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なんだかとんでも無いことになっちゃったよ!

「ミズハ君にアマミちゃんね。マジーラ殿のこと宜しくねぇ。あまりしゃべらないけど良い方だねぇ。」

「そうですか?結構喋っているように思いますが。」

「お前たちが問題を起こしすぎなのだ。もう少し大人しくして貰いたい。」

「すいません。アマミちゃんの風評被害を僕に擦り付けないで頂けませんか?」

「そうなんです!全部師匠が悪いんです!まずは店長さんに謝るんです!」

「ちょっと待て。どうしてそのような結論になるんだ?」


 マジーラさんがまた頭を抱えながら唸り始めた件。アマミちゃんの理論は絶対論じゃないよ?と言うより95%は暴論だから無視して良いと思います。


「ハッハッハ、面白い子達だねぇ…それよりマジーラ殿?本当にこの子は魔女なのかぇ?まだ、私も100年生きていないからねぇ。500年以上も生きていると少しは魔女の区別がつくのかねえ。」


 なんか違和感がある。いやあれ、マジーラさんは500歳超えでこの店長さんが100歳いっていないとなるとどう見てもマジーラさんの方が年配なんだけど、見た目と口調だけでは店長の方が上である。


 まあ、見かけだとマジーラさん20歳代だからそれによってよく分からない違和感が潰されて変な違和感が出てきてうーん、分かりません!


「いや、500年生きていても見ただけでは魔女を特定するのは無理だ。ただ、接してみれば実力はわかる。一時期魔法の教育もかねて人間を教えたこともあるが…そのとき魔女に会えればと思ったが会えなかった。

 多少強い女性はいたが…明らかに人間離れしていたのはいなかったな。この少女を除いてな。」


 今度はマジーラさんがアマミちゃんの頭を撫でる件。皆ズルい。僕にも撫でさせろ!


「うーむ。魔法使いではないのかぇ?」

「可能性も考えたがおそらくないだろう。魔法使いが、校庭を吹き飛ばすような魔法を結界で防御できると思わないし…店長は外を見たかい?」

「見たねぇ?あんな天気は見たことがないねぇ。なにか知っているのかい?」

「ミズハさん曰くダイヤモンドダストなんです!一度見てみたかったんです!今日はここで見られてラッキーなんです!」

「ラッキーなのかな?必然というか?」

「こう言っているが、あれは魔法でこの女の子が作り出した天気だ。魔法使いがどんなに強力な攻撃魔法を放ってもあれだけ無害で規模がおかしい魔法は無理だ。」

「うむ……。」


 とかなんとか言っているうちに、この店長が所謂土下座を始めた件!え、どういうこと?!


「魔女様!この天気は我々魔法使いにおいての恵みかぇ?それとも災いかぇ?災いなら何がいけなかったのかぇ?魔法使い総勢で償うゆえなんとかして欲しいのじゃ!」


 なんだか、おかしな事になってきたよ!お祖母ちゃんがアマミちゃんに向かって土下座をしている様子。全く持って訳が分からない。


「おい、店長?急にどうしたんだ?」


 あまりの異常事態に回りで買い物をしていた他の客や店員もどんどんかけよって来る件。流石のアマミちゃんも頭にクエッションマーク浮かべてしまっている。なお、魅了効果付き肩露出魔法少女服でそんなことされたら可愛すぎて意識がおかしな事になりそうである。


「分からんのかぇ?!ここにいらっしゃるのは魔女様じゃぞぇ。しかも、先程の天気の原因も魔女様と言うではないかぇ!きっと天罰じゃ!しかも、あろうことか、マジーラ殿がそう仰るんじゃ!疑うことがあろうか!」


 なんだなんだ?!店長が暴走し始めたぞ?!チラリとマジーラさんを見ると止める様子もない。むしろ僕を睨み付けている。まるで、ここから色々学べと言うかの様である。どういうこと?!


「よ、よく分からないんです!お腹が痛いんですか!治療するんです!」


 アマミちゃんがパニックになりながら回復魔法を唱える。勿論意味はない。


「治療したんです!もう大丈夫なんです!」

「ほ、本当に魔女なのか?!これは頭が上がらない!」


 なんだかどんどん年配の魔法使いが集まってきては土下座を始めていく件。男女関係ない。かえって、若い魔法使いこそ僕と同じように何が起きているんだか分からない様子でポカンとしている。


「おい、魔女様だ!お前も土下座しろ!」


 どうやら家族と思われる一家の父親が息子にそのように発言している。よく分からないけど言われたらしょうがなくやる雰囲気である。


 いやいや、何でそんなにアマミちゃんを崇めようとしているのかが全く不明である。なお、一部の魔法使いは


「おお、マジーラさんじゃないか?久し振りに帰ってきたのかい?」


 とかなんとか言いながらマジーラさんに挨拶して土下座という流れが出来ている。マジーラさんは


「いや、今日は彼女等の買い出しついでの観光だ。」


 とか流しているけど、その後この惨事の説明と魔女の説明で土下座行きである。どうなっているの?!


「あわわわ!皆さんどうしちゃったんですか!今すぐ治療するんです!回復魔法使いまくるんです!」


 アマミちゃんも一生懸命対応しようと努力しているけど…おそらくパニックで原因を間違えていそうな件!あー、元々こうだから素なのかな?


 しかも、アマミちゃんが魔法を連発すればするほど騒ぎが悪化していく件。別に簡易回復魔法だから魔方陣なんて出ていないけど、それでもアマミちゃんの手が光ったり誰かの体が光ったりそれを見たり受けた側が


「な、なんだ?体がいつもより軽くなったぞ?」


 とか言ったりすれば、またややこしくなる。


「魔女様の天罰じゃ!」


 とか騒いでる店長が原因で完全カオスになってしまった件!


「み、ミズハさん!分からないん…です!治療をして…も治らない…んです!どうなっているん…ですか!」


 アマミちゃんが今にも泣き出しそうになっている件。これは色々ヤバい!泣き出したらそれこそカオスになる!直感でわかる!


 僕はアマミちゃんを傷付ける奴は絶対許さないけどこれはなにかが違うので全員を吹っ飛ばすって言うわけにもいかない。それはそれで僕が目立つので嫌だけどね!


「マジーラさん?これは一体どうなっているんですか?」

「ふむ。そこの店長に聞けばある程度わかるだろう。それに今回の案件は自分の手では無理だ。」


 この魔法使い肝心なときに使えないんだけど!


「えっと、アマミちゃん?5分ぐらい目を瞑って深呼吸していて?」

「5分なんです!分かったんです!」


 とりあえず、アマミちゃんには落ち着いてもらわないと困るので静かにしてもらう。そして店長への尋問スタートである。

 この間、ピカチュウ大量発生中に入ってきました。夏といえばこれと言った感じで毎年行っています。最近、水を使ったイベントがカオスすぎて昨年酷い目を受けたので今年はカッパ必須か?と思いましたが、今年はそんなことなく光のイベントがメインでしたね。お陰様でイベントが夜onlyになっていたので密集してそれはそれでカオスでしたけど。


 で、あのイベントって皆さん何かしらのポケモン連れていったりピカチュウになりきって参加しているわけですので私もそんな感じで毎年参加しているんです。で、疲れ切っているので毎年そのまま帰るんです。…今年は初めてです。それで盗撮されるなんて思っていませんでした。電車で容赦なくスマホ向けられてパシリですよどうなっているんですか?私が悪いんですか?

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