嵐の前の前の静けさ
PVって着くと嬉しい!
感想書いてくれると飛び跳ねて喜んじゃう!
明後日はサバゲー!これから仕事(白目)
『南関東方面部』の面々は顔を合わせる。
薄暗い部屋の中、コの字に長机が並べられ、各々が席についている。重苦しい雰囲気を演出している風である。ボードには『部員捕獲計画』と書かれている。
部長と書かれた腕章を着け、真ん中に座る幼女が、手を前に組み、口を開いた。
「ふっふっふっ。とうとうこの時期がやってきた・・・。粋の良い鉄砲玉を集めるこの時期が・・・」
部長の横に座る、副部長の腕章を提げた紫髪の女性が口を開く。
「(可愛い。可愛すぎる。決まってるって、思ってるのかしら。)部長・・・。今年はバラマキとして、整備済みM4A1を6挺用意しております。」
「ふぁ!ふぁ!ふぁ!素晴らしい。先の福袋では苦汁を味わされたからな」
会計・書記の二重腕章をつけた眼鏡をかけた緑髪の女性が口を開く。
「まさか、買った6つ全部にどこぞのスポーツラインが入っているとは思いもせんかったなぁー。安物買いの銭失いとは正にこういうこっちゃなー」
こちらも副部長と教育と二重腕章をつけた赤髪の女性が口を開く。
「でもでも、あんなんでも㋑さんのパーツでちょっと弄ればマシになるんですよ!オマケでグリスの塗り替えまでやりましたし!」
緑髪が、苦笑いをし、髪掻きながら答える。
「ぜーんぶ、わてがやったんやけどなー」
「そーだけど、そーだけど。部分的に㋑が入ってる電動ガンを貰って嬉しくない訳が無いもん!」
赤髪は口を尖らせる。それに対して緑髪は。
「じゃあ、かおるちゃんメインで使うんかいな?」
そう言われた赤髪は、そっぽを向きながら答える。
「い、いや、メインで使うとなると89式があるし・・・」
緑髪はやれやれと言った様子で、幼女に目線を向ける。
「こりゃ、新人さん捕まらんかもしれへんで?部長さんも大変やなぁ。」
幼女は涙目になりながら。
「そ、そんなことないもん。たとえ、福袋の余りものでも欲しいって言う子はいるもん!ね!ね!いるよね!れなちゃん!」
副会長の紫髪が慈母の様な微笑みを幼女に向けて答える。
「(あ゛―まじ可愛ぇえ!ほんと、マジで緑髪GJだわ。いやマジほんともっとやれ。)はい。いますよ。ちゃんと鉄砲玉となってくれるような子が来てくれますよ。宮坂さんも、あんまり部長をいじめないで下さいな。」
気を直した幼女は、身を乗り出し紫髪に答える。
「だよね!だよね!そうと決まれば、開門と同時にアピールだね!今日の為にドイツ将校の服持ってきたんだからね!」
紫髪は笑みを崩さずに答える。
「はい、はい。後で、一緒に着替えましょうね。」
満面の笑みで幼女は。
「うん!お揃いの服に着替えようね!」
と、返すのだった。何も知らずに。純粋な瞳を紫髪に向けながら。
紫髪は全体に向き直り、口を開いた。
「さて・・・。他の皆様は各々、迷彩服等のサバゲーを意識した装備に着替えること。現在の時刻は0930。1000には開門です。ひよっ子共を取り逃がさず、生きて捕えなさい。」
「「サー!イエス!サー!」」
赤髪と緑髪は元気に答えるのだった。
南関東方面部の人物紹介。
・幼女
名前:相坂 麟
肩書:三年生 部長
特徴・性格
ピンク・ツインテール・泣き虫
・紫髪
名前:紫水 麗奈
肩書:三年生 副部長
特徴・性格
紫髪・ロング・お姉さん(慈母)
・赤髪
名前:丸山 郁
特徴・性格
短髪・赤毛・直球
・緑髪
宮坂 北華
眼鏡・緑のぼさ頭・丸眼鏡・関西人