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プロローグ

「功太ー、アンタまたお父さんの部屋のパソコン使ってるの?」

「うん!、だってパソコンじゃないと、これ見れないんだもん!」

下の階からの母の問に悪びれもなく即答しているのは幼き頃の俺である。

この頃の俺はとある動画に嵌まっていた。

それは、映画部の活動として十輪寺じゅうりんじ高校の生徒がホームページにあげていた短編映画作品であった。

「えーと、…これだ!」

―カチッカチッ―

マウスのダブルクリックによって表示された映画はその年の映画コンクール最優秀賞作品で、ヒーロー物のアクション映画だった。

高校生の作品とは思えないほどのCG技術により最優秀賞を獲ることを誰もが納得してしまう作品に加え、当時10才足らずだった幼い俺はかっこいいヒーローとそのCG技術によるド迫力のアクションによって、完全に魅了されたのだった。

まぁ、この年の男ってのはみんな、ウルトラマンや仮面ライダーのようなヒーローに憧れるものだ。

珍しくはない、そうだろ?

ただ、この頃の俺は何を血迷ったのかヒーローどころかこの作品の監督役だった十輪寺高校映画部…、いや、映画コンクール史上最優秀と言われた天才にも憧れてしまったんだ。

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