登場人物紹介 第一章編
※本記事は登場人物の簡単な紹介になります。
おさらい的な意味が強いので、本項は読まずに飛ばしても問題ありません。
※人物紹介の下に書いてある「戦闘技能」は、そのキャラクターがどれだけ戦闘に関する技を習得しているかという参考となります。レベルがあるものは最高でLv5となりますのでお間違え無いようにお願いします。
タクト
本名は角宮拓斗。15歳の元中学三年生。
ある日の下校中に見つけた魔方陣に好奇心から飛び込み、異世界にたどり着いたかと思ったら、いきなりの門前払い宣言を受けてそのまま異世界に一人で放り出されてしまった。
目的のためならばいくらでも試行錯誤を重ねる努力家で、それ故の負けん気の強さから何をしても上達が早い。
自分を拾ってくれたミリア夫妻に好感を覚えて、せめて二人にお礼はしたいと考え始めたその矢先、冒険者として活動を行うことになった。
旅の行商人であるゼックの誘いに乗り、幼い冒険者は一路西のレブルクを目指す。
〈戦闘技能〉
・剣術Lv1
・槍術Lv2
・精神力Lv1
ミリア
本名はミリア・メルター34歳。
アレグリア王国の城下町に住む主婦で、誰にでもわけ隔てなく接するやさしいおばさん。ひそかに冒険者のための宿屋を経営したいという夢を持っている。
王家に捨てられたタクトをはじめとして、何人もの捨てられた異世界人を見てきたことから良心が痛み、勢いに任せてタクトを保護。以降は本当の母親のようにタクトと接していた。
本人が承諾するならそのまま養子にしようと思っていたようだが、最終的には旅に出るタクトに激励を送った。
ライドウ
本名はライドウ・メルター。41歳。
ミリアの旦那さんにして、アレグリア一の技術と規模を持つ「ライドウ木工屋」の元締め。頑固な頭領として知られているが、身内や親しい人間には優しい一面を見せる。
ミリアと同じく、彼女が拾ってきたタクトに父親のように接していた。知らないうちに愛情を注いでいたらしく、タクトが旅に出るといった日の夜はベッドで男泣きしていたらしい。
挨拶もせずに外の世界へと飛び出していったタクトに最初は憤慨していたが、今はひそかに応援している。
ゼック
本名は「ゼック・バート」。38歳。
アーテミス大陸を中心に幅広く交易を続ける交易商の男性。人の潜在能力を看破するのが得意技と本人は言っており、実際にその目で見出して大成させた人物は数知れずらしい。
交易のためにアレグリア王国から発つため、腕の立ちそうな用心棒を探していたところ、タクトを見つけて引き入れる。彼の事情を聴いて深く同情したが、本人の持つ高い潜在能力を感じた途端「こいつは儲けものになる!」と考えて同情が吹っ飛んだとかなんとか。
〈戦闘技能〉
鈍器術Lv3
薬学Lv2
直感
ザクロ
本名は不明。20代後半と本人は言及している。
刀を携えた軽装の武者のようないでたちの、寡黙な青年。感情をあまり表に出さず、常にどことなく近寄りがたい雰囲気を出している。
ゼックの行商を護衛する形でタクトと出会う。