第3話:娘との休日・料理・みんな大好きハンバーグ
脳死で見たほうが楽しめる(´・ω・`)
雀がチュンチュンと鳴き、いつも通りの穏やかな朝を迎えた。時刻は午前7時、愛莉鈴はまだスヤスヤと寝息をたてて寝ている。学校は昨日の騒ぎのせいで1週間休校となったそうだ…なんでだよ!
それと同時に今日は愛莉鈴との約束の日であった。一日中ママになるという約束だ、俺は能力を発動し女性形態となった。
高身長でスタイルが良く、銀髪の美しい髪をした俺はさっそく着替える事にした。女性形態なのに男性用の服を着てるなんておかしいからな、ちゃんと着替えるよ。
ちなみに俺の服は母と妹が選んでくれたのだ、俺は自分に似合う女性用服は分からんからな。こういうのは女性に聞くのが一番だと思ったんだ。
今日は朝から両親と妹は出掛けるらしい、両親はどちらも早番で急いで行かないと駄目らしかった。妹は友達と約束をしていたようで、朝飯を食ったらさっさと出掛けて行った。ということで今日は俺と愛莉鈴しか家にいないのだ!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
午前中は朝飯を食って、愛莉鈴と遊んでいた。
ス●ブラとかマ●カをして娘と楽しくゲームをしたのだ。子供にゲームをさせすぎると脳に影響する可能性があるので1時間半でやめさせたが、結構楽しんでくれたようで嬉しい。
娘の笑顔を見るのが今の俺の幸せだ。前までは小説や漫画を読んだり、アニメを見たりして生活するのが俺の幸せだった。でも今は大事な娘、愛莉鈴がいる。俺は娘を最後まで幸せにするのだ!
…………ところで愛莉鈴よ?ナゼ俺の胸を揉むんだい?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ねぇママ〜?今日の昼ごはんはな〜に〜?」
「うーん、どうしよっか?冷蔵庫とか見てくるね!」
俺はソファーから立ち上がり、キッチンに向かった。さて、今日は何を作ろうかね。ん?これは…
棚の奥の所にスキレットが3つ見えた、これを使って何か作るか!えぇっと…材料は確か…
準備を整えたのでさっそく調理開始だ。
今日は簡単に作れるバターコーンペッパーライスを作ろうと思う、この前ネットで調べたら子供が好きなご飯として紹介されてたからだ。
うちの娘にはアレルギーがないので安心して作れる。
そして俺は料理を作り始めた。
まず、パセリをみじん切りにしときます。切ったパセリは別の小さい皿に入れておく。
中火でスキレットを熱したらバターコーン用の有塩バターを入れて溶かし、コーンの水煮、黒胡椒を入れ全体に味が馴染むように炒めたら一度取り出す。
これは一旦別のお皿に入れておこう、後で使うからな…
同じスキレットを中火で熱し、ペパーポーク用の有塩バターをひき、さっき用意した豚こま切れ肉を入れ。胡椒と塩を少々ふったら火が通るまでしっかりと炒める。
豚こま切れ肉をスキレットの周りに寄せ、真ん中にごはん、さっき炒めたバターコーンをのせて火から下ろし、トッピング用の有塩バターとパセリを散らしたら最後に醤油をまわしかけたら完成!
これは愛莉鈴用なので、次は俺の分だ。
子供にはできたてはまだ熱いので、先に作ったのだ。さっきと同じ手順でもう1個作り、俺の分が完成した。
「ママ~?できた~?」
「うん、できたよ。テーブルに箸を並べてくれるかな?」
「は~い!」
愛莉鈴に箸を並べてもらい、作った物をテーブルへと運んだ。少し味見をしたけど、まぁまぁ良さそうだった。あとは愛莉鈴の口に合うかどうか…
「「いただきます!」」
俺と愛莉鈴はバタペパライスを口に運んだ。
肝心の味はというと…?
「ママ~!これ美味しいね!」
「そうだね、美味しいねぇ。また作ってあげようか?」
「うん!」
愛莉鈴が喜んでくれて俺は嬉しいよ。でも大丈夫だったのかな。あまり在庫が無かったバターを使ってしまったけど、母さん怒らないよな……?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
昼飯を食い終わった俺たちは家中の掃除を始めた。
母さんに頼まれたのだ、暇なら家中の掃除をしろと…
愛莉鈴には俺が掃除機をかけた所を雑巾がけするように頼んだ。今は椅子に座り、動画を見て待っている。
待ってる間は暇だからねぇ、適当に動画を見せてれば子供は大人しくなるはず!(偏見)
なんやかんやあって掃除が終わった、時刻は午後15時。
まだ夕飯の時間には早いな、どうしようかな?
「愛莉鈴、まだ夕食まで余裕があるけどどうする?」
「じゃあ…膝枕して!」
「良いよ、でも変な事はしないでね…?」
「な、なんの事かな〜?ただ寝たいだけなんだけどな~?
「目が泳いでるぞ、目が。」
偶に行動がアレでも大事な俺の娘だ、限度はあるけど膝枕程度なら変な事はしないだろう。多分ね。
愛莉鈴は少し疲れたのか、スヤスヤと寝始めた。
膝枕をしたは良いものの、これだとしばらく動けないな。
スマホはテーブルの上に置きっぱなしだからゲームもできないし、本は2階の部屋から持ってきてないので読むこともできない。テレビのリモコンはスマホの横に置いてある。う~ん…俺も寝るか!夕食を作る時間までに起きれば問題ないはずさ!
そして俺は目を閉じて寝始めた……………
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
俺が起きた時にはもう親父と母が帰ってきていた。
今日は早番だったらしいので、17時…俺が起きる30分前に帰ってきてたみたいだ。
ちなみに妹から友達の家に泊まると昼に連絡があった。
昔は俺によく甘えてきて可愛かったんだけどなぁ…
最近は冷たくなっちゃって(涙)
ん?なんか胸に違和感があるな…吸われてるような気もする。なんだと思い下を見ると愛莉鈴が俺の服の中に頭を突っ込み、チューチュー吸っていた。
コイツ、いつからこんな状態なんだ?
両親に聞くと帰ってきた時にはもうすでにこんな感じだったらしい…いつまで吸ってんねん!
「おい、愛莉鈴。そろそろやめてくれないか?ムズムズして気持ち悪いんだ…」
「む?ぱはぁ…ママもう起きたの?もう少しこうしてたかったなぁ~」
「もう赤ん坊じゃないんだからやめなさい!」
なんとか胸に吸い付いた愛莉鈴を引き剥がす事ができた。なんか、めっちゃべっとりしてるなぁ。風呂に入らないと…
「俺はこれから風呂に入るから…母さん、もう風呂湧いてるよね?」
「はいはい、湧いてるよ。」
「ありがとう、母さん。じゃ、風呂に入るか愛莉鈴!」
「うん!」
風呂でも俺の胸に吸い付こうと愛莉鈴は狙っていたが、なんとか阻止した。寝る前は男に戻らないとな、俺の貞操が危ない!!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
風呂から上がった俺はキッチンへと向かった。夕食を作る為だ、今日はハンバーグを作ろうと思っていた。
母さんには事前に米を炊いてもらっている、味噌汁は俺たちが風呂に入ってる間に作り終えたらしい。
母さんの作るダラミの味噌汁は俺の好物だ、やったね!
愛莉鈴は洗面所で手を洗っている、今回作るハンバーグは子供と一緒に作る物だからね。愛莉鈴にも協力してもらわないと…今は午後の6時、7時には完成すれば上出来かな。調理の準備をしていると、愛莉鈴が戻ってきた。さぁて…始めますかね。
「じゃあ、まずは箸を並べてきてくれる?それとハンバーグを入れる皿を4枚出してくれ。」
「は~い!ママ〜」
愛莉鈴が箸を並べたりしている間に玉ねぎを4等分に切り、1つをみじん切りしてもう1つはすりおろした。
残りは冷蔵庫の野菜室に保存だ。
小さめのボウルにパン粉大さじ1、牛乳大さじ1を入れて混ぜる。
そうしたら大きめのボウルに合挽き肉、さっき切った玉ねぎ、卵を1個、ケチャップ大さじ1、ナツメグ少々、塩コショウを入れ、さっき混ぜた小さめのボウルのやつを大きめのボウルの方に移す。
ここからは子供の出番だ、俺は愛莉鈴を呼んだ。
「おーい愛莉鈴、出番だぞ。」
「は~いママ~!」
「これをよくこねてくれ、俺がストップと言ったら止めるんだぞ?」
「分かった!」
粘り気が出るまでよくこねる。子供の力では限界があるかもなので、仕上げは大人がやりましょう!
「おっ、粘り気が出てきたな。ここでストップだ。」
「もう終わりかぁ…」
「そこで親父が暇そうにしてるから遊んでもらえ、まだできるのに時間がかかるから。」
「うん、爺ちゃんと遊んでくるね!」
愛莉鈴は手を洗うとすぐに親父の元へ向かった、また変なこと教えたりしないよな?親父ぃ…
作業再開だ。今回は4人分なので混ぜたものを4等分に手で分けて一塊ずつ空気を抜くようにして形を形成していく。
母さんはフライパンにサラダ油を少々入れ、すぐに焼けるようにしてくれた。
形成した塊の真ん中にくぼみを入れてフライパンに投入する、このとき火は中火で焼くと良い。
頃合いだと思ったらひっくり返し、丁度良かったらそのまま蓋を閉じる。
十分焼けたら爪楊枝や竹串を刺す、透明な肉汁が出たら火が通っているサインらしいのでこれで良いだろう。
火を止めて皿に乗せたら次はソース作りだ。
さっきハンバーグを焼いたフライパンにケチャップ大さじ2、中濃ソース大さじ3入れて軽く混ぜます。
そうする事でデミグラスソース?ができた。
それをハンバーグの上にかけて完成だ!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「「「「いただきます!」」」」
この作品の方向性が分からない()