2024年05月25日より
◯
養子
養子にならないかという話があった。
死後に◯◯の養子にならないかという話。
それが良いことなのかそうでもないのか全然分からない。その死後というのは誰の死後かというと僕だ。僕が死んだら養子にしようというのだ。法律上どうなるのかさっぱりだ。可能なのかそんなこと。
なにやら冥婚めいたものを感じさせる。そうする事で死後にも仕事にありつけるという。死んだ後で働きたいものなのだろうか。なんのために働くのだろう。死んでも賃金か。大義でもあるのだろうか。そうまでして、働き続ける意義が。
◯
だに
ダニに噛まれた。二日連続。これは寝床に蔓延っているな。
◯
満月後。
天気が良きとも悪とも言えない。なんとも言えない。風ばかり吹いている。景気よく吹いている。吹きに吹いて憂鬱よ。
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引用→負け続けの人生にちんけなプライドをひとつまみっと
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だに 二日後。
痒みは抜けて痛みが残る。電気毛布を最大稼働させて寝たら食われなかったのでしばらくはこれで寝るしかない。熱く寝苦しい。
痛みは鋭くなかなかの辛さ。だににこれだけ食われたのは初めてなのでどうにもなれない。だいぶ腫れたのが数カ所。分かりやすく皮膚が破けている。肘の内側近く。よほどでかいやつなのだろうか。
しかし指先の小さな複数の腫れがやたらと痛む。
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養子 繰り返し。
養子の話は昔にもあったような気がするな。
むこうさんはむやみに気が長いのでちょいと出しては引っ込めしばらくしてまたちょいと出してみたりする。五年空いたり、10年空いたりする間。
むこうさんは僕がいつか素晴らしい何某に変成すると信じて疑いもしない。根拠もさほどないだろうに。
直感の奴隷。
外れの直感に殉じるもののうちから時々、偶然当たりを引くだれか。
人間が千年生きる世にでもなれば実現するのかもしれない。僕は死んでるだろう。それか千年の世に実現させる意味を失うだろう。
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だに
右の指の痛みがしつこく残る。特に指が痛むが右腕も痛い。
見た限りでは悪化はしていない。腫れもやや収まってさえいる。しみる痛みだけが変わらない。しかし寝るのには支障ない。物も持てる。倒立もできる。使っている最中には痛みを感じない。休ませるとしみるように痛む。温めると痛みは和らぐ。我慢できないほどてはない。
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生きる意義なんてない。
生きる意義なんてないという言葉の直感。
その実践のために生きているのか。
生きる意義なんてないがじゃあ死ねともなれない。生きる意義を探すでもなくのらくらと生きている。
痛みはしみて骨を蝕むかのよう。爪と皮膚のあいだを貫くかのよう。皮膚は破れ食われ、破れ腫れ、血を見せた。ああ痛い。そう言葉が浮かぶと生きている実感がわく。
よく出来た脳の活動に過ぎないのだろう。十年たったら悔やむ見解に過ぎないのだろう。なんなら明日にでも悔やむ。勝手に浮いてきた言葉だ。入れ込み過ぎずに味わえば味気ない毎日の慰めか。
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頭痛。
中腰で頭痛。仰け反るで頭痛。静かに座ってほんのり頭痛。頭の継ぎ目が外れそうに感じる。
強風。
歩道の横幅位の太く長い枝が歩道に落ちている。街路樹が倒れたのだろうか。黄色の作業車とパトカー二台。警察官が二名、細い幹を押さえている。添え木なり。
風がこうも強いと林を思い出す。目の前にでかい枝振りが降ってきた林を思い出す。
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ロキソニン等
三種ほど飲む、頭痛によく効いた。約37度の熱も治まった。
噛まれた傷もよくなりつつある。
怠さはまだある。急に悪化しなければゆっくり治るだろう。
病中の夢。
ぐったりと横たわると奇妙な夢をみた。古いPCゲーム。モーフィング。架空のTV番組。半裸で外をうろつく。病院へ行こうとして止める。人間の上半身が解けて大きな腕になる。手が増えるどんどん増える。
たっぷり寝ても眠い。腫れが疼く。傷が痛む。
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連鎖球菌。
霊媒が言う。最近、人食いバクテリアが流行りだ。そう脅かしてくる。自分のそれは とびひ ではないかとも言う。墓場の横でよくないものをもらったとも言う。あの道はよくないと言う。風の強い日にもらったのではないかと言う。
どうであれ頭痛等の痛みに効く薬があってよかった。痛くなければ
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ただしさ
正しさが意固地にさせて、利害も損益も棚上げにして、ただただ逆らう為に逆らう。
おまえのつらが気に入らない。
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いいねロボット。
pixivになぜだか入れた。私はロボットではありませんのあれがなかったからかもしれない。とりあえずいいねしまくる。ただただいいねする機関になる。いいねロボットになる。ちょっとでもいいと感じたら片っ端からいいねするロボットだ。むしろ悪くなければいいねするね。
おっとログインをブクマしておく、次こそ入れないかもしれないから。思う存分いいねした。
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経過。
腫れが引いて水ぶくれはしぼみ、皮はふやけ、血はかさぶたになった。あれ、中指の爪の内側が出血していたのか赤黒くなっている。痛むわけか。おおむね順調に回復。
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杖が打つ音。
歩道を杖が打つ音が聞こえない。目の前には盲人の背。車道にはそこそこの交通量。まっすぐに伸ばした背筋。まっすぐに進む足。反復する杖の軌道。正面のガードレールに近付くと、かつんとガードレールの脚を叩いた音を小走りに追い越し背中で聴いた。
◯
古い価値観。
古い価値観を捨てようというのもずいぶん古びた。それが瑞々しい時代があったのか。あったのだろうどこかには。
いまでは集団をひっかきまわすのに便利な言葉だ。新しいものが良いだけでは人は実績ある古いものを続ける。そこで古いものへの再評価という攻撃がいる。悪くなってもらう。替わるために。これくらいでいいよというのは悪。もういいよというのは死。どんどん退廃。どんどん腐敗。次々に進む。悪とは怠惰。悪とは停滞。親と子で同じモノを使うなんていうのは罪。罰は社会実験だ。
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便所の
腹を下した。
昨日貰った差し入れが消費期限が四日間ほど超過していたから、牛乳の飲み過ぎか、半裸でふらふらと運動して身体を冷やしたからか、家でよかった。外へ出てたら大変なことになったに違いない。
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小指の腫れ
小指の噛まれ後の腫れがなかなか引かない。かさぶたをうっかり引っ掻いたのがよくなかったか。急に痒み、反射で掻いた。かさぶた軽くめくれた。
傷の治りが遅いと中年感がすごい。
若くないんだな。もう。
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すれ違い。
すれ違う時。大きな声でうわっと言われたり、聞こえそうでよく聞き取れない言葉を言われると気になる。逆に話ながら歩いていてすれ違いの時だけ沈黙してすぐに話始めるのはどうか。配慮か。配慮なのだろう。
気にせず話ながらすれ違う人も多い。
つきまとうのに比べればどれも楽なものか。
何となく落ち着かない夜。
落ち着かない。うっすらと不安。無職の中年に安寧はないと言われればそうなのだろうが、それはそれとして不安。こういう時は寝ても息苦しさで起きてしまわないかと思う。脈絡なく急に息苦して起きてしまい寝れない時がある。そういう時は部屋の空気が足りないのかもしれないとうっかり思う。
そういう時は静かで落ち着く自身の部屋も枷の様に感じる。
夜通し遊びたがる人の中にもこういう人がいるのだろうか。夜、静かで落ち着くと急に息が苦しい。苦しいじっとしていられない。
綺麗な絵、見て、現実逃避。やたらと明るくひかりが強調され風景、広い。体内から遠くを、意識。鼻づまりやねつが出ないのはまだ救いか。
予兆など今まではなかった。気のせい。朝までどころか昼までぐっすりさ。肋骨か肺がうっすら痺れている。肩周りに痺れを通すとこれが、恐い。
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カラーテレビ。
ぼんやりとした夢を見ている。色の薄い灰色と白と黒の映像。そこへカラーテレビがやってくる。鮮やかでいろとりどり。うわ。カラーテレビだ。そこで夢は終わる。
色のない世界のカラーテレビは発明されるほどのものなのだろうか。
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あれら。
あれらは僕を占い師にしたいのだ。馴染みのない習慣を身につけた僕を使って自分で言うと割に合わないが誰も言わないというのも不味い事柄を僕を通して言わせたいのだ。そうやって不満を逸らしつつ全体を誘導したいのだ。限界まで。
限界まで到達したならさようなら。
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小ぶりなチャーシュー丼。
食べてみて。そう言われたらしいものがそっくり横流しされてきた。チャーシューとネギ、モヤシがのっている米。塩味がきいた感がある。まかないだ。600円位で出したいという。どうかと言われ、まかないの域をでないと答えた。片手が不自由なんだと追加情報が加わる。どうか。
まかないだ。親子丼から、子と出汁を抜いたものだ。
コンビニで600円で何が買えるか見てくるといい。そこまでは言えなかった。ただ少し後で思っただけだ。今は、やや高いが美味しものばかりだ。
両手でも片手でも
◯
煽動 嘘ではない。
長所は嘘ではない。
短所はそれ以外の全て。
挑発、ほのめかし、◯◯か。
関係筋の言語。都合により沈黙。
丁寧な言葉遣い。専門家の見解。
繰り返されるセンセーショナル。
最後にこっそり小さくだいじな情報。
忘れて欲しそう。残る印象残る偶像。
それはそれとして手首を痛めた。左だ。
◯
自分以外の誰か。
自分以外の誰かに責任がある。しかし、自分以外の誰かを留められず申し訳ない。お騒がせし申し訳ない。勘違いさせたのならお詫びします。そう立ち回る事が保身。自分以外の誰かに代わってお詫び申し上げる。
一番悪い訳ではない。二番目に悪いへ率先して行く事で一番目に悪いへは行かない。
そんなことばかりで使い古された自分以外の誰か。都合のいい自分以外の誰か。自分以外の誰かがやってくる。隠された自分をあばきに。ひっくりかえす。自分以外の誰かが、自分を。
◯
足の上。
足を踏まれて言う。足をどけてください。
足を踏まれたまま。足をどけてください。
足の上で言われる。他に言う事はないか。
呆れ軽んじられて、それでも言い続ける。
足の下で。
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信じられないような力。
信じられないような力が手に入る。そう言われる。どこにも実感もない信じられないような力。実感もないのだから信じられないような力といわれるわけだ。
実際にあるか怪しいモノだ。
守護
守ってあげようと言われ応える。ダニに食われ寝込んだり、怪しいおじさんに追いかけられたりしたとき役に立ちませんでしたよね。いったい何から守ってくれるんですか。
曰く悪魔から。
悪魔というのがその辺の街をぶらついていたりするのか。気になったがその辺にいたりするよと応えられたら嫌だったので押し黙った。
◯
◯◯観音石像。
路上にノボリ。観音と書かれた旗。小さな屋根。風化して したのか凹凸が減った石仏。水の溜まった石の盤。銀色の反射する賽銭箱。立てられた乾いた生花。言葉が浮かぶ、感情を伴って。または、感情が湧く言葉を連れて。正義がありますように。むしょうにかなしい。賽銭箱の黒い隙間へ小銭を滑らした。十円玉だ。
少し先の自販機で立つ。明かりを頼り財布を覗くと五円玉を小銭入れで見つける。おしかったか。そうでもなかったか。
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壁の手首。
壁に手をついて手首を伸ばすのが合わなかったのかもしれない。あまりぐいぐいと伸ばしたから痛めたのかもしれない。ので、しばらくは止める。手首の調子に気を付けて。
鞘の口。
固い。極太マーカーペンのキャップくらい固い鯉口。手のひらの上で納刀して鯉口を下にして小刻みに振っても抜けない。そういう鞘が恋しい。
◯
早い進歩。
世の中は変わる。どんどん。少し前ポケベルだった。今はもうすぐ人工知能のロボットだ。とWebで情報が飛び交う。そうして人間がロボットを蹴っ飛ばしている。いかに倒れないか誇示している。
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死人の夢。
とっくに死んだ人の夢を見た。すやすやと居間で居眠りをしている死者。みんなは元気ですか。眠りこける人に声を掛けても返事はない。ぼんやりと側に立ち見下ろす。どちらが死者だったのか。生者は死者の様、死者は生者の様。そんな夢。
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やりようもない。
むびょうの善良はつらい現実への叱責ととられる。励ましもあげつらい。微笑みも侮蔑。善良とは罰。
善良でいられなかったものへ。
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減量。
三キロほど落ちた体重。うだる暑さと減った食事。残り物で食いつないでいる現状。餅、カップ麺。インスタント麺。バター。卵。一週間位でだいたいか。バターと卵と牛乳。牛乳はもうないか。
もみじ饅頭を買おうとする夢。
買えずじまい。やたらと高級感のある店で買おうとしたが買う前に目が覚めてしまった。そうたべたいと思った事はないが、食い損なうとなにやら惜しい気がしてくる。ここのところ毎日小腹が空いてるからかもしれない。
食える時は思いもしないが食えんとなると欲しくなるものか。饅頭。
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