2021/08/19から
○2021/08/19
毎日。
疫病が蔓延しているそうだ。モッケノサイワイというべきなのか、身近にはまだ罹患した者はいない。とてもサイワイという気分にはなれないが。それもいつまでもつものなのか、ふさぎがちな毎日。これから秋。日が短くなり寒くなる。こんな毎日がいつまで続くのか。まるで今が最悪のやうだ。その最悪も二番底、三番底と落ちる前触れでなければいいと思っている。今が最悪であってほしい。これより悪くなる。どうなるかまったく分からない。なんだかすっきりしない毎日。
○ 2021/08/20
暖かい。
ちょうどよく暖かい日の午後。いつものよう 一人。
飛行機が空を鳴らして飛んでいるのだろう。音がする。
自分だけがいる家を誰もいない家と思いながらだらだらと時間をつぶす。今日も残りをどうしようか。もて余した時間が過ぎて行く。
○2021/08/21
引用➡アメリカが"民主主義"を押し付ける行為は、まるで冷たい牛乳を毎日飲め。と要求する事と同義だ
引用➡本当にとっても幸せで平和です
○2021/08/23
予約失敗。
既に満杯なのか、予約出来ない。まあ仕方ない。カナブンが夜の窓に繰り返し衝突する様を思い出す。灯りに誘われて届かない飛翔をするカナブン。
幸せな低酸素症
○2021/08/25
唸り。
電灯が唸りをあげて光る。満月は成功だ。三十八番目は出ていった。何も無い。窓を見る。電灯がうっすらと映っている窓。カナブンは、今日は飛んでこないらしい。蒸すような暑さの部屋で時を待つ。送る時間まで。汗ミズク。湿り気。もしかすると自分は臭いのだろうか。少ない衣服を何年も着回して、熱湯で殺菌もしていない。臭くてもなんら不思議ではない。臭い自分。そうか臭いか。そうか。
○
途方もない。
百足が人型になることにどれだけの道理があるのだろうか。
そもそも百足にその様な機能機序があるという話は聞いたことがない。見たこともない。百足には百足の道理があるからこそ百足に留まっているのではないのだろうか。なんでもかんでも人型にするというのは驕りと言わざるをえないのではないのか。
むしっ。と、自分も声を浴びせられた事はあるがだからといって百足にそれほどの共感をしたこともない。
百足にいったい何を学べというのか。
やはり分からない。
○
願いの終わりに。
向上もない。変化は劣化。活力も失い続ける。
報酬は放置。展開は止む。ぼんやりとした時を過ごす。
願うのはただすみやかで静かな安楽な終わり。
影が揃うなら願いは叶うと言われて。
影を揃えようかいなか。
どうしたものか。
影を呼ぼうか。
ありもしないてだて。
○2021/08/26
日記。
今日も落伍者だった。何故ならゲームを買おうとして買えなかったからだ。売り切れだった。予約もせずに初回限定版を買おうとしたものの末路だ。ほどほどに田舎だから手に入るだろうとなめていた。店舗によっては通常版すら売り切れだった。スウィッチも売り切れだった。あれもこれも売り切れだった。予約しなければ何も手に入らない時代。ワクチンもそうだ。そして予約さえも競争なのだ。
今日も落伍者だった。考えが甘く、現実が見えず、何も分かっていないからだ。
売り切れるのは人気だからか。喜ばしい事なのか。販売数をしぼったからではないことを願う。すげー人気であれ。
○2021/08/30
引用➡すべての音楽を禁止、飼育鳥の鳴き声も違法。
心理学用語としてのガス燈
○2021/09/03
引用➡紀元前3000年前の西メソポタミアにいたスメル人が
生前悪い事をした人間は戻ること無き影の国クルに行く
地獄的概念の一番古い記録
○2021/09/04
引用➡やらない自由も認めるべきだ
だがやらない結果も受け入れるべきだ
壟断。
○2021/09/04
タイショウ。
タイショウという。聞いても分からない。どんな漢字か。陸軍大将のタイショウだろうかとたずねたら、そうだという。影の次が大将とは途中を飛ばしてずいぶんなお偉いさんになるもんだ。そう言うと、そう言うだろうと思って言いずらかったと返答された。大将一つで影五十に匹敵するという。具体的に何がどうできるのかは不明。
影を五十ほど出したなら大将がオデマシニなるという。
大将が出たなら何をしてくれるんだ、ちやほやでもしてくれるのか。返答はなかった。
○2021/09/06
綿ふき病。
○2021/09/07
未来都市Telosa.
○2021/09/08
引用➡詳しく…お話を伺えますか?
○
はじめ。
始めることは始める前を小さくすることだった。
保つことは始めることを小さくすることだった。
終わることは保つことを小さくすることだった。
勢いを残さんとしつつも。
始め、保ち、終わる。三様は同じものの大小と前後の違いだった。始めるのは良い。保つのは更に良い。終わるのはその二つを束ねて比しても尚良い。
○
引用➡食詰め浪人が屋敷の門前で「今からここで腹切る」と触れまわる
家人が「やめてくれ迷惑だ」って言って幾ばくかの金を握らせる
たまに「それはそれは。しかと見届けるのでいざ腹召されよ」と失敗する
引用➡鸚鵡籠中記に子供の切腹について記述。扇子を用意しこれは本番で粗相をしない為の練習だと言い聞かせて手を伸ばした瞬間に首を切り落としたと
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Dancing mania
○
引用➡ヘロインが1袋5ドルで手に入り路上ドクターに1ドルで注射してもらえるアメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア・フェアヒルのガーニー通り(通称バッドランド)世界で最も純正ヘロインが購入しやすい場所でもあるんだがここでへたり込んでる奴らのほとんどにとっては純正ヘロインは雑魚ドラッグなので9割は純正の50倍の効果があるフェンタニル(合成ヘロイン)の常用者
引用➡フランスではデモを行う事を「通りに出る」と言います
レストランで会話が盛り上がれば「ちょっと通りに出ようぜ」と言ってデモが始まります
そんなデモが時に数千、数万の人を動かします
そんなフランスを愛してください
引用➡フィラデルフィアの治安が悪い地域に置かれてるバイオハザードマークのゴミ箱
用途は麻薬とオピオイド系鎮痛剤で使用した注射器を入れるための回収ボックス
これが設置される前は通りや公園に足の底でけとばすぐらい使用済みの注射器が散乱していて注射器の回し打ち以外にも落ちてる注射器を踏んで靴を貫通した傷からエイズその他感染症になる人が多発したから回収された注射器は滅菌消毒されてフィラデルフィアが麻薬中毒者に対してアホみたいな量打たずにこれでも打ってろと配布する低用量ヘロインの注射キットに再利用される
○
アナタハンの女王事件
○
鯨骨生物群集
○2021/09/16
なんとも。
関係無い方々だろう。影の取り纏め役が向いている方向は影の方向、僕の方向ではない。それを称して僕には関係の無い事柄と溢してもそう言い過ぎではあるまい。そう思っているが、向こうさんはそうでもないらしい。何かと言えば関係無い、関係無いという僕の事があまり面白くなさそうだ。話が頓挫するするという。纏めようが集約しようが好きにすればよいというのに。邪魔をされたように言う。僕がそう言うと、邪魔はされていないと言う。僕が邪魔をしていないのに頓挫させている扱いなのか。溜め息混じりに吐き出した言葉に返事はなかった。
○
会社の資本構造を評価する。=破産の準備
○2021/09/21
満月は見えず
天候不順により延期。
何事もなし。
○2021/09/23
抱えられた黒い畜獣。
霊媒が持っていったと聞いたので持っていったのだろう。わずかな時間、少しの隙間、微量な月光、影は去った。
抱えられた黒い畜獣の夢を思い出す。六十○の齢まで生きられるだろう寿命を半分くれと言う毛のない黒い皮膚の小さな四つ足動物。子豚の様な子犬の様な子猫あるいはもの凄く小さな牛。それを抱えたままいいよというと、黒い畜獣はお前は三十○まで生きると言った。聞き取れない一桁代はいくつなのやら。後四年で四十の男。四択の答えにさほどの興味もなく聞き流した。
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引用➡Bokononism
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引用➡塾禁止
飲食店で割高なドリンク頼む
隣いい?ってお兄さんやお姉さんが座ってきて
その人とたまたま意気投合して勉強教えてもらえるということがよくあるらしい
引用➡中間層でも結婚に家と車なに持ってる?が必須らしく結婚諦める人が増えて
党がその伝統やめろやと言ってるがなかなか浸透しない
○2021/09/28
注射。
ワクチンを注射されに来た。一回目。
禿げたりしたら嫌かな。死ぬよりはましなのか。
ワクチンの噂も様々で胡散臭いものからなんともありそうなものまで。呼ばれたのでなか待ち合い室で少し待って診察室へ。注射自体は一分かからず。十五秒ほど絆創膏の上から注射痕を押さえる。病院にて十五分待つ。あと十分ほどか。運動を控えて染んだように過ごそう。苦しいのは嫌だな。いつもそう思う。どうなるにしてもトニモカクニモ苦しいのは嫌だな。そればかりだ。苦しんだ分良くなるという事もそうそうないのだから苦しいのは嫌だ。
苦しんだ分良くなるのなら耐えられるのだろうか。
より良い明日の為。上滑りしやすい言葉。
○2021/10/01
十月になった。
眠りやすく起きにくい季節。夢を覚えて目覚める。あまり楽しくはない夢たち。霊媒が楽しく検証不可能な話をする。あの空の黄色く光る孤立した星までなら連れていけると言う。いつかは。二人に両脇から抱えられて飛んで行くのだという。それはきっと落ちて死ぬだろう。僕は抱えるにはもう重くなってしまったから。
○2021/10/03
今日も
何事もなし。昨日も明日も何事もなし。明日のことは定かではないけれどもきっとそうなるだろう。もうしばらくは何もないだろう。そうあってほしい。恐ろしい出来事が転がっていないでほしい。しかし何もないのならずるずると悪くなる一方ではある。
最近ではいらんこといいの霊媒も口が重い。霊媒のかたおちした荒唐無稽な話を懐かしく思う日が来るとは、現実が辛いのだろうか自分は。
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鬼城 共産国の墓
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ひと。
伝言があった。ある立派な方が話をしたいという。その伝言に答えて僕は言った。:若くココロザシのある人のところへ行ってください。
どんな素敵な方なのだろう。僕がそれを知ることはないだろうが、霊媒が言うには立派な方だという。どんな用事かとんと分からぬが話を持って行くべきはきっとここではないどこかであろう。
楽しい歓談でも秘密の教導でも、なんであれ、そこには立派な先達と熱心な新人が、熟達し厳かな大人が、そこにふさわしい若くココロザシのある人が、きっといるに違いない。そう思うと憂鬱な日にもほんの少しだけ暖かい気持ちになれる気がするのだ。
○2021/10/11
夜明け前に何か音が響いた。その様に感じて目を覚ました。がちゃんあるいは、かちゃん。門が開いた音か。また別のなにかか。一人で恐々と身じろぎもせず静かに横たわる。眠気はすっかり去ってなかなか戻って来そうもない。
夜が明けて。寝直す。死んだ親父の夢を見た。田舎のあぜみちを僕と親父の二人で歩きながら僕はふと気になって親父にたずねた。:向こうはどうだ。
親父はやや困ったような思ったよりうまくなかったかのような苦笑を顔に浮かべた。:なんでそんなことを気にする。なにかあったか。
親父の返答というにはあまり誠実ではない答えに僕も苦い笑いを顔に貼り付けて言った。:どちらにせよ、何かあったにしてもなかったにしても、親父はしばらく帰っていないだろう。
僕も答えになっていないふにゃふにゃとした問答をした。
お互いにふにゃふにゃと問答をし苦笑し歩いた。どこにつくこともなく。
霊媒が僕にたずねた。:どこにいった。
僕は答えた:どこにも つかなかった。
目が覚めたから。
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引用➡日本国民に告ぐ!!即刻都市より退避せよ。
このビラに書いてあることはもっとも大切な事なのでありますからよく注意して読んでください。日本国民諸君は今や重大なる秋に直面してしまつたのである。軍部首脳部の連中が三国共同宣言の十三ヶ条からよりなる寛大なる条項を以て此の無益な戦争を止めるべく機会を興えられたのであるが軍部は是を無視した。そのためにソ連は日本に対して宣戦を布告したのである。亦米国は何人もなし得なかった恐ろしい原子爆弾を発明し之を使用するに至つた。之原子爆弾はたゝ一箇だけであの巨大なBー29二千機が一回に投下する爆弾に匹敵する。
このビラに書いてあることをよく注意して読みなさい。
米國は今や何人もなし得なかつた極めて恐ろしい爆薬を発明するに至つた。今回発明せられた原子爆弾は只その一箇を以てしても優にあの巨大なBー29二千機が一回に搭載しえた爆弾に匹敵する。この恐るべき事實は諸君が考へなければならないことであり我等は誓つてこのことが絶対事實であることを保證するものである。
我等は今や日本々土に對して此の武器を使用し始めた。




