風

黒髪を揺らす、揺らす 無性に寂しさと虚しさがする

だから、屋上には一度行け その生死の狭間の高台からは

"命の意味"が見えるという

"自殺"って死なない事をいう 死ぬ奴は絶望と出逢えて無いね


コハルは透明になれた 僕は死ぬタイプの人間だ

コハルは色を取り戻す 僕は風と共に吹かれたよ

コハル、"自殺"って怖いね 人間関係なんかよりも怖いね


"命の意味"がわかるなんて 生きてる意味がなくなりそう

だけど、"生きる意味"って奴がまた改めて見えるんだね

コハル、それを見たら死ねよ

コハル、それが命の終わりだよ




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