『真っ白を前に』
『真っ白を前に、僕は』
真っ白な「進路表」の前で
僕はボールペンを握りしめたまま、動けずにいる。
子供のころになりたかった自分は、卒業文集に書き記した将来の夢は、何だっただろうか。
身長が伸びて、知識も増やしてきたけれど
自分がやりたいことも
自分が何になれるのかも
わからないまま、探さないまま、気が付いてこないまま
ふと顔をあげてみると、明日が今日へと置き換わる。
提出期限が頭をよぎる。
真っ白な「世界」のその前で
僕はずっと、立ち竦んでいる。
『真っ白を前に、僕は』
真っ白な「進路表」の前で
僕はボールペンを握りしめたまま、動けずにいる。
子供のころになりたかった自分は、卒業文集に書き記した将来の夢は、何だっただろうか。
身長が伸びて、知識も増やしてきたけれど
自分がやりたいことも
自分が何になれるのかも
わからないまま、探さないまま、気が付いてこないまま
ふと顔をあげてみると、明日が今日へと置き換わる。
提出期限が頭をよぎる。
真っ白な「世界」のその前で
僕はずっと、立ち竦んでいる。