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錆びた車輪を捨てて

頬を濡らして落ちる涙が語る事 悲しみは忘れない

古びた玉手箱にしまっておこう

腕を切りつけて滴る赤が語る事 憎しみは忘れない

純白な心を汚していこう


錆びた車輪が運んでくれない

腐った俺の生命を……。

小さな彼女の生命を……。


あぁ、偽物の太陽が光る頃 騙されては首絞めて

救われては息をする


日々を殺して佇む君が語る事 寂しさは無くならない

偽りの宝石箱にしまっておこう


カビた手紙が知らせてくれない

狂った俺の明日を……。

小さな彼女の明日を……。


あぁ、偽物の星空が光る頃 嘲笑われては死を語り

繋がる日には朝を願う


玉手箱にしまった悲しみ 宝石箱にしまった憎しみ

貴方が死んでしまう、その時に全ての宝箱は開かれるのです

嫌な世界でも、とりあえず 嫌な日々でも、とりあえず

錆びた車輪が回らないなら 走り出すよ、小さな彼女は

走り出すよ、狂った俺も


あぁ、偽物の生命が光る頃 自殺を願っては朝を見た

刃物を持ち歩いて今日を見た

あぁ、偽物の太陽が光る頃 騙されては首絞めて

救われては息をする


あぁ、悲しみは忘れないで

あぁ、憎しみは忘れないで




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