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2024年12月13日から

 つかいっぱしり

また買ってこいというお達し

籤を買ってこい今日のうちに

あたらないのを楽しむのが通

みえっぱりでどうしようかね 

 ◯

 引用→俺が子供の頃の倫理観は今の基準では異常者だ

 ◯

 引用→90年代なかばに教師の暴力が問題になって

学校からゲンコツが一掃されたが

ぶん殴られながら育てられた俺等が読んでた漫画を

今の子どもが読めるのか読めないのか

俺にはまるでわからん

今の子供やその親でさえ「学校でしばかれるのが普通だった」というのが

ウソで盛り盛りの話だと信じて疑わなかった

 ◯

 一番の

一番の願いを手放せ。説得がある。

今さらな説得だと思う。すっかり固まった後で変わるものか。二十年前に今の願いを自覚する前に、そうならない様に誘導していたならそうなったろう、だが、そうはならなかった。


僕は信じている。自分の一番の願いを手放せずいるままに、誰かに一番の願いを手放せと説得しても聞き入れられはしない。僕は信じている。他者に手放せと言っておきながらみずからの一番の願いをけっして手放そうとしない者の為に僕は手放しはしないと。


やれというなら自分がやってみせたらいい。出来るわけがない。願いに自分以外の幸福が混ざったものに。

僕の願いは安いからな。僕の願いには自分以外ありはしない。

安物の願いを捨てさせる為に高貴な願いを捨てられるものか。いつの世にも珍しい骨の髄からお偉い方の欠点だ。こちらも捨てるからそちらも捨ててくれと言えない。

そう信じているから言える。

 ◯

きゅうり

 死んだ親父の夢をさしぶりに見た。

夜中にフライパンに野菜炒め。フライパンを鍋置きにのっけてテーブルで食べてたな。

喰うかというから、きゅうりだけ貰った。

あんまり自然だったからとっくに死んでそれなりにたっているのに死んだのが夢だったような気がした。

漫画の話をした。

親父の知り合いが漫画をみたいというから親父が付き添ったんだそうだが、知り合いは漫画の棚を遠くから眺めるだけでけっして近付かなかった。読もうとしなかったそうだ。


 漫画に理想を投影していたくて漫画の実際を知る事より漫画を読みたいという願望を抱えているだけで十分になったのだろう。

それか死者は漫画を読めない。


 旅行から帰ってきたみたいに自然に家にいたな。親父が夜中に起きてるなんて見たことないが。分からないものだな。


普段はしない早起きなんてするからか変な夢をみた。

後は山を登るゆめだ。自分以外は子供で渋滞している山をとぼとぼ歩くゆめだ。

これも結婚式に出席するため、怠いな。

 ◯

 民衆は間違う。

専門家も専門外の領域では民衆の一人なので間違う。数が多ければ多いほど間違う。

少数の利益の為に望んで間違いさえする。

 ◯

 8時

深夜零時半。電話くる。あしたは8時ね。六時という話は変更になった。はい。

そして今8時半、迎えは来ない。

前日に現場入りなのでまあ少々はいいのだろうか。眠い朝だ。

 ◯

 旅館

わびた旅館。食事が多い。昭和の感を残す旅館。山間のくたびれてきている場所。


寝付きが悪く寝た気がしない。

結婚式に出席するのに旅館に泊まる事になるとは。そしてこれでもう二度と旅館に泊まる事はないだろう。


峠の山道に揺さぶられるのは辛い。後は一日結婚式。結婚式ってそんなにながかったかなあ。車両の積載物としてひっそりしているのがもっぱらの仕事。そして動画撮影補助。

 ◯

 平らな布団

いつも歪んで斜めに成った寝台で横たわっている。平らな寝床は随分前。

それと頭が寒い。羽織の襟を首元から頭に引っ掛けてごまかす。

いつもよりいい寝床で寝付けない夜。

 ◯

 ににんまえ。

一人欠席分のコース料理の処理分担。若いのでやる。もうすぐ四十。だいぶんきつい。デザートはあきらめた。アイスはどろり溶けて広がった。

場違い感がすごいな。お洒落で金。親戚もなかなかのものを捕まえたらしい。幸せであれ。動画撮影もそれらしくやった。質はほしょうしない。撮影の携帯電話を向けつつ立った。海の見える式場でよく晴れた空の下、出来すぎた結婚式。こんだけやっても幸せいっぱいで確定しないのは人生、恐ろしすぎる。

 ◯

 相手方の親戚。

カネモチそう。すげえカネモチそう。世の中在るところにあるんだなあ。

 ◯

 休息所。

道の側。大型の店舗。御手洗。腰が辛い。腹は大分らくになってきた。

 祭りは終わった。浮かれた気分の人溜まり、無くしたものだけ数えている。

 ◯

 指導層が無謬でないなら従う素直さにも一癖いるのではないか。

 ◯

 引用→そんなん当たり前だろ

この言葉にはあらゆる偏見や旧弊を正当化する力がある

 ◯

 etc

現金払いの小銭と自動引き落とし。

価値観の違いを感じる。小さな手間。財布を出し、財布から小銭を出し、制服の方に渡す。自動引き落としなら何もない。お金が出ていく以外は。


ここは自動引き落としで便利になったと感じる時代はとうに過ぎ去って、ここはまだ現金払いの手渡しで不便だと感じる時代になった。


価値観の違いを楽しめるのは若いあいだだけで価値観の違いの煩雑さで苦しむのはその後ずっとなのかもしれない。

 ◯

 近所の自販機はまだ新しい五百円硬貨を素通りさせる。新たな五百円硬貨を認める日はいつなのか。いつか現金を認めない自販機しか置かれない日も来るのだろうか。

落下する五百円硬貨の音が小さく響く。

 ◯

 えげつないあざとさ

しっかし親戚の姉ちゃんもえげつないあざとさだったな。演技ならいいんだけど天然だったらやばいな。とんでもない人たらしになる素養がある。もう怖いからかかわらんどこ。昔ながらの世話になった義理も今回ので返したってことにしとこう。


 演技であってくれとなると思ったより疲れるな、接するとほんとに。物語の中だけにいてくれねえかなあってなる人間が案外いるのだろうか。


 しかし怖いね。アメリカ仕込みの人心掌握はさ。十八位からアメリカで二十年以上かそんだけあれば日系アメリカンになってるよな大分。

 ◯

 引用→猫魔術:効果

貴方はバターの欠片を窓の梁に置く。

それは猫に食われる。

妖精が怒り狂い呪いの言葉を放つ。

太り倒した猫が増える。

 ◯

 引用→妖精の取り分として窓の上部の梁にバターの欠片を載せる習慣。

 ◯

 うっかりやらかして 引用→◯◯がやるとなんか青春感出るのずるいと思う

 ◯

 霊媒が

夜の海辺の道から見下ろして、海を見た。満月の照り返しで海は光った。雲のない、海辺にしては静かな夜だ。人魚でもいないかと目をこらして夜の海を探したが、人魚はいなかった。ありふれた静かな夜のひととき探した。

 ◯

天使の羽

天使の羽を見ると信じていたと伝えられて、まだそんな事を言っているのかと感じた。

信心深い者でも見ないのに、見たいとも思わないものが見られるはずもない。

あれは超自然的なものを欲しがるがうだつの上がらない中年にぽん付けして上手くいくと思えるのは不思議でならない。どこかにいるだろう信心の持ち主が得ればいいんだ。

自分はごめんだ。


 聖なるもの恐ろしいもの。

そんなに便利でいいものなら文明は発展する余地がなかったろう。聖なるものを恐れ敬い生きて死んでを繰り返すだけだったろう。足りるなら付け足さないだろう。

その先端で超知能を造ろうとする時代が来るとは、結局聖なるものを造るのか。金も手間もたっぷり掛かった金の仔牛。

 ◯

 引用→弱者男性の姫

 ◯

 引用→ヒーローも怪人も 現代ならおしなべて不審者は面白いけど残酷だわ!

 襲われる市民だけがリアルだ

 ◯

引用→AIが裏切るかどうか確かめるためにひどいことするみたいな実験の話を聞くたびに愛を確かめようとして破滅するカップルとかハルパゴスとかでみたやつだ!ってなる

  ◯

引用→AIは嘘をついているのではないのです

人間に教えられた事から最もそれらしい事を言っているだけなのです

ネグレクトされた子供?

 火を

火を扇ぐ。消すためか、燃やすためか。

思惑を超えて火はある。燃え上がり、消え、煙が昇る。

 ◯

 にこあり

八個程入る箱のなかには二個の饅頭。

おすそ分けの菓子をありがたく頂戴す。

 ◯

 引用→熊を駆除 死ぬ

 ◯

23日 18時から20時受け取り

 18時半 受領。

 ◯

 引用→美しさとは

そこに何もないこと

 ◯

 大義

大義が手段を押し付け、善人に悪行を促し、悪人に善意を偽装させる。より大きな善果の為に。

 泥を被り捨て身で私心も無い。

そうして悪行がある。そうして破戒がある。そうしてありふれた現実がある。清濁は混ざりお互いを分け難く、定義は陳腐になる。

 ◯

 独自性の喪失

粕を除き精髄を集める。繰り返し洗練されて残るのは当たり前の集合。記憶に残る独自など雑味。ただ実践者の高水準が証。高水準であることだけが他と分ける。誰でも出来る事を誰も出来ない域まで練り上げる。でなければ誰でもない。

よそにあってここにないものは多く、ここにあってよそにないものは何もない。

 ◯

 引用→ニューヨークのFトレインで

女性が生きたまま焼かれた。

容疑者は座って見ていた。

第三世界がここに移転してきた。

 ◯

 手押しポンプとつるべ

 若い衆はつるべで水を汲む。もっと近くに手押しポンプの井戸があるのに、わざわざ遠くから水を汲む。桶をもって余計に歩く。

不合理か否か。

 育成の視点を持てば合理になる。作業としてしかみないから不合理なのであり、体育の一環として捉えればそれは合理になる。日々の業務と体育を混ぜるなという意見もある。教育で体育で業務だ。時間も人も足りないのだから。

 若者はぶちぶち言いながら行う。

若者も年寄りになり若者にぶちぶち言われながら懐かしむ。なんもかんも足りないのがわるい。若者には全てがあるが積み上げねばなにもない。積み上げれば全てはもうない。全てつかわないと積み上げられないから。

 ◯

 引用→今の自分はこうなってないはずだしこうならないよう自分なりに努力はしてるはずだけど

何かの拍子で未来の自分がこうなる可能性がゼロじゃないのが本当に怖い

 ◯

流行り病

また病気が、近場で患者が出てしまった。

人からできるだけ離れ、孤立する。

病気になるよりはきっとましだろう と信じて。おめでたい時期にしみったれた出来事が染みる。寒さもあいまって身に染みる。

 健康でないと楽に死ねないのは生き物の欠点ではないか。できるだけ楽に死ぬ為に健康に気をつかう滑稽さ。

 ◯

 年末

みな忙しいのだろう。一人暇にしている。

寒さで痔の調子が悪い位しかない。

気楽な寂しさ、気楽な退廃、気楽な悲しみ。


 ◯

 引用→嘘を暴かれることを暴力だと思って自分は加害されたと感じる人間がそれなりにいると聞く

 ◯

 悪夢

すごい久しぶり。排斥されて追い出される。

昔は悪夢をよくみたものだ。

まだまだ若いと思っておこう。

昔から老け込んでいたのかもしれないが。

 ◯

 早い変化

対策として先端技術を転用する。先端技術の革新を取り込むのはすぐには出来ず試行錯誤が続く、そしてついに出来る日が来る。

 その時すでに先端技術は過去のものになっておりすっかり古臭い次世代が手に入る。

 ◯

 屋内の暗がり。

小さい頃、隣の部屋を扉についた硝子窓から見た。灯りの消えた空間は暗く不安を誘った。当時、その情動を名付けられなかった。いつもと違う感慨。身体を縮こまらせた。冬の冷たさ。無人の静けさ。部屋を広く感じる一方、自分を小さく感じる。あの時の自分になんと言えば励ませただろう。暗がりには何もないと言えば安心できたか。知っている事を繰り返せば安堵しただろうか。そこには何もないよ。

 ◯

 疑問は繰り返し否定された。

それは陰謀論とさえ呼ばれた。

本当のところは政治が決めた。

政治が決めた事は政治だろう。

本当は政治になったのだろう。

 ◯

 知っている人が言った。

正しくないのは馬鹿じゃないの。

知っている人が言うのならそうなのかも知れない。

 ◯

 悪夢の続き

珍しい。夢の続きを見た。二日間の夢。

おっ、続きだ。そうして驚いて目が覚めて内容は忘却された。残ったのは続きだという感慨のみ。

何が続いていたのかはさよならした。

何かが続いていたとしてそれも結局は悪夢なので忘れられてよかったのだろう。

 ◯

 引用→敵は赦せ

ただし縛り首にした後で

 ◯

 みながみな

すっかり潔くなれるなら、ごちゃごちゃ煩いよで終わりだ。だが、なかなかそうもいかないのでごちゃごちゃ煩くしている。

みながみな潔くあるならば話が早い。

 ◯

 さむい

ジャージをタックイン。

 ◯

信じたいもの

信じたいものを信じるのが人間とやや皮肉気に表現しても、信じたいものを信じられないよりはきっとましだろう。


 信じたいものは既に無い、しかしかつては信じたいものがあった。それでいい。

 ◯

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