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第2話:1年生・入学式?・放課後

急展開が多いですが、許してクレメンス…

学校に着いた俺と愛莉鈴は教務室に向かっていた。

担任の先生に事情説明をするためである。事前に連絡しておいたので話ができるはずだ。

連絡したときはかなり疑われていたが、一度話し合いの場を設けてくれるらしい。優しい先生なら良いなぁ…


「愛莉鈴、教務室では静かにするだぞ?先生方の迷惑になるからな…」

「は~い、パパ~!ちゃんと大人しくしてるよ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「失礼します、先程連絡した1年の望月です。1年13組の高橋先生はいますか?」

「あぁ…来たか、俺が高橋だ。さっき連絡した件だな?こっちに来い、校長先生もお待ちである。」


教務室に入ったすぐの所に先生はいた。俺たちは先生に案内され、会議室に向かった。

言い忘れてたが俺のクラスは13組らしい。今年入学した人数が1200人程度らしいので、かなりの数のクラスがある。全部で22クラスあり、1クラス50人が在席している。ちなみに一番多い学年は2年生で、3000人程度が在席しているらしいぞ。

他は3年生や、オンライン科の生徒である。オンラインの生徒は元々引きこもりだった人が所属しているらしい。

マンモス校ってスゲェなぁ(棒)

入口から5分くらい歩き、会議室に到着した。

校長先生はお茶をゆっくりと飲み、俺たちを待ってくれていた。この学校の校長は70歳くらいの婆さんで、この人も能力者らしい。まぁ…そうだよな、能力者が沢山いる高校の長なんだ。能力を持ってなければ務まらないことだってあるさ…


「待っていたよ、おぬしたち。そこに座りなさい、話とはそこの娘さんのことじゃろ?」


俺たちは指定された椅子に座った。愛莉鈴は座り心地が悪かったのか、すぐに俺の膝の上に座った。

ちなみに高橋先生は会議室の出入り口で見張りをしている。


「可愛い娘じゃの。名前はなんていうんじゃ?」

「愛莉鈴で「お主には聞いてない!」あっはい…」

「ありすだよ~!」


愛莉鈴は質問されると元気に答えた。可愛いなぁ…

俺が愛莉鈴の可愛さに夢中になっていると校長先生が口を開いた。


「儂の魔眼でお主と娘を見させてもらった、血縁があるのは本当らしいようじゃな。」

「はい、そうですよ。校長先生に一つ質問よろしいでしょうか?」

「うむ、よかろう。」

「その魔眼はなんですか?かなり禍々しいですけど、大丈夫なんですか?」

「この目は最強の目としか教えれないのぉ…。」


最強の目?もしかしてアレか?ハ○レンのアレか?

色んな能力者がこの世に存在している、そんな目があってもおかしくないだろう。誤魔化されてる気がするが、気にしない方が身のためだろ。


「では本題に入りましょう。単刀直入に言います、娘を俺と一緒にいさせたいんですがよろしいでしょうか?」

「ふむ、授業中でも静かにさせていられるんなら許可しよう。あと儂は子供が大好きでのぉ…見ると心が安らぐんじゃ。」

「ありがとうございます!」「ありがとう!」

俺と愛莉鈴は正式に許可を頂いた、これで娘と一緒にいられるね!

話し合いが終わった時にチャイムが鳴った。


「そういえば忘れておったわ、()()入学式の始まりじゃよ。」


俺はこの熱いという意味を理解していなかった。

まさか、あんな大惨事になるとは……誰も予想ができなかった。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


入学式が行われる体育館に到着した、すると何やら爆発音が複数あった。焦げ臭い匂いがする、なんだこれは?


『ヒャッハー!血祭りじゃー!』

『やめろ、俺のそばに近寄るなー!』

『超必殺飛鳥文化アタック!あっ避けられた、背中砕けた!』

『爆裂爆裂爆裂爆裂爆裂爆裂爆裂!』


近づきたくねぇ…カオスすぎだろこの状況、愛莉鈴に見せちゃ駄目だなこれは。よし、逃げよう!


俺と愛莉鈴は何事も無かったかのように体育館から離れた、これが入学式?ただの戦闘じゃね?ほらあそこに被害にあったと思われる人が…


「ヤ●チャじゃねぇか!?なんでこんな所にいるだ?」

「パパ、●厶チャって誰?」

「かの有名なアレだよ!アレ出すのは不味いな…そうだ、やるしかない…俺の隠していた力を開放するのだ!」


俺は能力を使い女になった。俺のTSという能力には隠された秘密があって、女になった時だけ使える能力なのだ!

小学生の時に書いた黒歴史ノートの呪文を唱えて…


【エクスプロージョン!】


俺は爆裂魔法を放った、これもアウトだろうが大丈夫だろう。誰にも怒られないだろうさ…

このエクスプロージョンは俺特製の改造版で、詠唱内容によって効果が変わる。さっき使ったのは元に戻すというもので、あんな感じの危ない要素を消したばす事が可能なのだ!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


力を使ったあと愛莉鈴は俺の胸に顔を埋めていた。

男のじゃないぞ?女になった俺の胸に…


「ママの胸は落ち着く〜。私の生きがい…ハァハァ」

「大丈夫か?愛莉鈴、息が荒いぞ?ちょっそこは…」


愛莉鈴の要望で俺は女になったままだった、愛莉鈴は何故か昔からこうなんだよな。前世はおっさんだったのか?いや、ありえない…こんなに可愛いのに。


愛莉鈴が落ち着いて寝始めたのはそれから30分後のことだった、俺は疲れて帰りたくなった。


ちなみに、体育館での騒動の事だが…

全員が気絶して終わったらしい、先生方は大変だなぁ


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


なんやかんやあって、時刻は16時。俺以外の生徒は全員病院送りになったらしい。教職員たちに見送られ、俺たちは家に帰る事にした。

あっ、そういえば今日の夕飯の材料がねぇじゃん!


「愛莉鈴、これから買い物に行くけどついてくる?お菓子買ってあげるよ。」

「わ~い!お菓子お菓子〜!」

「食べて良いのは明日のおやつの時間だぞ?明日は休校になったらしいからずっと家にいるぞ。」

「じゃあ、明日はずっとママになって!夜寝るときも…いい?」


上目遣いで俺を見つめた、可愛い…

俺は男の姿の方が楽なので男のままだが偶には女になって過ごしたい事があるのだ。愛莉鈴の提案を呑むことにした。


そして色々娘と話しながら歩き、近くのスーパーに到着した。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


スーパー田中、それはこの地域で一番のスーパーだ。

品揃え豊富、安くて買いやすい、品質の良い商品であり、俺がよく買い物にくるところだ。

色々買ったので説明は省くが大きい袋2個分も買ってしまった…この状態で帰るのはキツイな…


「パパ、大丈夫?私が持とうか?」

「大丈夫だよ、愛莉鈴…俺は頑張るから…」

「うん、なら良いけど…」

「今日の晩ごはんはカレーだよ〜甘口だから安心して!」

「うん!パパの作るカレー大好き!」


この先、どんな事があっても愛莉鈴と一緒ならなんでもやっていける気がする。

俺たちの日常はこれからだ!

打ち切りみたいな終わり方だけど、終わりじゃないぞ?

次回は料理編!


追記:この小説は少しの間、料理小説となります()

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