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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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パニック関連

女の子は大切に

作者: よぎそーと
掲載日:2023/08/03

 頭を掴んで壁に叩きつけていく。

 何度も、何度も。

 壁にぶつけられた顔面からは血が流れている。

 鼻も折れてるのだろう。

「いい気味だ」

 加害者は心の底からそう思った。



 罵倒と暴言を吐き続ける女だった。

 何が気にくわないのか、小学校に入学してからずっとそうだった。

 クラス替えで別になるなら良かったのだが、それもない。

 どういうわけか六年間ずっと同じ教室だった。



 いい加減、我慢も限界だった。

 意味もなく突っかかられて良い気分はしない。

 それを周りの者は止めもしない。



 腹が立って殴った事があるが、そうすると被害者の少年の方がしかられた。

「女の子になにするの!」

 特に母親が狂気をふりかざして叫んだ。

 ヒステリーを起こしたともいう。

「女の子は大切にしなきゃ駄目でしょ!」

 根拠不明の戯言までほざく始末。

 このご時世に堂々と男女差別である。



 さすがにおかしいと被害者の少年は思った。

 同時に、自分の母親である目の前の鬼婆が敵だと理解した。



 周りのガキも同じだ。

 暴言を吐かれてる被害者である少年をかばう事もなく。

 反撃した途端に殴りかかり、蹴り飛ばしてきた。

 それらも同じ事をほざいていた。

「女に何してんだ!」

 男女差別が大好きなクズは鬼婆だけではなかった。



 そんな事があって、被害者は行動に出た。

 既に気持ちは固まってる。

 あとはいつ動くかだけだった。



 まず、家に帰ってから、鬼婆を殺した。

 包丁を手にして刺せば良い。

 驚く顔をする鬼婆がむかついた。

「被害者ヅラすんな」

 むかついたので、顔面を殴り飛ばした。

 何度も、何度も。

 ただ刺し殺すだけでは気分が晴れない。



 毒親を片付けたら、あとは夜を待った。

 帰ってくる父親を待つために。

 通報されたら面倒だ。

 まとめて処分しておく事にした。



 それから加害者の女のところに向かった。

 夜中で寝静まってくれてたのがありがたい。

 侵入して親を殺してから加害者本人を叩きのめした。

 口から漏れる悲鳴が心地よい。

 気が済むまで殴りつけていった。

 顔面を壁にぶつけるのもその一つだ。



 ひとしきり事をやりたい事をやってから、最後の仕上げにかかる。

 生きたまま包丁で体を切り刻む。

 痛がるのを見ていると溜飲が下がる。



 これまでの六年間の恨み。

 それが少しずつ消えていく。

 完全に無くなる事はないが。



 ただ、どうしても分からなかった。

 なぜこのブスは喧嘩を売ってきたのか?

 一番の謎が解決されないままとなる。

 だが、それでも良かった。



 加害者が消える。

 二度と被害は増えない。

 それだけで良かった。

 原因も理由も、分からなくても良い。

 問題が消えるならば。



「大切に、大切にしてやるからな」

 言いながら切り刻む。

 大切という言葉通りに。



 大切。

 大いに切る。

 不思議な言葉だ。

 物騒極まりない言葉なのに、なぜか「丁寧に扱う」という意味で使われるのだから。



 だが、少年は思う。

 日本では、人を傷つける大切が丁寧に扱うという意味になるのだろうと。

 でなければ、加害者のブスがかばわれるわけがない。

 人を甚振り傷つける事が大事であるなら、反撃した被害者が貶されるのは当然のこと。



 そんな世の中では、大いに切るという大切という言葉が丁寧に扱うという意味になる。

 考えてみれば当たり前か、と少年は納得した。



 ならばこそだ。

 こうして親とブスとブスの家族を殺した。

 これだけ人をいたぶった少年は確実に保護されるだろう。

 でなければおかしい。

 暴力を尊ぶ日本社会である。

 人を傷つけいたぶる事の究極である殺害。

 それを為した被害者である少年を尊ばないわけがない。



 致命傷を与えたところで、被害者の少年はブスの家を出る。

 死体は放置したが問題はないはずだった。

 親は急所を刺して一撃で殺した。

 いたぶって殺した加害者のブスは、手足を縛り上げてる。

 それに、体の何カ所も刺し貫いた。

 即死はしなくても、いずれ死ぬ。

 それまでの間に通報される可能性はあったが。

 だが、時間は稼げるはずだった。



 その間に他の連中も始末しなくてはならない。

 反撃した被害者を甚振ったクズ共。

 それらも許すつもりはない。

 あと、加害者ブスの友達だった女ども。

 そのどれもが被害者の敵だった。



 これらを始末する。

 出来ればこの夜の間に。

 朝になれば事が露見するかもしれない。

 そうなる前に処分しなくてはならない。

 時間が無かった。



 出来るだけ急いで少年は夜を駆け巡る。

 クズ共の家を巡り、処分をしていく。

 太陽が昇ってくるまでにはどうにか処分が出来た。



 あとは学校に向かうだけ。

 そこに、加害者ブスをかばい続けた女教師がいる。

 いつも「女の子は大切にしなさい!」と叫んでいた。

 そんな女教師も大切にしなくてはならない。

 女なのだから。



 朝の学校で女教師を待つ。

 出勤してきたのを見つけて襲いかかる。

 包丁を突き刺して大切にしていく。

 一カ所だけではない。

 何カ所も何回も刺していく。

 大きく切り裂いていく。



 大切に、大切に。

 その言葉通り、多くの者が大切にされた。



 それなのに被害者である少年は大切にされなかった。

 これだけ多くの人間を大切にしたのにだ。

 今まで大切にされてきた加害者ブスや周りのクズ、鬼婆と女教師は大切にされたのに。

「なんでだよ」

 ふてくされてしまっても仕方がないだろう。



 被害者の少年は、その後も多くの人間を大切にしていった。

 生きのびるために。

 一向に大切にせず大切にしてくる世の中だ。

 ならば自分もと被害者は他の多くの者を大切にしていく。

 人を大切にする社会の中で。

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以前、こちらのコメント欄で、俺の書いた話を話題にしてくれてたので、覗いてみると良いかも

http://mokotyama.sblo.jp/

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