まだままだ。
○ 2020/08/12
ブルシット・ジョブ。
何をするか。どうするか。どれだけ感得するか。
初学者はまず何をするか選ぶ。選んだなら選んだそれをどう実行するか試行する。何度も。試行の末に改めて選び直す事もする。そしてやはりそれも試行する。選び試行する。繰り返される。それをどう感じるか。思想とか思考とかではなく皮膚の感触に表れる諸々の感覚。鳥肌が立つか。のぼせるか。冷たい。熱い。痺れる。痒い。這われている。無感覚。軽い。重い。
皮膚の表面か、奥か。毛穴か、骨の側か。
選び 試行し 味わう。
三者は背反する。
何を選ぶかが重要ならそれをどう実行しようとどう感じようとも。どうするかが重要なら何を選ぼうとそれをどう感じようとも。どれだけ感じるかが重要なら何を選びどうしようとも。結局は残りの二者は一者に連なる となる。
この三つ巴はぐるぐると回り続ける。我こそは一者也。
益と損。功と罪。好きと嫌い。実と虚。対立する二項を其々多量に含みながら。
輪番の王様。軸と両輪。横並び。真っ赤な虚構。
昇っては降る。その全て。
運用する当事者の存在が仮初めに安定をもたらす。
破綻を忘れ続く安寧。首のない鶏が走る。
一秒後を求めて。
○ 2020/08/13
○ 2020/08/14
○ 2020/08/15
うごご。
ここ数日は常に汗が吹き出してしっとりしふやけてきそうだったが今日は少し落ちついた暑さだ。筋肉痛も二日目でだいぶ落ち着いた。それにしても記述することがすっかり無くなりつつある。
日付を連ねるだけの文章に意味なぞあるのか。
○ 2020/08/16
今日も暑い。昨日は霊媒に自宅の部屋では空調を使えと怒られた。部屋の扉が閉まらないほど荷物を部屋に押し込んでいるので仕方ないのではと思うがこうも連日暑いと文句の一つも言われるのも仕方ないとも思う。それでも使っても扉が全開ではなあ。どうにも使おうという気にならない。有り難い神々が深夜こっそり来訪したら部屋が暑く苦しいという理由では、特に使おうという気にならない。そこで寝ている人間が耐えているというのに、呼んでもいないのにこそこそとやって来て暑いだなんだと住環境に文句を付けるとはケシカランことだと思う。昨今深夜帯でも涼しい場所など方々にあるのだからしてそこに行けばいいのだ。どうせ誰にも見えやしないのだから。
労働は自由を作る。
○ 2020/08/17
暑い。
まったく暑い。四つん這いになりせっせと倉庫を歩く。進行方向は尻。股から向こうを覗きつつ。一二三。二二三。右主で三。左主で三。尻を頭にのしのし進む。壁から壁へ。
側転し倒立為損ない。側転し倒立為損ない。繋ぎ繋ぎ繰り返し。勢いがついて側転から倒立。降りる。
仰け反り頭と手と足で人体橋を作る。作ったなら捻る。よこを向き始め床に着いた手が窮屈になりつつ仰向けからうつ伏せになる。床に着いた頭は額の上から耳の上頭頂付近へ移行。ゆさゆさと軽く左右に揺すり勢いをつけてなんとか回転。胴体は床に着かなかった。
四つん這いから肘に腹を乗せて足を浮かす。やや斜め。横を向く。とっと。少し足を床に擦る。よっこいせ。足を浮かす。始まりに痙攣しつつ作業。
二十代だとこれだけで酷く頭痛がした。仰け反り人体橋を作ると急に身体から弛緩しうまく緊張できなくなった。
捻ってうつ伏せになれずどたりと倒れた。
側転は倒立に決して届かず。
四つん這いから肘を支えに足を浮かすなどとてもとても、なんとか出来ても二回三回で手首が酷く傷んだ。次の日も。
これは変化と言えるだろうか。言えるだろう。細やかに過ぎるが。遅々とした微量な変化。大成するに四半世紀はかかりそうだ。
○ 2020/08/18
○ 2020/08/19
お尻丸出し将軍。
暑い。
もう暑い。自室から抜け出す。居間へ行くと空調はご機嫌に稼働中。茶碗に水道水を注ぎごくごく飲む。椅子に座り人心地つく。時刻は午前四時と少々。薄暗い中涼む。寝たのか寝てないのか曖昧な日々が続く。そうしてまた自室に帰る。魘される暑さの中へ沈む。ああ暑い。痙攣が冷え冷えとして心臓を包む。暑い。いっそ起きなければ良いのに。暑い。暑い。そうして気付いたら寝ている。夢も見ない。
サプライズニンジャの法則。
○ 2020/08/20
初期化。
スマホの容量がその他でぱつぱつだ。初期化。
ブックマークをし直す。
メールを受信。受信成功。みるみる溜まる宣伝メール。
最近メールの受信が出来てなかったが、それもこれでおわり。中断しては消去。中断しては消去だ。
それにしても今日も暑い。ふやけそうだ。
○ 2020/08/21
今日も暑い。
夜間は少し涼しい。風が気持ちよい。霊媒の忠告を聞いた。
日中の倉庫は外より暑く、もっと気を付けるべきだという。
日中の午後二時や三時頃から外をぶらつき夕暮れ時に帰って来るのを控えるべきだという。
その行動様式は嫌がらせか何かなのだろうかと疑問に思われているという。
もっとも暑い時間帯にわざわざふらふらと三時間近くも外をほっつき歩く事が理解できないのだろう。
尻の痔が痛い。その事に比べればどうという事もない。
言おうかと思ったが思うだけにしておいた。
座ったままや突っ立ったままより息がしやすい。息を伸びやかに大きく吸い控えめに吐く。動けばどんどん息は出て行く。後頭を張り断続な痙攣未満を為し前進する。結果としてうろうろする。隣の市の隣の市の本屋。眺めて帰る。入りもせず。
帽子を被っているよ。そう言った。それに対する返答はもっと気をつけろという事だった。
○ 2020/08/22
今日も暑い。通り雨が降っている。雷鳴が轟く。ごろごろと鳴り出してからすぐにぴしゃりと来てざんざん降り。
小便の出が悪い気がする。朝に一回きりで小便そのものをしていない。いや朝もしていないか。汗はやたらとかくのに。あまり小便をしないのも身体に悪そうで気になる。
水分を取る。もう少しで出そうな気がするが、もう少しからなかなか進まない。顔も浮腫んできたような気がする。
霊媒が話す。
霊媒が話す神々の期待は海よりも深く山よりも高く広大無辺としかいいようもないほどだ。僕に期待し過ぎる。あるいは僕のちっぽけな体操に。少々胴体を痙攣させたとてそれがなんだというのか。雷を呼び、病を癒し、超常の存在を産み、明日の古典になり、人類の進歩発展の始まりになると、思っている節がある。ならない。断じてならない。
少々気が利いた人なら既に出来る事柄で、そこまでの影響はないだろうと僕は考えている。それならとっくのとうに別の誰かがそれなりの人数そうなっていなければおかしい。僕に発見出来て、僕だけが発見する何てことはまずないだろう。そしてそれなりの人数がそうなっても現実はそこまで異常になっていない。
結局は公然の秘密であり、それに言及するのは野暮というものだという事だ。もし実践者の寿命が千年万年と途方もなく長寿なのが当たり前の時代が来たとしたら分からないが、そんな時代はほいほいと来ないだろうからやはり神々は期待が過ぎるのだ。ただただ善良だというのも考えものだ。