表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/55

2024年08月17日から


 鼻から出て行く。

呼気が出て行く。鼻から出て行く。これ以上のモノをじぶんを

発信出来ているのだろうか。

 ◯

 墓に

この時期はあそこの墓には近寄るなよとのお達し。こじんまりとした墓地があるだけの土地。側に寺もない。どこからか移設されたものだという話を聞いた。湿った土地の墓地にしやすそうなところだ。隣接する空き家や藪。物寂しいところだ。

この時期は付いてくるからというのが理由だ。寂しい気分が多いのだろう。

 ◯

 鼻から入って鼻から出て行く。気楽なモノだ。

 ◯

 一番悪。

一番悪いのは誰。決まると気楽な感を覚える。それが自分ではないなら特にそうだ。自分が一番悪いとしてもそれが納得できるものならば何も分からないよりかはまあそうだ。


 でも二番目以下も悪くないとは必ずしも言えない。一番悪いのに全ておっ被せとはなかなかいかない。なかなかいかないが、いかにもありがちだ。

 一番悪いのはあちら。その時

自分は悪くない。悪くともあちらほどではない。だから だ。だから繰り返される。悪の焦点が破砕され悪は去った。見掛け上は。培地は変わらないゆっくりとして。

脳が起こす。脳が。脳をなんともできないならまた繰り返される。遠ざかったとみなしながら近づきはじめる。

 ◯

 強すぎる。

自力の差が出る。差がありすぎると試合にならない。そんな試合を組むべきではない。

ちょうどよい相手。どうなるか分からない相手。そういう試合を組むべきではないか。

勝てないと分かってやるのは悲壮だ。

 すごしやすさ

思ったより涼しい昼前。天候不順により予定は延期されたがまあよくある事だ。

 前日、墓地の横を通った時を思い出す。

盆は近付くなと言ってきたがいつまで盆なのだろうか。墓地はすぐ側でここからだと迂回するとかなりの遠回りのうえ通った事もない道。まだ夕方、帰り道を別にすれば大丈夫だろうと進む。自販機のアイスクリームを食べる為のこのこ歩く。

 翌日、近付くなと言われてから近付いていなかったので少し足が弱っていたのか足が怠いな。気温もやたらと上がっていたしと怠けていたからな。また頑張らないとな。

三ヶ月ぐらいで約五キロ体重も落ちた。戻していこうゆっくり。

昔はあんなに

幸せそうだった。そう言われて答えた。昔はもっと身体が細くもっと髪がふさふさでもっと若かった。それは今への当てこすりでしかない。

 ◯

 人形遊び。

自分とされるモノがどこかへ行き何かをする。そこには交流と経験の蓄積があるのだろう。生きている自分には関係なく。そこには自分の設定がある。自分との共有はない。自分の複製が体験したとされる事を聴かされる。自分が言いそうな事を言い、自分がしそうな事をする。それは情報なのだろう。それは自分なのだろう。それは喜びなのだろう。自分以外にとって。

 ◯

 引用→神を信じることで善き行いをする人と神を信じないけど神を学ぶことをによって友人のところに行こうとした人

ここはマジで宗教というものをよく描いてる

 ◯

 正しさが他者を意固地にし

正しさが自身の横暴を増大し

正しさが傲慢の完成を意味し

正しさが悪辣を呼び寄せるか

 ◯

 親のため

国の為と言いて国損ない

子の為と言いて子損ない

己の為と言いて己損ない

善かれと思いて悪し様に

誰かの為には誰もいない

 ◯

 引用→伝統はどうした伝統は

自己保身の前に伝統は何もくそもねぇんだ

 ◯

 引用→めちゃくちゃな世界観を見せる順番が丁寧だったからな

 なんでみんなこんなメチャクチャな世界設定を普通に受け入れられてるんだ…?

 ◯

 いない

二十年来、いないと言われてきた。

方々を探し、いないと言われてきた。

しかし、いないと言っても大成しないと言うことはなかった。あれらは大成されたものか、大成を予感させるものを探したのだ。

それは育成ではなかったのではないか。


自分も自分で大成すると思った事などない。せいぜい一泡吹かせてやると執着していた程度。あるいはそれすら上辺で習慣化していただけかもしれない。


探すべきか育むべきか。

時間は二十年あったが無為に流れた。

赤子は成人し、成人は壮年になり、情勢は変わった。

 ◯

 死後労働

死んだら働かされる話をされる。

助手になって働けてうらやましいという。

そういう話の合間に自分の子がインドにいるという話もされる。この場合の自分は話を聴いている自分の事だ。

もちろん身に覚えはない。


 元気にやっているんだという。

知らない我が子も異国で頑張っているんだそうな。こっちの血が入っているのは秘密なんだそうだ。

なんか景気のいい話はあるか訊いたらきかされた話。

 ◯

 鼻

鼻毛がもう伸びている。覆面のせいか鼻毛が伸びるのが早い気がするんだ。

 ◯

 すごしやすい朝。

涼しくて眠りやすい朝。

夢を見た。夢を見た事しか思い出せない。そんな夢だ。

 ◯

 街路の向日葵

うつむいたヒマワリ。種を誰かが取り去るのだろうか。

 ◯

 すまない

店番をしていた、小学生がやってきて親が帰ってくるまで居させて欲しいと言った。自分はそれに対して友達の家に行くといいと答えた。小学生は出て行った。寒い日だった。


今、静かに座っている。急に思い浮かんだ過去。あの時あれ以外なにができただろう。

不親切な自分。

今さら悔やんでいるのか。

あの時の小学生もとっくに成人したろう。

あの時の店舗もとっくに更地なったろう。

あの時の自分もとっくに変化したろうか。

 ◯

 寓意

奴隷という寓意。強要され反抗を抑圧の中で選ぶことも出来ない。呼吸だ。しなければ苦しい。しなければ死ぬ。しなければ、しないものは、置いていかれる。

 ◯

 引用→必死に探していたものは、

左手で持っていた。

 ◯

 カップケーキ 熊顔 チョコ

熊の顔をかたどった暗褐色のケーキ。

熊耳はチョコ板。鼻はチョコ板。目と口はチョコクリーム。上部平面いっぱいのかわいらしい顔。さて、金属の匙をどこから突き立てるか。目はちょっと、では耳か、それもな、真ん中もちょっと、そうして右顎の端っこにちょろっと突き立てる。一回突き立てると後は何ともない。しっとりとしたケーキへなんども突き立てる。うん甘い。

 ◯

 毒矢のたとえ

ありふれた寓意。ある村で毒矢が刺さり、刺さったモノはこう言った。最新の知識と最高の技術を持った無上の医者でなければ触れるはずがない。仮初めのものは嫌だ。

最古の知識と最低の技術で平凡な狩人でも治せるモノは悪化し三日後なるようになった。


その後死んだとされるが後遺症が残ったが死ななかったとされる異説がある。

 ◯

 1X

neo beta

ロボットが服を着ている。

ジャージ感がある被服。

だいぶん滑らかな動き、速さ。

早い進歩に驚くばかり、苦が取れて踊るばかり。

 ◯

 舐めた行い。

何もかも足りない。

ふざけているのかという行い。

しかし当人からすればシゴク適当である。

意味はちょうどよい。  または雑。

当人はちょうどよいと考える。

後世はあまりに雑だと考える。


雑なぐらいでちょうどよいと思っている。

雑なぐらいなら辞めてくれと思っている。

運がよし と

運があし と

 ◯

引用→まあもっと地下に潜ると脳みそに夢見させてると思うよあのビル

 ◯

ほんのちょっとがこんなにとおい

 ◯

 何かからの引用。

何かの引用だ。そんな気がするがよく思い出せない。検索するも出ない。おぼろげな記憶が変形しているのか。なんかいい場面のいいかんじの言葉だった気がする。

 ◯

 引用→夕暮れ時にこのイントロ聴くだけで何か言いようのない不安に駆られた

 ◯

 槍 刀

模擬試合の槍と刀。槍は長さ、刀は取り回しが優れるが広ければ槍が有利。ああ刀の斬撃力を発揮出来れば槍の柄を破損させられるかもしれないのに。そうすれば槍も易々とは中段を取れはしなかろうに。万が一があるとなれば躊躇(チュウチョ)させられる。惜しいことだ。

 ◯

 引用→銃乱射事件の現場で実際に居合わせた人達の中には

銃を持ってた人も大勢いたが

自分が犯人に勘違いされて討たれる恐怖で

銃を抜くことが出来なかった人が大勢いた

 ◯

 安んじる

 ◯

引用→優しいことと憎まないことは別だと思うぞ

 ◯

 強制ではない。

決して強制ではない。しかし、従わないのなら不利益があるかのような暗喩がなされる。それと共に従えば有益であるかのような直喩がなされる。

影に日向に誘導がある。

上手くいけば上の指導の手柄。

下手をすれば下の献身の悲哀。

そこに責任者はいない。

上は下を

下は上を

嫌い合う。

そういう手筋。

 ◯

  育成術。

武術は育成と打倒が束ねてある。

弱者の武術とは育成か打倒か。

打倒なら二度はないやり方になりがち。

育成なら弱者のままか弱者を辞めるか。

弱者のままなら弱者の枠内の洗練になる。

洗練された弱者の方。つまり負け方。

負けたくなるような負け方を実現できる。

勝ちよりも欲しいと思う負けを造れる。

 ひどい話だ。

弱者を辞めても弱者だった期間を引きずる。

負けたくさせれば勝てるという。

負けより価値のない勝ちなら容易。

やっぱりひどい話だ。

 ◯

 欺瞞。

望む言葉だった。実際は逆さであった。

幸福は辛辣で、温もりは不快で、達成は挫折だった。

誘いは甘く、靡く者は痛打される。

誘いは甘く靡く、物は通達される。

それはがっかりさせる。

 ◯

 引用→15年くらい前の中学校には安全総会って秘密組織があって他校の生徒と揉めた時に20人くらいで加勢をしてくれるので月額500円(強制)に1学年60人くらい加入させられてたな

昭和は流石にやることが過激だなあって思ったけど

平成後半!?!?

 ◯

 引用→町を守る良いやくざは善良な市民を守ってるんじゃなくて金主が望む秩序を守ってるんだよな

昭和は学生運動以外にも地上げや公害闘争などもあって

そういうものに対する反対運動が始まると何処からともなくやって来て荒らし嫌がらせ脅迫などを始めるが

これもこいつらや雇い主にとっては秩序のうち


 引用→平成になると国鉄労組も敗北してテロまがいのスト決行とかも少なくなってく

そしてヤンキーマンガも流行り始めて「右も左も関係ねーぜ!」って独力チーマーが流行り出して

「あいつらは道理を知らねえ」とか言う元暴力学生がいたとかいないとか

割と時代によってこの国は住みやすくなってる


 引用→別にヤクザ関係ないというかこんな感じで変な強請り方する不良学生は昔はちょいちょい居た

本職はむしろそういう脅迫受けてるって知ると嬉々として助けにこようとする

そして死んでも頼っちゃいけない

  ◯

 夕暮れのほんの一時蝉が鳴く

 ◯

 大量の

少量の勝利の為の大量の失敗。

 ◯

 移行期の

移行期の徒花の儚さ 虚しさ。

 ◯

 引用→2008年、日本は戦後初めて、諜報機関の創設を決定しました。

 ◯

 引用→メモリもROMサイズも人も工数もどれだけ時代が進んでも不足が解消されないからな…

 ◯

 逆

意味は転じ逆さになる。

逆さを観測するものも逆さになる。

逆さを観測するものをうっかり見掛ける。


 楽しい楽しい仕事。なんて辛そうな仕事。

辛ければ辛らいほどに楽しい。辛い仕事が楽しい。もっとつらいことを欲しい。それが楽しいんだ。

冷たく静かなほど急速に安心だ。

叫びの直後ほど染みるように冷たく静かだ。

 ◯

 引用→マザーは何でも捨てるからな

悲しみだけをそこに残して

散らかすだけ散らかしてちゃんと自分でお片付けできないならしょうがない

 ◯

 引用→死んでないだけの種の完成だ

 ◯

 詳しくなく

さほど詳しくなくとも好きだという

嫌いな方が詳しくとも好きだという

嫌いが好きを呑んでも好きだという

好きだという事だけは確かなんだ よ

 ◯

 道具と使用者の逆転

道具が考えて動く。使用者は簡易な指示をする。道具は緻密で膨大で使用者は修理も改善も出来ない。

 いや使用感を伝える。使用感を吸い上げる。道具がそれをする。今や使用者は道具の一部になったのだ。

ありあわせで間に合わせるという使用者上位の美学もますます遠くなるのか。

引用→図書館って知的欲求を満たしたり文化に触れる場所のはずのに無料だから利用者の民度が低いというギャップが激しい場所だと思う

 引用→地域性っていうかその場所のレベルがもろに出る感じする

 ◯

 引用→白衣高血圧

 ◯

 待合室

 付き添い兼 痔の薬を貰う為 待つ。

漏れ聞こえる検査の話 気が滅入る。

景気のいい話はなかなか転がっていない。


 待合室の停止したままのテレビジョン。

黒い画面はつやつやだ。

軽快なイージーリスニング。元気な観葉植物。製薬の営業は嫌われ者。エアポンプの音は大きい。昼間から瞬く庭のイルミネーション。清潔でお洒落な地域の病院。

どこまでも清潔で明るく和やかだ。

気が滅入る。


 ◯

 散歩の心得書き

財布を持つ。オオキナひろい道。便所を借りられる大型店舗がある。(家電量販店、ゴルフショップ等)。便所を借りられる駅がある。曲がる回数が少ない。治安情報を気にする。

全てを満たすのは難い。

妥協。練られた妥協。安易な妥協。

どれかは通じる、あるいは何も通じない。

 ◯

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ