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夕方と夜空、アコーディオンと廃墟の街

1番街の酒屋を右に曲がって 温い路地裏を駆け抜けていく

5時のチャイムに駆り出されて 栄光の鐘を鳴らすまで


二ついた喜びは今傍らを忘れて 毎晩知らない誰かを想って寝る

粉々になった砂時計、三分は死 通せん坊した悲しみは360°


夕方、時計台の下 アコーディオンを持った少年

同級生が投げ付けた石 足元に転がってる


博覧会のチラシを強く握って 汗は流れ星みたく、キラキラ

"故郷に残したい唄がある"と心臓に刻み込んだ想い


夜空、カシオペアの照明 平和を願った少年

超新星が見守る頃 時計台の下で息絶えた夢


みんな僕を嫌ってたけど 僕はみんなを嫌ってないよ

いつも一人は寂しかったけど いつも皆の為に歌ってたよ


1番街の酒屋を右に曲がって 温い路地裏を駆け抜けていく

その正面に立つ、時計台 5時のチャイム、君が歌った唄


アコーディオンと罪悪感 同級生は震えて聞いてるよ

アコーディオンと劣等感 同級生は怯えて生きてるよ

アコーディオンが残した唄 故郷に残った、優しい唄

アコーディオンが歌った唄 少年、君が歌った唄

少年が皆を想った唄



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