表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

残夢処理

作者: 小田秋雪

 広々とした黄金色の水田がさわさわと秋の風に揺れています。南天の太陽はずいぶんと柔らかくなった光で世界を照らしています。亜理朱は水田の中のまっすぐな道を自転車で走っています。亜理朱のこぐ自転車はピカピカとした水色です。ハンドルの前のかごには小さなポーチと四冊の本があります。二冊は小さな詩集、もう一冊は短編の説話を集めた児童書、もう一冊は北欧の写真集です。亜理朱はその道の終点にある図書館を目指して走っているのです。図書館の向こうには、麓からじわじわと色付き始めた山並が高々と待ち受けています。

 短くかたい亜理朱の髪は風にあおられ、すっかり後を向いています。ハンドルを掴む腕はみずみずしく日焼けしています。ひざ丈のジーンズをはいた足は一分でも早く図書館に着こうとし、足の指はビーズをあしらったサンダルをつかむように緊張しています。黒々としたアスファルトの上のはげかけた白線は、まっすぐに図書館へと通じています。


 図書館の駐輪場はがらんとして、無気力な影におおわれています。亜理朱の汗ばんだ体は、影を吹く風にふるえます。亜理朱は早歩きで、タイル敷きの広場にそびえる〈黒い人たち〉のオブジェをすり抜け、図書館の重い扉を押しあけます。

 人を寄せつけぬような冷気が高い天井の隅々にまで満ちています。正面に大人向けの閲覧室、左手に児童向けの閲覧室があり、右手には休憩のためのソファと自動販売機が並んでいます。

 亜理朱は児童閲覧室に入り、三冊の本を返却カウンターに置きました。無愛想でロボットのように無機質な司書さんは静かに手続きをします。不思議なほどに静かなのが司書さんたちの特徴なのです。

 亜理朱は棚の陰にもぐり込み、本を物色します。インクのにおう古い詩集と不思議な異国の町の人々の写真集、世界の神々についての本を選び、ぴったりと詰められた棚から引き抜きます。このとき、亜理朱の大好きな、ため息のような音がもれます。貸出カウンターに持って行き、利用者カードと本を差し出すと司書さんが無音で手続きをしてくれます。しかし、本につけられたバーコードを読み取るとき、どうしてもかん高い電子音が響き渡ります。このとき司書さんの顔にほんの少しの悔しさが、亜理朱には読み取れるような気がします。

 カードと本を受け取り、亜理朱は児童閲覧室を出ます。今度は大人向けの、ただの閲覧室に向かいます。ここに一度入ると、迷路のように視界を封じられ、果てしなく棚が並んでいるような錯覚を感じさせられます。亜理朱は広大なこの迷路を、後に手を組み、小脇に借りた本を抱えて散策します。そしてわかるような、わからないような文字の羅列を眺めます。とくに好んで練り歩くのは各国の文学の棚です。英米文学から始まり、ドイツ、フランス、イタリア、ロシア、北欧、南米、アジア、アフリカ。古典も近代も渾然一体としたその棚一つ一つが魅力にあふれています。棚におさめられた文言の数々、それの表すはるかな幻想や思想の数々が亜理朱に触れられるのを待ち受けています。

 文学の次に好んで散策するのは哲学や語学、民俗学です。しかしあまりにも抽象的なそれらの背表紙は、居丈高に亜理朱を見下ろします。そこで亜理朱はさらに胸を張り、大股にゆっくりとした動きで歩きます。

 一頻り歩いた後、亜理朱は入口の右にある休憩用のスペースで紅茶を飲みます。窓の向こうには黄金の水田が一面に広がっているのが見えます。風が気まぐれに重たげな黄金の海を波立たせ、一羽のとんびが窓を右から左へと横切っていきます。


 紅茶を飲みほした亜理朱は、休憩スペースの脇のロッカールームの、さらに奥にある階段を上ります。長く単調で、空しか見えない高い窓だけがちょっとしたアクセントになっています。一定のリズムを刻みながら亜理朱は上り続けます。そしてひたすら一段一段を数え続けます。今日もまた百十七段目で最上階に達し、目前には壊れた南京錠をぶら下げた大きな扉。

 亜理朱は体を押しつけ、がたんと勢いよく扉をあけます。暗い階段から飛び出した亜理朱に風が吹き付け、太陽は先ほどよりも山並に近づいています。空の色はいつの間にか水色からぼやけた青に変化しています。亜理朱は目をしばたたき二人を探します。背後では扉が騒々しく呻き声をたてます。


 彼らは黄金の水田を背にフェンスにもたれています。首を上向かせ太陽に正面を向き、まぶしげに眉をよせて目を閉じています。亜理朱はじっと彼らの白い肌を見つめ、歩み寄ります。二人の内どちらを亜理朱は眺めているのでしょう。カサネでしょうか、それともイナホでしょうか。彼らの日焼けすることのない肌は、日の光を受けてまさに月のように白々と亜理朱の目に射し込んで来ます。

 カサネは女の子ですが亜理朱の知っているどんな女の子とも違います。イナホは男の子ですが亜理朱の知っているどんな男の子とも違います。二人は双子で、二人はとてもよく似ていて、また同時に全く似ていません。外見はまさしく瓜二つ。どんなに慎重な人が見比べても、二人の間違い探しは難しい問題でしょう。しかし一度口を開くと、二人は全く似ていないということがわかるのです。

『やあ、アリス。』

 亜理朱は彼らの向かいに腰を下ろします。すると二人はほぼ同時に第一声を発して、微妙な和声を響かせます。亜理朱にとってはこれこそが二人の離れ難い魅力なのです。この声の為に亜理朱は毎週木曜日に図書館を目指し自転車を駆け、図書館を散策し、そして頃合いを見計らって屋上に上るのです。

「今日は少し遅かったね。あんまり長いことイナホといたせいで、ボクもどうやらうたた寝してしまったらしい。」

 カサネはよくイナホのことを眠り姫に喩えます。そして自分のことを眠り姫を起こそうとしない王子に例えます。彼がどんな所でもうたた寝してしまうことをからかっているのです。実際イナホは亜理朱がやって来た時の扉の音で目を覚ましたのか、目を擦っています。

 イナホは今にも眠りの世界にとろけてしまいそうな声で「その本貸して」と亜理朱の借りてきた写真集を手に取ります。二人はいつも亜理朱の借り出した本を読みたがります。自分で借りに行くことを提案しても『アリスのセンスを信じてるから』となかなか手放さないのです。こうして亜理朱は時間をかけずに目を通せる詩集や写真集などを二人の為に選ぶのです。

「ボクが見た夢を教えてあげようか。」

 雲の少ない空はじわじわと濁ってきているようです。イナホは写真集をのめり込むように眺めています。太陽の光を受けているはずの亜理朱の背中も次第に熱を失っていき、カサネは詩集をパラパラとめくりながら亜理朱に微笑み、話しかけます。

「夢にはアリスが出て来たよ。それでボクと二人で走っているんだ、森の中を。ボクたち二人で鬼ごっこをしていたんだ。そうして走って行くと、黒い石でできたお城があって、その主人である大柄な黒い甲冑の騎士がボクたちを晩餐に招いてもてなしてくれた。でもボクたちは途中で気付く、そいつがボクたちをなぶり殺しにしようとしていることに。それでその黒い城から逃げ出すんだ。ついでにまんまと騎士の愛馬を拝借してね。この愛馬は物凄く足が速くて力強くて、ボクたち二人を乗せてもまるで空を切るように走って行くんだ。黒い騎士は怒ってボクたちを追いかけるけど、全然追いつけない。

 そして今度は白い石でできたお城に出くわした。そこには真っ白な肌の美しい貴婦人が住んでいたんだ。白い肌に艶やかな黒い髪と瞳の、もうまさに淑女の中の淑女って感じの人。その赤い唇がうごめくだけで、もう何でも言うこと聞いてしまいたくなる位綺麗だったよ。でも彼女がボクたちを歓迎したのにも裏があった、騎士のようにね。

 主人と同様に美しい城にはあちこちにいろんな仕掛けがあって、訪問者を陥れて血を絞り取るんだ。実は貴婦人の美貌は若い娘の生き血を使って保たれているものなんだよ。でもボクたちはそこで協力し合って貴婦人に打ち勝つ。しかも彼女自ら仕掛けた罠に陥れてね。醜くもがき苦しむ彼女は可哀想だったけど、でも自分の罪の報いを受けたんだ。そしてボクたちは新たにその白い城の主になる。

 そこへ今度は黒い城の騎士がやって来た。そしたら何と騎士は勝手に城に忍び込んで仕掛けにはまって死んじゃった。こいつも罪の報いを受けたってわけ。それでボクたちは黒い城も手に入れてハッピーエンド。」

「グロテスクで痛快な夢だった」とカサネは白い歯を見せて笑います。亜理朱は首を傾げ尋ねます。

「ハッピーエンドのその後はどうなったと思う? 」

 カサネは今度は声をあげて笑います。

「ハッピーエンドのその後ねえ。じゃあ、ボクは黒い城、アリスは白い城を選んでその主人になって半月は別々に暮らす。そして一週間ずつ互いの城に一緒に暮らすんだ。そして二人で善良な領主として後世に語り継がれる。これなんてどう?

 それとも互いの城で哀れな餌食を待ち受ける黒い騎士と白い貴婦人になったりして。」

フフフとカサネは笑います。亜理朱も微笑み言います。

「あたしは二番目の案の方が魅力的だと思う。先代に負けない位の悪名を轟かせる方が気持ち良さそうじゃない? 」

「同感。」

 カサネと亜理朱は同じ調子でフフフと笑いました。

「僕だったら善良な領主として語り継がれたいな。悪名なんて不名誉だよ。それにいずれ断罪されるんだから。」

 どうやらイナホは写真集を眺めながらもカサネの話を聞いていたようです。視線は写真集に据えたまま先程よりしっかりした声で話します。しかしそれよりも力強い声でカサネは切り返します。

「善良なだけの人間なんていくらでもいるんだよ。語り継がれるったって精々二世代、三世代だろうよ、あんたなんて。だったら何百年も語り継がれる大悪党になりたいと思わない? 」

「別に僕は語り継がれたいとも思わないよ。語り継がれても忘れられても、どっちにしろその時には死んでるんだから。」

 そう言うとイナホは写真集をパンッと閉じ、寄り掛かっていたフェンスにすがりついて下を見下ろす体勢になります。つられるようにカサネもフェンス越しに下を覗き見ます。何か興味深いものでもあるのか、二人はじっと見下ろしています。

 しばらくすると二人は顔を見合わせ、視線で会話でもしているようです。そして二人は同時に亜理朱に向きなおり言います。

『アリス、人魚がいる。』

 何とも突拍子のない発言に、亜理朱は不思議な表情で身動ぎできなくなってしまいます。そしてカサネは身を乗り出し、三人の他に誰もいない屋上で声を潜めます。

「下の〈黒い人たち〉のところに今、人魚がいる。ここ最近日暮時になるとこの辺をうろうろしているのを見かけるんだ。どこから来てるのかはわからないけど。」

「カサネが人魚って名付けたんだけど、ただのあだ名だよ。ちゃんと二本の足でふらふら、うろうろしてるんだから。この前も下の〈黒い人たち〉の台座に座り込んでたんだ。しばらくしたらまたふらふらどっか行っちゃった。」

 カサネにつられたのかイナホもまた声を潜めて話します。当の人魚に聞こえるはずもないのに。

『アリスも見てごらん。』

 フェンスに手の平を押しつけ下を覗きこみます。冷たく強い風が建物の外壁を撫で上げるように亜理朱の顔に吹き付けます。見下ろせば〈黒い人たち〉が、人の形もおぼろげにただの金属の塊として煉瓦敷きの広場にめり込むように落ちています。

 しかしどこにも〈黒い人たち〉以外の人影は見当たりません。

『いなくなっちゃったね。』

「残念。アリスにも見てもらいたかったのに、あの人魚。」

「でもちょっと不気味だから見ない方が良かったかも。アリスが怖がってここに来なくなったらいやだもん。」

 悔しがるカサネとは対照的に、イナホは冷やかにフェンスの向こうを眺めます。

「いったいその人魚っていうのは誰なんだろう。」

 亜理朱に怖いもの見たさな気分が膨らんでいきます。しかし二人に尋ねても首をひねるばかり。

「じゃあ、アリスはどんな人だと思うの? 」

「そう言われても、あたしは見たことないから、想像できないよ。ところで、何で人魚なの? 」

 亜理朱がカサネにそう尋ねるとイナホが解説してくれます。

「アリスも人魚姫のお話、知ってるでしょう。人間の王子に恋をした人魚の姫が魔女に魚の尾鰭の代りに人間の足をつけてもらう。だけどその人間の足で歩くと、一歩一歩踏み出す度に足の裏がナイフを踏むように痛むんだ。

 それでも人魚姫の歩みは、王子やほかの人間の目にはこれ以上ないほど優雅な歩みに見え、人魚姫が踊れば会場の人間の全ての目を釘付けにするほど美しい踊りになる。」

「この辺をうろついてるボクたちの人魚は歩く度にバランスを崩して危なっかしいんだ。きっと足が悪いんだよ。一歩一歩踏み出す度に痛みを感じているんだ。おそらく人魚姫のように魚の尾鰭を人間の足にしてもらったのさ。

 ただし、人魚姫のように優雅で美しいとはとても言えないんだけど。頼んだ魔女が手を抜いたんだろうね。」

「ということは、その人魚は恋した相手を探し求めてこの辺をさまよってるわけ? こんな海から遠く離れたところで。」

『あ。』

「それとも人間の元へ去った愛娘を探し求めている人魚姫の母親なのかも。年で足が悪くなっちゃってるんだよ。」

 カサネは自分の思いつきに得意そうな笑顔で声を上げます。

「うーん、僕が思うにきっと人魚は海に戻るために魚の尾鰭を返してくれる魔法使いを探しているんだよ。海の魔女は人間の足をくれたけど、それじゃ海の魔女の元へは泳ぎつけないから。」

 イナホはカサネの仮説にもう一つの仮説をつきつけます。するとカサネもイナホの仮説に不満そうです。それでもイナホは自分の仮説に自信たっぷりのようで、全くの想像である仮説にはカサネも反論しづらいようです。

「きっと人間の恋人に嫌気が差したんだ。それで海に帰りたくなったんだよ。でも人間の足のままじゃ海の泡になってしまう。だから尾鰭を取り戻そうと魔法使いを探してさまよっているんだ。」

「人間の王子を殺せば海に帰れるって、人魚姫のお姉さんたちが言うんだから、魔法使いなんか探さなくったって人魚は海に帰れるはずだ。おかしいよ。」

 カサネは悪そうな笑顔でイナホの仮説に食いつきます。するとイナホは顔をしかめてしばし考えました。そして言います。

「きっと恋人を殺したくなかったんだよ。いくら嫌気が差したからってすぐ殺すわけないよ。

 あ、もしかしたらその恋人とは結婚もして幸せに暮らしたんだよ。だけど年をとって恋人が死んでしまった。それで海に帰りたくなったんだよ。」

「そんなのおかしいよ。人間より寿命の長い魚なんて。」

「魚じゃなくて人魚だもの、寿命なんかわからないよ。」


 バンッと勢いよく屋上の扉が開く音が響き、沈み始める太陽の明りの下に一人の女性が一歩を踏み出します。鈍く輝くピンヒールの甲高い音とともに仁王立ちする女性は、さらりと着こなした灰色のラップドレスの裾と腰元に結んだ共布のリボンを風にひらめかせます。胸には緩く結んだクラバット、豊かな栗色の髪は風を含み飾り気がないながらも華麗な雰囲気を醸し出しています。ゆっくりと大きめの印象的な唇と口元のほくろを歪ませ、彼女は笑いかけます。その笑顔は果たして三人に向けたものでしょうか、それとも熱心に女性を観察する亜理朱の視線を笑ったものなのでしょうか。

 コツコツと歩きづらそうなハイヒールをものともせず、彼女は亜理朱たちの目の前に太陽光を遮って立ちはだかります。

「君ら、この辺をうろついてる変な奴を見かけたことある? ふらふらバランスが取れない歩き方をしている奴なんだけど。」

 カサネもイナホも何の反応もできずに、ただただ彼女を見上げています。ひとり、亜理朱は思考を続け彼女の求めている答を出します。

「さっきまで〈黒い人たち〉のところにいましたよ。」

 この答に彼女は舌打ちをしました。

「もしかしたら、まだその辺にいればここから見えるかも。」

 亜理朱の提案に彼女も同意し、今度はイナホ、カサネ、亜理朱、女性の順で並びフェンス越しに目を凝らします。対象は下の広場ではなく、大きく眼前に広がる黄金の海やそれを区切る畦道です。

 視界を風に逆らって横切っていく鴉の他に、動物の姿は見えません。水田の先には家々の屋根が並んでいます。その向こうには少しずつ高層の建物が立ち、きついネオンを輝かせています。

「どうしてその人を探しているんですか? その人は一体誰なんですか?」

 亜理朱は女性に疑問をぶつけます。亜理朱を見下ろす彼女の瞳は髪の毛と同じ栗色です。

「人に頼まれてね、そいつを探してくれって。

 本当は守秘義務があるから言っちゃいけないんだけど、君には特別に教えてあげよう。ただし絶対に口外するなよ。」

 そう言う彼女自身、その守秘義務とやらを守るつもりが全くないということが亜理朱には分かるような気がします。それでも亜理朱は深く頷いて見せ、カサネとイナホは固く沈黙を守っています。

「あいつはね、この辺の山を所有している資産家の嫁で、まあ嫁姑とか旧家の伝統とかのストレスで酒に走って、アルコール中毒になってるんだ。なのに姑や夫が恥ずかしいとか何とか、大した知識があるわけでもないくせにすぐ直ると高を括って家に閉じ込めていたんだと。なのに酒が切れて暴れる嫁に手を焼いては、結局酒を与えるだけ与えて放っておいたんだ。案の定次第に症状が悪化して幻覚を見はじめ、家を飛び出しあちこちうろついては連れ戻される、この一年その繰り返し。でも今回は飛び出して一週間、これまでにない長さ見つかっていない。それで私のところに依頼が来た。

 依頼者は彼女の夫。依頼内容は彼女を連れ戻し、どこぞの病院にでも入れて世間の目から遠ざけること。

 なんでも彼女の見る幻覚には三年前に死産した双子の子供たちが出てくるらしい。その双子を探して彼女はあちこちをさまよっているらしいと依頼者は考えているよ。

 全く馬鹿馬鹿しい。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ