敬愛なる殺人鬼の唄
見透かして見付けられなかった 『幸せ』と『絶望』履き違えて
待っていた奈落の底では『希望』を捨てて、リサイクル
いつからだろう 社会を上手に歩く靴を得たのは
いつからだろう 反抗の意を捨て頭を下げたのは
『時代』に崩された純粋さ 場所を得て、心は捨てた
明らかな事件を起こせる殺人鬼
あぁ、時代を切り付ける刃物に僕は憧れていたんだ
双眼鏡覗く、十年後の君よりも 顕微鏡がいい、万華鏡がいい
今を解明する意思と生命の美 最愛なる君になら殺されていい
いつからだろう 満天の星空が嘲笑う夜
いつからだろう 無表情の君が不敵に笑ったのは
『時代』に殺された純粋さ 遺書を書いてネオンを見下ろす
スクランブル交差点、大画面
ニュース速報でニヤつく奴 僕は奴に勇気を貰ったんだ
『殺人』とは、犯罪なのですが、その革命自体は時代を切り裂く
大切な、一つの生命は守るが 大切な、一つの事件は起こして
ナイフを握った夜 殺人鬼に憧れてたんだ
殺人を望んでいたわけじゃない ただ、革命を起こしたいんだよ
僕は殺人鬼、君は殺人鬼 時代くらい殺していいだろ?
僕は殺人鬼、君は殺人鬼 世代に縛られてうんざりだろ
僕は殺人鬼、君は殺人鬼 閉じ込められた枠から外れろ
僕は殺人鬼、君は殺人鬼 時代を殺したい、犯罪者だ