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小説批評論エッセイ

【批評論】自作品を評価する二つの軸

作者: はまさん
掲載日:2026/09/02

 創作の闇落ちさんが今日も今日とて「バカな読者どもめー」「我が作品を認めない世界めー」と怨嗟を吐いている。

 ボクはそんなに自己評価が高いなら、それで構わないじゃん、と思うのだが。


 あれは理想と現実とのギャップが酷すぎて、自分で受け止められなくなっているんだろうなあ、とも察する。

 理想とは、欲しい評価。そして現実とは、実際にもらった評価。

 ボクなんかは、あんまり他人の評価を欲しがっていないから、そこのギャップで闇落ちする気持ちがあまり分からない。

 というか闇落ちさん、評価を一元的に考え過ぎじゃなかろうか。


 ボクは小説の評価をx軸とy軸のグラフで考える。x軸は自己評価、y軸は他者からの評価。

 課題がクリア出来た。完成度の高い作品になった。これで自己評価は高まる。

 他者からの評価は、PV数が増えたとか、レビューを貰ったとか。見える数字で分かる。


 試しにxとyを各十点満点として、自作に点数を付けてみよう。

 だがこのxとyは合計しない。かけ算で総合点を出す。つまり「xかけるy」がその作品の点数。だからどちらかが低ければ、総合点は低くなる。


 自己評価は高くても、他人からの評価が低ければ、どこか感性がおかしくなっている。

 自己評価は低いのに、他人からは高得点をつけられたら。どこか自分の知らない分野があるということ。


 そうやって自他のズレを是正してゆく。これが「作風を磨く」ということじゃなかろうか。

 この自他のズレ。つまりは「やりたいことと、できることとは違う」ということでもある。

 自分がやりたいことと、他人から求められること。この両者のベン図が重なり合う場所に、自分の「個性」がある。

 夢を叶えるとは、そういうものだ。


 それを「自分がやりたい」だけを優先するなら、好きに誹謗中傷をやっても良いのかという話になるし。

 かと言って「他人が求める」自分だけでは、やがて嫌気がさしてしまう。

 「自分」とはね、個人で成り立つものではない。大勢の他者との関わり合いの中で生じるもの。


 というわけで今日もボクは

 自分ではよく出来てたのに、評価が低いー! とか。

 イマイチだったけど、えいやと投稿したら受けてる。なぜだ。

 と悩むのよね。これこれ、これこそ真なる創作の苦悩(とガチに頭を抱える)

 読者さんあっての小説です。ええ。

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