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年頃の女の子が下ネタ連発しているんだけど!

 そして翌日、アマミちゃんが採取した薬草を売るためにギルドにいくことに…。


「今日は、買い出しと言ったんだが?」

「薬草さん達を届ける方が先なんです!魔法で腐敗は抑えてはいるんです!だけど、早い方が何となく良い気がするんです!だから急いで売るんです!」

「全く…わかったわかった。じゃあまずは王都だ。」


 と言うことで、ギルドにいくことになりました。稼いだお金は正味5000G程度。まあ、学校帰りでちょっと道草食って5000G稼げれば大したものだと思う。


「じゃあ、魔法使いの町にいくぞ?」

「マジーラさん?行くと行っていますがここから近いんですか?王都の側に魔法使いが住み着いていると言われると違和感しかないのですが?」

「ああ、魔法使いの町はここからかなり離れた場所にある。少なくとも歩いていくことは無理だな。」

「どうやって行くんですか?」

「ちょっと待ってろ?」


 とか言いながら、先へ進んでいくので着いていきます。


「あのソフトクリーム美味しそうなんです!チョコレートなんです!あ、若干上から見ると…◯◯◯見たいに見えるんです!」


 ストーップ!!アマミちゃん!女の子なんだからそんな発言は流石に駄目だよ!


「ミズハさん!あの◯◯◯美味しそうなんです!買ってくるんです!」


 どうしてソフトクリームって言わないの!文字数が少ないとかの話じゃないよね!


「どうかしたか?」

「師匠!◯◯◯が美味しそうなんです!買ってくるんです!」

「は?なんの話だ?」


 アマミちゃん!主語がおかしなことになっているから話がカオスになっているよ!


「マジーラさん、ちょっとここで待っていてください。すぐ戻ってきます。」


 町中で女の子が下ネタ連発すると色々アウトなのでとっととチョコレートソフトクリームを買い与えました。


「これでいい?」

「ミズハさん太っ腹なんです!うーん、◯◯◯美味しいんです!ミズハさんもどうですか!」


 うん、いらない。アマミちゃんが下ネタ連発しまくっているから食欲が死にました。


「ちょっと待ってください!確か私からも定期的に◯◯◯が出るんです!と言うことは◯◯◯も、美味しいはずなんです!今度確認す…!」

「アマミちゃん!それはダメ!絶対ダメ!死んでもダメ!良い子は絶対しないから。ダメだから絶対ダメだから!」

「そうなんですか?!一度くらい確認したいんで…!」

「ダメだから!普段はあまり言わないけど流石にこれだけは絶対譲らないから!と言うより譲ったら色々と終わっちゃうから!」

「何でですか?!よくわからないんです!」


 駄目だ、収集がつかないのでアマミちゃんにくすぐり攻撃を開始します!


「キャー!くすぐ…ったい…んです!卑怯なん…です!助けてほ…しいん…です!!」


 油断を見せたところでとっととお姫様だっこして連行します。え?ソフトクリームがどうなったかったって?…そんなものはありませんでした!


「なんだなんだ?急に騒いだりして?回りから結構な目線が来ているぞ?」

「ごめんなさい。ただ今回ばかりは強引にでもアマミちゃんを止めないとアマミちゃんの何かがすべて終わるような気がしましたから本気で止めました。」

「うん?あー、まああれか?ミズハもアマミをちゃんと止めるときは止めるんだな。」

「普通に考えて排出物を口にいれそうになったら流石に止めます。」

「あー、ま…うん。まだ最低限の常識は持っていてくれたようで助かる。」

「それはどういう意味ですか?普段僕は非常識人と言っているんですか?」

「酷いんです!◯◯◯を食べることも一般常識にするんです!」


 それはない!大体可愛くお姫様だっこされている女の子がそんな発言言ったら色々全部台無しになるから止めて!


 結局この後も3人でガヤガヤ文句を言い合いながら移動していきました。


「はぁ…まあ、こんなところで良いだろう。」


 到着したのは王都にある公園の隅の方。子供達は中央らへんで遊んでいるし、ここら辺は多少木々が生えていることもあって人がいない。既にアマミちゃんには歩いてもらっています。


「なんか若干暗いんです!お化けが出るんです!」


 そんな暗くはないよ?まだお昼にもなっていないよ?精々木漏れ日の中程度だよ?


「さて、まあ何でもいいから自分の側に来てくれ。ちょっと特殊な道具を使う。」

「側ですか!?いけないんです!師匠に告白されてしまうんです!」


 絶対意味違うよ?


「すまない。あまり遅れると帰りも遅くなる。ミズハ、アマミの何処でも良いから掴んで、自分の左側のマント辺りでも掴んでいてくれ。」


 とりあえず、言われた通りにしてみる。アマミちゃんの右手を左手でつかんで、右手でマジーラさんのマントをつかむ。


 ところで、アマミちゃんの何処を掴んでもいいと言われた際、変なことを考えた奴は八つ裂きにするから名乗りをちゃんとあげてね?


「よし、ではいくぞ。」


 マジーラさんが球体の何かをマントの裏から引っ張り出した。紫色の宝石みたいで宝石の中では明るい光の粒達が循環している。


 マジーラさんがそれを右手の手のひらに広げたあと、何か呟き始める。


 最後にその宝石を握った瞬間、宝石が輝き始めた。


「ま、眩しいんです!死んでしまうんです!」


 いやいや、これぐらいで死んだらアマミちゃん既に冒険者育成学校熱球爆破事件で死んでるでしょ!


 とはいっても、眩しいと言うよりか回り全体が紫の光に覆われて何も見えない。マジーラさんの方向をちらりと見たが、マジーラさんも目を瞑っている。ここは大人しく目を瞑ることにする。


「何も見えないんです!どうなっているんですか!もしかして天国なんですか!」


 アマミちゃんは毎度恒例の平常運転だけど、音もアマミちゃんの声しか聞こえない。


 しばらくすると、光が終息し始める。もう平気かなと思って目を開くと…ここは何処ですか?

 どんどん黒歴史が増えていく魔女。なお、この魔女もトンデモ過去を抱えている設定です。まあ、公開するまでには前提条件が多すぎるので未だ未だ先の話ですけど。

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