僕の日記2日目 YouTuber準備ちゅー
幼なじみの登場!
ペットから上半身を起こしながら椿元気かな?とか呑気なことを考えていると、インターホンがなった。
「はーい」
返事をしながらゴミと埃の間を歩く。
ドアを開けるとそこには、山本葵27歳が立っていた。
ザ・女の子って感じの子なのにこんな僕とも一緒にいてくれる優しいお姉さん(おばさんって言ったらしばかれたw)。
「何?」
「そんなウザそうにしなくてもいいじゃんw」
「いやほんとに何しに来たの?」
「優梛の母に頼まれて掃除しに来たの!」
「又面倒臭い事をしに来るもんだ」
「アンタが掃除しないからでしょ?」
「うぐっ、、、それを言ってはいけないよ、、葵ちゃん、、、」
「は?キモ」
「酷くない?」
「www」
「てか、早く家入れて」
「え?無理はよ帰れ」
「優梛酷い〜」
「知らん。帰れ」
葵を追い出そうとして体を触ると
「キャー変態〜」
と叫んだのだ
「は?ちょっ」
僕が慌ててると、お隣のおばちゃんが、
「大丈夫かい!?」
慌てて出てきた。
そこで僕と葵が立っていて、
「、、、あんたらほんと仲良いわね」
って笑いながら言って家の中に戻ったんだ。
「ねぇ?早く家に入れて?♡」
葵があざとく言ってきた
「それは男に使え!」
そう言いながら家に入れる
「ありがと♡」
ドアを閉めて、電気をつけると
「うわぁ!?埃だらけ、、、空気悪!優梛アンタこんな汚いとこで過ごしてたの?やばすぎでしょ」
「煩いな。掃除する気無いんだからしゃーないだろ」
「だからってアンタ仮にも女の子だよ!?」
「、、、」
ー3時間後ー
「や、やっと綺麗になった、、、」
「葵、ありがとう」
「ホントだよ!」
「なんか奢ろか?」
「優梛アンタお金あるの?」
「バイトしてるから一応あるよ」
「バイト?」
「あ〜話してなかったっけ?」
「聞いてないし!、、なんのバイト?」
「ライブハウスの物販」
「あ〜やってそう!」
「マジ?」
「うん」
「そういえば、さっきあざといのは男に使えって言ってたけど優梛に効果ない感じ?」
「は!?無いよ!何言ってんの?」
「え?なんか焦ってない?」
「焦ってない!!」
「ねぇ優梛」
「ん?」
「ベッド見ていい?」
「いいけど、何で?」
その僕の問いかけには答えずベッドの下で何かを探している葵を見て、もしかしてと思い
「葵が想像しているような本は無いよ」
「は?なんでよ?おかしいでしょ」
「逆になんであると思ったんだよw」
そう言うと何やら考え込む。、、次の瞬間
「スマホ見せて」
「え?」
「スマホ見せて!!絶対その中だ」
「、、、そんなことないよ?」
「何その間?」
問い詰めるように聞いてくる
「なな、プリンあるけど食べるか?」
話を逸らすべく話題を変えると
「え?食べる〜!!」
そう言ってプリンを食べる葵を見ながら
プリン買ってて良かったと思う僕なのだった。
「優梛ってさ昔YouTuberになるって言ってなかったっけ?」
「なりたいけど、こんな僕が良いのかな?」
椿との約束は守りたいけどまた否定されたら怖い、、、そんなことを考えてると
「推しみたいに誰かの逃げ場になりたいんでしょ」
葵が僕の背中を押してくれている
「うん、、、」
でも怖い
「なら始めなきゃ」
「、、、」
「ね?」
葵の優しい声が聞こえた。例え世間が貴方の敵になっても私が味方になるから。と言ってくれている気がした。
「分かった」
僕はYouTuberになると決心した。
◇
僕は今、電気屋さんに居る。
何をしてるかって?
1人寂しく配信機材を買っているんだ。
葵を誘ったんだよ?
そしたら、忙しいから無理だって。
だから、1人で来るしかないんだ。
お金は、バイト代。
バイト代だけで買えるわけないって?
バレたか〜しゃあないな〜。
最初に話したと思うけど僕の親戚は沢山いてね、その分お年玉なんかが多く貰えてね。それも機材を一括で払えるほどに、、、。
家に帰った僕は買ったものを確認していた。
買ったもの
・コンデンサーマイク 歌ってみたとかとったり歌枠したりするため
・ゲーミングPC 色々なことをするため
・ Windowsのノートパソコン 作詞作曲をするため
・外部カメラ VTuberになったら要るから
・オーディオインターフェーイス 音を調節したりするやつ
・キャプチャーボード ゲーム実況用
・ボカロ DTMをするため
etc.....
ー2時間後ー
「やっと出来た〜」
疲れた、、、
【おつかれ】
あ、言ってなかったけどもう1つの人格?が僕の中にはいる。それが優梛。
優梛は、虐めを受けて創った人格だ。そして優梛にも2つの人格(テンションって言った方が良いかな?)が、ある。その話は、僕自身もよく分かんないから、本人が話そうと思えた時に聞いてあげて。(僕は一体誰に言ってるんだ?)
、、、必要なことをしようかな。
僕は顔出しする気は無い。だから、自分の仮面を作らなくてはならない。
でも僕のキャラデザは、決まっている。
何故って?
中学の時、友達に僕のオリキャラ作ってって言ったら僕の理想の子を書いてくれたからだよ!
ちなみに 絵師様は、きさらぎ真白様だ
葵の容姿は、いつか描きますね