32話 土壇場
その男 頭は良いわけではないが 何かを利用することにかけては剣の才より秀でていた
人 物 立場 嘘 どれにしてもだ
自身にできないことは他に任せればいい 頼ればいい
今度はそうしよう こう使ってみよう 使えると知れば新たな使い方を閃く
彼の自慢は剛腕からの大剣による一撃
彼自身は気づいていないが
重心を利用することにかけて 彼は天賦の才を秘めていた
片や5歳児の祈りから生まれた城壁のように堅牢で強固な琥珀色の守護の奇跡。
片や攻城兵器級の超大型の連接棍だ。
頭部には岩など容易く抉ってしまう一本一本が凶器となる水晶のような鱗が剣山のように立っている。
人間の大人ですら数人を丸呑みにできてしまえそうなほどの巨体に任せた圧倒的物量で風圧と砂ぼこり巻き起こし、真上へと上がった頭が時計回りにグルンと勢いをつけ光の壁へとぶちかましたのだ。
そんな狂気じみた質量の悪魔の攻撃を受けてしまえば・・・どうなるかなどわかりきっているではないか。
白髪の少女の発動した『守護の奇跡』にスパイク状に水晶のように立った紫鱗が衝突して、抉れて、埋もれてしまったのだ。
なんとも酷く、悲惨な結果となってしまった。
どんなに大地を揺るがすような力と重量で押し込もうが、どんなに悪魔めいた凶器をぶつけようが、一寸のズレすら許さない琥珀色に輝く分厚い光の壁。
石でできた壁に向かって拳で殴ると痛いであろう。今が正にそれだ。
己の力に過信して小さな得物相手に自信満々に振るった暴力が権化がぶつかればどうなるか・・・など。
ぎゅぁああぁアアAああaaaっっっ!!??????
琥珀色に輝く光の壁にドロドロと濁った血しぶきが吹き当たる。まるで潮吹きではあるが、鯨のように優雅な物ではない。
水晶のように突き立った魔蛇の鱗が、光の壁にぶつかった衝撃で皮膚に埋もれて突き刺さってしまったのだ。
削岩機のように岩など容易く砕いてしまうような武器が自身の身体に食い込むのだから想像を絶する痛みであろう。
肝心の光の壁にはヒビ1つも入らないのだから、魔蛇にとっては不相応すぎる結果となってしまった。
「よくやった・・・!!」
当初の作戦に戻ったように決死の覚悟で囮、今に至っては身代わりとなろうとした普段は冷静な仲間がヘタレたように剣を落としかける姿を見て剣士は奇妙な安心を抱く。
お前でもそりゃそうなるわ、と。
これは良い土産話となるだろう・・・帰れたとしたらだが。
だが、これは一時凌ぎに過ぎない。
風使いは光の壁の内側でぬしちゃんの手当てを始め出した。この戦況下の中で治療を優先するのだとしたら・・・相当の深手なのだろう。嫌な予想が過るが、頭を横に振り思考を振り払う。
弓使いは後方の離れにいる命の恩人へと走り始めた。光の壁を自身よりも遠方に発動させた少女の力には驚くが、肝心の自身が無防備すぎであり、回り込まれでもしたら最悪だ。
運ぶなり連れていくなり、白髪の少女の守護は弓使いに任せるしかないとして。
だが、魔蛇の様子がおかしい。
地に体を擦りつけ、冠の一部が食い込んだ皮膚を慰めていた魔蛇が今度は尾で光の壁へと叩きつけ始めたのだ。
まあ、確かに尾で叩きつける方が自身のダメージはほとんど無いのだろうが、その頭ですら敵わない城塞に通用するとは思えない。
何故、回り込まない?
尾で攻撃をしている内に弓使いが咲ちゃんの下へと辿り着いてしまったではないか。だが未だに壁の破壊を試みる魔蛇は何を狙っているか・・・。
まさかとは思うが。
「あいつ、ビビってんのか・・・?」
剣士はふと、走っていた足を止めた。僅かではあるが考える時間があると気づけたからだ。
何に、というより、誰に恐れているか。
魔蛇に傷を負わせたであろう人物は3人。
1人は風使いの魔法を利用した落石のような投石。鱗の隙間に石を食い込ませた彼女は光の壁の内にいる。
1人は咲ちゃんの光の壁による見るからに手痛い反撃だ。だが、その気になれば光の壁の範囲外から回り込める位置にいる。
無粋な発想ではあるが・・・狙うとしたら、枠外にいる小さな女の子を狙うはずだろう。
であれば・・・。
「ぬしを狙ってんのかあのクソ蛇っ・・・!」
どうやら、水晶や岩が皮膚に食い込むよりも正体も効果も不明の闇の爆発には及ばないらしい。だから馬鹿な真似であろうと壁の破壊を試みているのでは、と。
それもそうだ。数撃貰えば問答無用でおねんねするのだから、それは厄介だろう。崩れた岩石の下敷きとなっている末路を見れば、眠った後にどうこうすることもできよう。
剣士は今両手のそれぞれに持っている剣を見つめた。
左手には大蛇を刺し貫いたあと力任せに引っこ抜いた血と油にまみれた鞘のなくなった剣。
右手には何度も大蛇を真っ二つにしてきた鈍い輝きを残している大剣。片手だけでも持って振るうくらいの握力と筋力はあるが・・・。
剣士は左手に持っていた剣を適当に放り投げ、大剣を両手に構えた。
白髪の少女、咲ちゃんの力。その代表として『守護の奇跡』がもたらす恩恵。
それは戦況を維持。
これは身を守る盾ではなく黒髪の少女を除いて両者の行動を制限する役割を持っているだけで、打開策その物ではない。
ただ一人、可能とする少女は今は動けない・・・いや。
「やるっきゃ、ねぇ・・・!」
そんなことは関係が無い。力があろうと無かろうと子供を前に出した時点で大問題なのだ。だから意地でも後ろに下がらせてはいたが、ダメだった。
コトッ ガサッ
魔蛇の尾による衝撃か・・・恐らく風圧だろう。やけに軽い物が地を引きずって剣士の近くへと飛んでくる物が見えた。
それは、引っかけが千切れ、無残にもボロボロとなってしまった・・・ぬしちゃんのカバンだ。避けた隙間から粉々になった茶色のお菓子、ボロボロの紙切れとなった紙細工を見るに魔蛇の尾にでもぶつかって相打ちとなったのだろう。でなければ、紙が裂けるわけがないのだ。
リーダーである自身の招いたであろう今の惨劇を表しているようで、後悔から眼を反らそうとしたが・・・あり得ない物がカバンの隙間からはみ出していた。
「は、っはは・・・!」
つい、笑ってしまった。こんな時に自分は何を笑っているのか。
それは可笑しいからだ。己に課せられた運命と末路を垣間見たようで、笑えてくるのだ。
「持ってくんなって言ったのによ、あいつ・・・本当に馬鹿だ・・・」
勝手に倉庫から持ち出した後に取り上げて、テーブルに置いた・・・だけの物だ。
その後また勝手に持ち出したのだろう。言う事を聞かないのも、これの持つ呪いのせいだろうか?それはないか。
おかげで、閃いた。今よりまあ・・・マシな打開策。根性論にも等しい酷いものだが。
剣士が散乱しかけたカバンに近寄り手に取ったのは・・・動物の骨で作られたクリーム色の笛。
サイズはホイッスルのように小さいが衝撃が原因でヒビが入っておりあと少しで壊れてしまいそうだ。
剣士は自身の口に、羊寄せの笛が当て・・・一気に息を吹き込んだ。
ピュロロロロロロロロロロッ!!
音色、などと色を付けるのも憚られるなんともヘンテコな音だ。剣士の力任せに吹いた肺活量に負け、笛は鳴り切ったと同時にパラパラと砕けてしまいその場に放り投げた剣士は駆けだした。
亡き父の嫌な思い出。それでも手放したくなかった家族の繋がり。
親父・・・俺もすぐ逝くからあの世から見届けてろっ!
声の無い心の叫びを胸の内に鳴らし、痕を追う様に剣士は仲間から遠ざかり始めた。
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ピュロロロロロロロロロロッ!!
耳をつんざくような音が辺りへ響き渡る。笛のようにも聞こえるが、いったい誰が?
だが、魔蛇が突然時間が止まったかと疑う程にピタリと動きを止めたのだ。
「え、何・・・!?」
光の壁の内側で薬草を幼い子供へと貼りつけていた風使いが疑問符をあげる。弓使いと咲ちゃんも同じだ。
魔蛇の大きな頭が大きく振り向いた先を辿れば彼らとは逆方向へと走る赤い鎧の男がいた。
「さきぃ!!魔法を解け!!俺が引き付けるっ!!!」
笛の次は静かになった剣士のでかくうるさい声が良く通った。解くとは何を馬鹿な・・・そう考えたのも一瞬だ。
紫鱗の魔蛇が手綱でも引いてるかのように剣士へと引き寄せられていく。笛のような音に思い当たる節があるが、どうにかする策でも思いついたのだろうか。
魔蛇の影で隠れる直前に剣士は大剣を片手持ちにし、左手でこちらへと人差し指を立て指してきた。
後はお前らでどうにかしろ。してくれ、だろうか。そんな合図だ。
「死ぬつもりかっ!?」
それしかないだろう。弓使いが負うはずだった役目を剣士が行う事になってしまった。
「おにいさんしんじゃうの・・・?」
音の効果か魔力かは定かではないが、魔蛇の興味は完全にこちら側には失せており剣士の言う通りにしても構わないだろう。
身体がかけっこをした後のように疲れる感触に襲われる前に、咲ちゃんは魔法の解除をするが・・・気持ちが落ち着かない。
「・・・今の内に抜け道を」
「だめだよ!おにいさんをたすけないといけないの!」
「それではお前達が・・・!」
幼い少女のわがままに弓使いの顔が険しい物へと変わる。リーダーは身を挺して魔蛇を引き付けているつもりであり、倒すために出向いたわけではない。
でなければ・・・たった1人で離れるわけがないのだ。
「トンガリ!行ってっ!」
今度は黒髪の少女の介抱をしている風使いからだ。
「お前まで・・・!」
「わかってるわよ!こんなことになっちゃったことも!あいつの言ってる責任も!」
魔力を大く使い、頭に怪我をし、その手をぬしちゃんの血で汚しながら薬草を当てた後に自身は見るからに苦々しい緑色の薬品の1つを飲み干して『癒しの奇跡』を発動させ始める。
顔だけを弓使いへと向けて、彼女は言った。
「それでも、やっぱり・・・、誰かが死ななきゃいけないなんて嫌なのよ!!」
今言わなければと弓使いへ顔を向け、涙目になりながら懇願。心ある者であれば、誰だってそうだ。
「おにいさんといっしょにたたかえば、きっとたおせるの!」
「それは・・・約束ができん」
剣士と弓使いの2人がもし・・・やられた時はどうなるかが、わかっていない。
そのはずだと、弓使いの頭の中にある現実を見据えた思考が残ってしまう。最悪よりマシな選択が今なら選べるのだ。
「咲も、ぬしちゃんとたたかったら、おけがしなかっだがもしれないもん!!いっしょにたたがったらきっど、つよいの!!」
・・・。
青き装備に身を包んだ男の左手に弓を持ち始めた。これから大声を出すかもしれないから、マスクは必要ない。矢の数は・・・あと爪を含めて10本だ。
理ではなく情で、弓使いは動いた。
逃げ道の見当が付かない以上、剣士がやられてしまえば結局振り出しに戻るしかない。それなら仲間で力を合わせて戦おう。
そう都合の良い解釈を頭に言い聞かせて、矢を番え始める。
「サキ、何度もすまない。お前の力で2人を守ってくれるか?」
「うん・・・!ぬしちゃんどおねえさんを、まもる!」
大泣きを始めそうなほどに嫌で嫌で怖いはずの5歳の子供に頼む事では無いが、それしかない。この少女にしか頼めない。
「あのクソ蛇、やってきちゃって!!絶対!!」
「ああ、わかっている!」
弓使いは大回りに遠ざかっている魔蛇へと追いかけ始める。
勝てるかどうか?
そんな理屈など、今の彼の心には少女の涙で綺麗に流されてしまっていた。
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魔蛇は血の滴った巨大な頭を相手を見据えたまま背後へと持ち上げ、長い尾による薙ぎ払いが剣士に襲い掛かる。何度も振り払われたがために落ちた岩の残骸はほとんどないため流れ弾に当たることはないだろう。
「ぐっ!?」
だが、剣士は大剣の重心を寝かせ、転がる事で攻撃を回避する。
強靭でしなやかな鱗から放たれるその鞭は板金や金具で守られた体が信用できない程の威力を持っているだろう。
なにせ・・・間合いの差が反則的だ。
近寄ろうにも尾が邪魔。下手に近づいて冠の餌食となれば、人の大小関わらず肉片になりかねない。
水晶の食い込んだ頭部の右側が痛々しいが、まだ数が多い。傷口を狙うのは危険だろう。
狙うならところどころ石が食い込んだり剥がれた鱗の見える胴体か尾となるが・・・それにしても、太い。筋肉の塊ではないか。
「あーこいつ相手にしてたら、片手鍋に見えてくら」
それとも包丁だろうか?そう言いたげに剣士は手に持つ大剣に向かって冗談を放つ。大蛇を断ち切った幅の広いはずの大剣がずいぶんと小ぢんまりとしてしまった。
小ぢんまりと、見えているだけだ。
・・・紙で作った武器で戦うとしたら、この大剣よりも脅威となりえる力が込められたとしても戦えるだろうか。
「おい!!何をボサっとしている!次に備えろ!!」
魔蛇の頭部を目掛けて木製の矢が飛来し、魔蛇の右頬付近、水晶が逆抉りしている傷口へと矢じりが突き刺さる。
魔蛇は痛みからか一瞬目を大きくさせるが、剣士から目を反らすような気配はない。
「なんでお前がこっち来やがった!?意味ねぇだろうがっ!!」
魔蛇から大きく離れた位置から魔蛇へと狙いを付けている弓使いの姿があった。
お前がいたからあいつらを任せたのに。囮になるつもりで最初に提案していたお前なら意味がわかると判断したのに。
「泣いた女には敵わん!こっちの方が早い!」
「は、はぁぁああ!?てめぇ説得されてんじゃねーよ!!」
感情をテーマにした問答を繰り広げるが、そこまで彼らは暇な境遇ではない。
「頭が来るぞ!!」
「なっ・・・!?」
魔蛇の姿を見れば大きく高く高く巨大な頭を縦に伸ばす。
まさか、振り子からのぶちかましか?。
「縦から来る!左に避けろっ!!」
「お、おう!?」
弓使いの助言の通りに大きく左へと剣士が走り出し・・・魔蛇は巨大なスパイクを使ったのしかかりをしてきたが回避に成功する。鎧が無ければ風圧だけでもよろけそうな一撃だ。
だが・・・弓使いの近く、左に避けた剣士は思い出した。
今の魔蛇の右頬辺りには・・・自身の水晶が埋もれて傷だらけである事を。
走り避けた勢いを助走とし、そのまま反転。大剣を大きく横に体ごと回転させる。
「うぉぉおお、らっっ!!」
埋もれた水晶の隙間から見える魔蛇の皮膚へと横薙ぎに切りつけた。
ギュァァアッ!?
深手では無いが、剣士は反撃に成功する。
魔蛇の動きを見透かす鷹のような目を持つ弓使いの助言が無ければ先ほどの一撃で終わっていただろう。
ただでさえ深刻なほどに突き刺さった水晶のような紫鱗のデコレーションと血のシロップに見事入刀だ。痛痒そうに魔蛇の頭が大きく震える。
「トンガリ、あいつの動作がわかんのか・・・!?」
「ああ・・・情けない理由だが、な!」
絶えず弓使いの追い打ちがその剣士の切りつけた傷口目掛けて放たれ矢じりが深々と刺さり、アザに針でも突き刺したかのような痛みにはその巨体であっても無視できないようだ。
砂利や土やらで汚してでも痒みを抑えたいのか、地に頭を擦りつけている姿は無様この上ない。
「あいつは頭でダメなら尾で払う。逆も同じだ!」
弓使いの話を聞き、剣士の思考がフル回転し始めた。
まず最初に思い浮かんだことは・・・
「それ早く言えや!!お前来なきゃ即死だったろーが!!」
「元気はでただろ?」
おかげ様で。
これは確かに怒りたくもなる。遠くで治療に専念しているであろう仲間の気持ちが大いに理解が及ぶほどに。
そのせいではないが、思い切りもついた。
「次は尾が来るんだな?」
「・・・確証はない、信じるのか?」
一度期待を裏切ってまでここに来た、自分を。
説明がなかったからと言えばそれまでだが、2人はそんな軟な縁ではない。
3度目の矢が魔蛇へと放たれるが、今度は巨大な頭を斜めに構え、水晶の冠に弾き返されてしまった。やはり、木製の矢では急所に当たったとしても致命的な決定打とはなりえないだろう。
「そりゃあお互い様だろ?俺が隙を作る、爪を用意しとけや!」
「・・・了解」
紫鱗の魔蛇が体制を整い始め、短い作戦会議が終わりを告げる。
剣士は魔蛇の眼前へと躍り出る。その巨大な尾で攻撃をしやすい位置へと。
「かかってこいやクソ蛇ぃ!!」
剣士は両手に力強く握りしめた大剣を構え始めるが・・・
「・・・!?何をしてる!!死ぬぞ!!」
木製ではない矢を番え始めた弓使いが絶叫とも言える叫びを上げる。
両手に掴んだ大剣を下から背後へと持っていくという剣を扱う者としては見栄えの悪い構えであり、遠目ではあるが弓使いには見覚えがあった。
「信じろっ!!!」
魔蛇の巨大な頭が剣士を見据えたまま背後へと持ち上がり始める。
剣士は魔蛇の動きへと合わせるように前方に少しずつ踏み込みながら大剣を振り子のように縦にブンブンと音が鳴るほどに速度を上げながらコマが転がるかのような軌道で振り回す。
握力、筋力、そして重量による重心を全力で活用した人間相手では素人でも容易く回避されるであろう荒技だ。いっそ粗技と言ってもいい。
では、来ると解っていれば? 獣であればどうか?
当の本人も分からない。これは彼の人生を捧げた重い賭け。
魔蛇の太く長い尾が、土俵に存在するもの全てを払うかのようにやってきた。
想定通りだ。
「ここだぁああああああっっ!!!!」
熱く滾る気合いを込めた轟音のような大声が響き渡る。
―荒ぶる風音、滾る汗、迫る猛進は闘牛の如し
幾度と大蛇の鮮血を浴び、赤く紅く染まった姿は鬼の如し
剛腕からの一閃、猛る怒声、仲間を想う人情は烈火の如し―
白髪の少女から教わった、赤き鎧を纏う男の全身全霊を込めた地から天へと昇る剛の一撃。
力、重量、速度だけを兼ね備えた荒技は・・・大蛇よりも巨大な魔蛇の胴と尾をも切り離したのだ。
いつも読んでくれてありがとうございます
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