第7話:黒い霧・グレイブゲーム
私の都合で大幅カットします()
なんの変哲もない日常を過ごして3か月、時間の流れは以外に早くもう7月の後半だ。
今日から夏休み、宿題が大量に出ているぜ☆
夏休みは愛莉鈴と一緒に色んなところに行く予定があるので超特急で終らせていってるところだ。
俺が勉強している間、愛莉鈴の世話は妹に任せている。我が妹は昔からかなり不器用なところがあるが、頭の良い愛莉鈴ならなんとか対応してくれることだろう…
あれ?妹いらなくないか?
まぁ…目を離すと勉強の邪魔をしてくるかもだし、丁度いいかもしれないな。
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勉強を始めて3時間ほど経った、そろそろ疲れてきたので休憩にしようと思う。もう昼なので飯も作らなければならない。
そんなこんなでいつも通りリビングに降りてテレビをつけた。最近は料理中に気になる番組がやっていたりすることがあるので、誰もいない時はテレビをつけてラジオみたいに聴いているのだ。
いつもならスルーするのだが、テレビにはおかしな光景が映っていた。なんと俺達が通っている学校が謎の黒い霧に覆われているのだ。
全国的に放送されているらしく、ネットの反応を見ると皆困惑しているよう…
「いったいこれは何が起きているんだ?」
考えていると黒い霧から人の様なものが浮かんできた、かなり禍々しいオーラを放出しながらだ。
『我々魔族は人類に宣戦布告をする。これは我等の神が決めた決定事項である!我々と戦う度胸のある人間はかかってこい!』
とんでもない事が起きたぞ…俺に戦える力は無い、他の能力者がなんとかしてくれる事を願うしかないな。
そんな事を思っていると黒い霧の前に何人もの人が集まってきた。学校内で見たことがある面々ばかりだ、あそこにいるのは風紀委員だ。風紀委員は常に鍛えている人間が揃っており、能力を活かす為にさまざまな特訓をしている奴らだ。
風紀委員ってなんだろ(白目)
その横にいるのは生徒会だ。生徒会は頭脳系のメンバーでかためられており、魔法系の能力持ちが多かった印象だ。
最後に帰宅部、なんで帰宅部がいるんだろうな…
部長は筋肉が凄いのは見ればわかるが、他のメンバーはオタクしかいないやないかい!
戦えるのか?
俺がテレビを見ていると、スマホの通知がめっちゃ溜まっていた。みんな行くらしい。
【先輩達が戦ってるんだ、僕らも行かなきゃ!】
【吾の隠されし力を使う時がきたようだな…】
【ちょっと待ってくれ!トイレに行きたくなった】
【まだ化粧が終わってないんだけど〜?1時間遅れるわ~】
【今見てるアニメが終わったら行くから待ってくれ!】
【眠いのでベッド持っていっていいですか?】
【↑いいゾ~】
半数以上が遅刻確定だが、皆が行くなら俺も行かなければな。愛莉鈴は我が妹と一緒にいてもらおう、その方が安全だ。
突撃ーーー!大和魂を見せてやる!
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全速力で走って学校に着いた、他の皆も続々と集まってきている。先に来ていた先輩方はもう中に入っているらしい…
入り口のアチラコチラに吹っ飛ばされた者や埋まっている者、縛られている者がいた。
どれも人間とは程遠い見た目をしているので、コイツラが敵だということがよくわかった。
いつも通り能力を使い女となる…これにも慣れたものだな。男のままでは俺の力は一般人とほぼ変わらない、だが能力を使い女性となれば最低限戦える!
「駆逐してやる!一匹…残らず…!」
俺達は黒い霧に向かって走り出した。
まず先攻したのは車に乗る奴らだ。彼らの乗る車は特別製らしく、なんとロボットに変形できるらしい。
俺は見たことないけど…
次に俺を含めた魔術部隊?だ!俺の例の力は詠唱によって発動する魔法が異なるので慎重に詠唱しなければならない。
おっ、あそこに敵がいるじゃん
試しにさっき考えた詠唱してみるか。
《神なる炎よ・我が問いに答え・顕現せよ!》
すると手のひらに金色に輝いた炎が出現した。
この詠唱ではただ手元にあるだけか…
あ!忘れてた。
《エクスプロージョン!》
何故か俺の魔法はエクスプロージョンって言わないと発動しないのだ。誰だよこの設定作ったやつ…
金色の炎は俺の手を離れ、目の前にいた敵を灰が残らないレベルまで燃え尽くした。
残骸?みたいなやつが最後に消えた瞬間、魔法陣が多重に広がり大きな爆発が起きた。ナイス爆裂!
……頑丈な校舎に穴が空いたが、校長は許してくれるだろうか?
どんどん前に進んで行き、辿り着いたのは闘技場!
闘技場からはさっきよりも濃い霧になっている。
おそらくボス戦だろう、気合入れるぞー!
あれ?他の奴らはどこに行ったんだ?
まぁ…気にしないでおこう、俺は一人の方が戦いやすいんだ(ただボッチなだけ)
この闘技場はローマのコロッセオを意識して作られていて、校長のお気に入りだとさ…
素材はアダマンタイトでいて、そう簡単には壊れる建造物ではないらしい。結界系の能力者達が厳重に貼ったので外に魔法や瓦礫が飛ぶ事はないみたいだ。
闘技場の真ん中に向かうと、何人か来ていた。
生徒会長、風紀委員、帰宅部のメンバーだ。なんで生徒会は生徒会長しかいないんだ?
他は揃っているのに…………あ……アレは…!?
上を見ると3人の生徒が十字架に固定されていた。
「クソぉ…何故届かないんだ!」
「俺の筋肉が届かないだと…まだ鍛え足りてないのか?」
「委員長!俺たちの筋肉も駄目です!」
先輩方は捕まった仲間を救出しようとしているらしい。俺じゃ助けにならな…はっ!
「先輩方、俺なら助けれるかもしれませんよ?」
「それは本当かね!ぜひやってくれ!」
詠唱破棄!《開放》
光に包まれ十字架が消滅し、捕まっていた先輩方が開放された。こんな簡単に助けれるっておかしくないか?
何か裏が………?
『ハーッハッハ!よくぞ辿り着いたな勇者たちよ!我は邪神グレイブ、このゲームの支配者なるぞ!』
テンションの高い禍々しい雰囲気を放つ変なオジサンが現れた!背中には6つの黒い羽が生えており、王様が座るような玉座に座って降りてきた。
玉座いらなくね?
『これより人類と魔族のバトルロイヤルを開始する!勝てば我々は元の世界に帰ろう…ん?』
邪神は俺を見て首を傾げた、何なんだろ?
「あの~俺になんか用ですか?」
『その顔…その声…そのオーラ、捨てたはずの女神の体を何故?融合したような雰囲気を感じるのじゃが…』
邪神は何かを考えると現実逃避をするように宣言した。
『予定変更じゃ!世界を賭けた戦い、グレイブゲームを開始する!魔族共は帰れ帰れ』
魔族達はゲートの中にどんどん帰って行った。
最初の宣言は何だったんだよ!
グレイブゲームって…まるでセ●ゲームだな…
俺達の戦いがこれから始まる!
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「まだ邪神の封印準備はできないの!?」
「それより見てください…これ…」
「どうしたのミリー……え?アイツ、ついに遊び始めたか!皆急いで!」
天使たちは間に合うのか?
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(一方その頃)
「うーん…パパ、どこに行ったんだろ?学校かな?」
一人の幼女が動き出していた!
いきなり始まった人類対邪神!勝つのはどちらか?
最初から最後まで適当な物語は終盤戦(´゜д゜`)