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2024/02/18から

 ◯

 のっぺり。

現実化の先に超現実がある。

表現は現在にこきつかわれて、せっせと加工作業を継続している。ありのままなど怠慢と作業が続く。知性とは目的の為には致し方ないと加工する事のようだ。あるいは加工しないモノを選びしまいこむ事のようだ。そうして残ったモノからつまみ出され、並べられたモノが逆の意味を受け取れと迫る。

 捨ても隠しもてしてはいない。然るべき時まで大事に保管してます。ちゃんと提示します。然るべき時にです。

 然るべき時とは絶対ではないのでよく延びます。それは然るべき時ではなかったという事です。昔と今は違うという事です。今とこれからも違うという事です。つまり然るべき時が来たということは事故です。誰かにとってそれは然るべき時ではなかった。

 ◯

 引用→蓋開けたら簡単じゃん!ってなるけど蓋を開ける行為を始めるのは難しい過ぎる…

 ◯

かなった願い。

霊媒は言った。願いがかなう。

自分は思った。夢の内容。

いつもそれしかいわない願い。それはかなわない。そう言われる。今回もそれはかなわないと言われる。ではかなう願いとはどんな願いなのだろうか。返事はあやふやで知らない様に煙に巻かれた。


 秘された。

夢を見た。ありふれた神秘主義者たちが喜びそうなありふれた神秘体験の夢を見た。上昇し光へ吸い込まれる様に飛翔。ぐんぐんと進む。だが、一向に近づいたきがしない。光は変わらない大きさだ。本当に近づいたのか。疑問を抱いた。上昇は止まる。どれだけ進んだか上や前を見ても分からないなら、振り向けばいい。それを下と呼ぶか後ろと呼ぶか。それを自分が通り過ぎた方向と感じる。振り向けばきっと分かる。

目が覚めた。振り向けもせず。

何でか失敗だと思っている。ねどこで横たわり失敗したと感じ、朝を迎えた。

 ◯

 首。

首に痺れを通す。横。背。

首に負荷を掛ける。喉元の点。左右の広がり。

痺れを皮下に貼る。意味も分からず。

 ◯

 雲。

月がもう丸い。膨れてきたなと思ったらあっというまだ。まんまるお月さまだ。最近は満月だからといってたいそうな話もない。以前もいうほどではなかったけど。

 期日の話。

何か喜びそうな話。何を喜ぶのかが人を表す。何を喜ぶかなあ。という話をされたので、期日を踏み倒されないよいお知恵をお貸し願いたいという旨を返答した。

 翌日、その事をたずねると、期日は踏み倒しませんというお達し。いや、そうじゃなくて。期日は踏み倒しません。  はい。


 出さないだけ。

出さないだけで後ろ暗く思っているんだろうなあ。自分達に関係ないなら、教えてしまえばいい。こうすれば期日を踏み倒したり出来ませんよってさ。教えた知識を自分達に使われると思っている。

これからも期日を踏み倒してやろうと思っているんだろうな。


 ◯

 超える。

また返答された。:彼等より力をつければ期日を踏み倒されないよ。

僕はそれに答えた。:象より大きくなれば象に踏み潰されないよ。

 それはちっぽけな人間に可能なのか。それを知恵と言っていいものなのか。疑問は尽きない。

 ◯

 目の痒み。

風が強い。目の痒みで目が覚めた。もう花粉でも舞っているのか。ここ数日、目の痒みで朝を迎える。外を歩いているあいだは平気だが家に帰る頃に少し痒くなり、寝て起きる頃にもっとも痒い。過ごしやすくなったと思ったら痒みの季節だ。

 ◯

 三点二点。

三点倒立からの二点倒立。上がらずにゆらゆらして倒れたり、上がっても上がり幅がこぶし一つ分も無かったりと、怠けたツケを一身に感じつつ繰り返していたが、先日ひょいと上がった。左手首がやや痛いがあっけなく上がって拍子抜け感がある。

 二点倒立から三点倒立へ移行する作業。壁とは仲良し。離れられない。部屋のかどでやっているが、二点から三点へ移行する事で最低限、筋力が維持できるだろうと思っていたが、上げるのに必要な筋力はやはり上げないと体から去ってしまうのだろう。

 ◯

 いい天気。

洗濯物がたまっているな。洗濯機を使用。以前より騒音を吐き出す様になった洗濯機がごうんごうん。爆発でもしそうな音を立てる。洗濯機というのは古くなるとうるさくなるものなのだろうか。

 ベランダに干しおわった。

ジャージも最近のは速乾、軽量でありがたい。ありがたいねえと一息ついていると、通り雨が降った。ありがたいねえ。もう通り過ぎた。

 ◯

 敵だ。

反対するのは敵だ。害。

賛成しないの敵だ。潜在的反対者。

消極的賛成は敵だ。潜在的反対者。

熱狂的賛成じゃないものは敵だ。

誰が熱狂的賛成者か。フリをしているだけなのか。

一罰百戒の吊し上げ。偉大なる全体的への奉仕。

吊し上げる者こそ熱狂的賛成者だ。

後ろ暗くあろうとも吊し上げればそれこそが実証だ。

どんどん増えるテキスト。

どんどん増える敵。敵。敵。

敵方は御味方。逃げようたってそうはいかないぞ。

どこにでもいて、目を光らせている。分断と対立を用いれば、少数は多数より強力だ。

こうして、主義は硬直し終わる。


自分は言った。自分は敵だ。

自分こそ適切だ。自分が敵だ。

誰かが言う。知らない誰か、敵だ。



 ◯

 ハッカ。

差し入れされた場所 家。 飴100g。一粒約6g。

ハッカ飴しかない袋。そんなに売れているのだろうか。口腔内がひやりと感じる。がりがりと齧り、砕き、溶かす。うまいともまずいともいえないひんやりとした感覚が染み付く。一人で一袋は多いよ。

 ◯

 二重基準。

自分の嫌なことを他者にしない。

自分の嫌なことを好む者もいる。

異なる基準。異なる者。異なる道。

よりよい先々。いつの日にか到達するやもしれない。

そしてさっぱり分からない。変わる。自分も。他者も。可逆に。不可逆に。ゆっくり。迅速。その場限り。気まぐれに。公平は遠くて嫌にならないなら

 ◯

蓋。

にくあつなプラスチック蓋。電子レンジで変形させた。縮んでしまい容器に被せても隙間ができてしまった。失敗だ。ずいぶん昔にもやったと言われ、すっかり忘れている事を知る。そう言われるとそんなことも有ったような気もする。間抜けをさらしてしまう。すいません。しょぼくれた謝罪の言葉。寛大な対応をされた。内心はうかがえない。しまったなあ。

 ◯

引用→「クローンが悪用され倫理が乱されるなんてありえません、

そもそもクローンは素人が扱えるような技術ではなく、高度に管理された場に限定されるものだからです」

みたいな言説を見た気がするんだが…今ではそんなこともないのか

 ◯

 引用→俺が右から左に聞き流した誰かの訃報にも

今の俺と同じ喪失感を覚えた人がいたのだろう

 ◯

 目。

痒み、目ヤニ、鼻水、くしゃみ。

過ごしやすい気温と心地よい風。

黄色い砂。花粉。遠くからの便り。

芽が上へ、根は下へ。絡まることもない。

影が延びて先を行く。伝える事を望んで。

 ◯

 よい夜。

相も変わらず天候は不順。短時間荒れては収まる。いっそ荒れていてくれればとついつい思う。外に出れば焦げた匂い。燃えた匂い。花火を思い出させる匂い。漂っているのか。錯覚なのか。火事が多いと警告を放送する車両の存在が判断をあやふやにする。

外は涼しい。月はまだまだまるくなる。

荒れた天候は霊媒から霊を離す。

穏やかな夜が霊媒と霊の感性を繋ぐのだろうか。

 それは何かを贈呈せんとする。要らない。貰えば貰った以上を失うから。

失っても失った以上を貰えないけれど。

 ◯

 五時三十分

串を刺して食べるモノに爪楊枝を差し込んで置くイタズラ。

長い棒と短い棒がアナログ時計の五時三十分の様になることから五時三十分と呼ばれているのだろうか。


 あからさまな嘘知識を吹き込まれる。

流行っているから気を付けたほうが良いよと。

 ◯

 引用→好きな惣菜の

秘匿は破られた

 ◯

花。

樹木に花。風に雨。かわりばえしない日。

眠りが浅いのか夢を憶えがち。

荒天が柔らかな方を遠ざける。

穴空き円盤が背を滑り落ちる。

残痺が流れて帯状に残り燻る。

  ◯

 走り。

出掛ける前にアキレス腱を軽く伸び縮みさせておいてよかった。追いかけられて走る事になるとは。知らない中年に怒鳴られながら走る三十九歳の春。

 あー。おいまてぇ。あー。あー。

歩いて離れた後で待ち伏せされ、走って逃げた。話しかけられて無視したが、まさかぶち切れて待ち伏せまでするとは、てっきり営業かと思ったがパーカーだったな。スーツくらい着るか営業なら。


 お兄さんこんにちは。お兄さんこんにちは。お兄さんこんにちは。

沈黙しつつ歩いて、横並び。少し速く歩いて、もう少し速く歩いて、ついてこなくなった。

後ろから怒鳴り声。

点滅する信号機。

小走りに渡る横断歩道。


 四辻の角。

車道を眺めているついさっき見た中年に近似した方。あー。なかなかよく通る声を上げた。同じ方だった。ちょうど歩行者信号は青。走る。軽く。おいまてぇ。ついて来ている。足音。じわじわ加速。十数秒ほど走ると後ろの足音は離れていった。遠くであーっとよく通る声が聞こえた。

 ◯

 突発的事態に走るというのはやはり強い。相手に飛び道具がなければ走っていれば打ち難い。手でも足でも。

追いついて捕まえて投げる、取り押さえる。走りからきっちりこなす練習をせずにやれるほど運動神経があるならば脅威だろうが。まとな状態でない時にそうあれるだろうか。そうだったなら捕まっていたかもしれない。

 振り切ってへろへろ遠回りで帰宅中、追いかけてきた方と同じ色のパーカーを三人見た。いちいちどきりとした。流行ってんのかあの色。

 ◯

 走る最中。

ほのかな喜びと表現したくなる快活さがあった。怒号を背に浴びても、背には柔らかく暖かな感じが内在して浮き立つ様だった。お陰で走りやすかった。何年ぶりだろうか。子供だった頃のように走ったのは。くたくたになったが追いつかれずにすんだ。内に促され素直に感じ表現する。良い気分だ。知らない中年の方から逃げてというのがなんとも格好がつかないが。

無視したのはこちらが悪い、悪いが知らない中年と関わるのはもう飽きた。営業か自慢か宗教かとりとめのない話。不幸な話のあと募金とか。


 関わるのには疲れたんだ。

念の為しばらく近寄らないようにしよう。ちょっと前にも同じ場所で営業に声を掛けられた。バス停前。同じ様に後ろから声を掛けられた。もう後ろから声掛けされたら逃げだしそうだ。自分に声を掛ける人間が嫌になりそうだ。ろくなめにあわない。よい発見はもうしばらくはいいんだ。

 そうして嫌悪が自分の内にあることを実感した。こびりついて固まっている。自分の嫌悪が招いた事か。かといってなあ、だれかれとも仲良くとしていれば毟られかねない。難しい。

 ◯

 ある種の人々は諦めない。

偶然とその特性により成功してきた。仮に失敗しても失敗だと思っていない。失敗というものをしっかり認識できていないかのようだ。

どう失敗するかという事への展開を眺めている。解釈しようともせずに。あるいは成功と解釈して。成功に特化しすぎたのだ。

 ◯

 引用→ギロチンもみんな堂々と殺されていったから見世物になってたんだけど

あるご婦人が死にたくない助けて!嫌ぁ!って泣き叫びまくって死んだら

それ見て民衆もやっぱり残酷じゃない…?ってなって急激に廃れていったんだよな

貴族は気高すぎたんだって日記があったはず

 ◯

 二日間

怠さ。筋肉痛。復調す。


 保存。

保存しそこなった。さっぱりと消えた。

過敏さと復調について。

初めてやったな。たいそうな事もない。


 しばらくは過敏だろう。

まだ距離のある暗がりのすれ違うだろう人へのまなざしとこわばり。

通り道を遠ざけた。暗く、土と草と水の匂い。田舎だ。錆びたトタン板。やぶ。暗くて進んでいるのかいないのかあやふやに感じる。


 ◯

 引用→リズム0

生まれつきタガ外れてるおかしい人間だけが他人に残虐な振る舞い出来るんじゃなくてたとえ普通の人間でも状況が許せば他人に残虐な振る舞いが出来るって証明だからな

 ◯

 肉球

一瞬、丸いケバブみたいな感じかなと考えたが、猫の足裏にあるあれみたいなやつかと思い直した。

 ◯

 引用→出して掴み取るまでは自分の欠乏の物語だけど

出てしまえば効率性ランキングの平凡なレコードの1つに成り下がる

 ◯

 引用→

冶今

れか

るら

 ◯

やぶこぎ。

あの方は後ろから続く頼もしい方だ。

一瞬前と真逆になろうとも小揺るぎもない。

手を翻し、言説を翻し、過去を変え、現在を再定義し、未来を予見するかのよう。絶望させ希望させ揺さぶり引きつけ疲れさせ染み込む。

虚構を巧みに使うことが知性だと力だと信じているかのようだ。戦時には鼓舞し、平時には慰労する。命は大事だ。大事に死ね。大事に生きろ。それが大事だ。軽くしなやかに変転する。こんなに頼もしい事はない。頼もしい事に、頼もしいだけね。ほんとにね。

踏み潰されな 背の高い草のように

 ◯

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