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年齢偽造にも限度があると思います

 ブックマーク兼評価の程よろしくお願いします。

「うーん、次はもっと簡易的にトイレ出来る服を買うんです!」


 次の店でトイレから出てきてこんなこと言ってるお姫様。その服装で簡易的に出来ないならばもう素っ裸じゃないの?


「やっぱりトイレは持ち運びにするべきです!不便です!」


 それって排出物持ち運びって意味だよね?!それでいいの?


「さて、説明が遅くなったがここで武器や防具服とかその他もろもろのアイテムが買える。

 で、自分らで選んでも良いんだが…ここを運用している奥さんが色々目利きが良くてな。彼女に聞いた方が早いだろう。」

「良いんですか?店主ですよね?お忙しいのでは?」

「まあ、半分はこっちの挨拶だ。最近顔を出していなかったしな。一緒に来てくれ。」


 ということで、付いていくことに。マジーラさんが店員に事情を話す中、


「アマミちゃん?外のダイヤモンドダストはどれぐらい続くの?」


 と聞いたところ、


「分かんないです!その内ってことにするんです!」


 とまあ無責任すぎる返答が帰ってきたので色々諦めます。いやもう、最悪強引にアマミちゃんの魔力を枯渇させればなんとかなるかもといった暴論である。いや、綺麗なんだけど、ずっと降りっぱなしじゃ色々おかしいでしょ。


「店長はいるか?」

「えっと、いらっしゃいますが…どこかご不満な点でもありましたか?」

「いや、ちょっとした挨拶だ。気にするな。」

「かしこまりました。少々お待ちください。」


 まあ、いきなり店長呼び出そうとすればクレーマだよね普通。


「ミズハさん!こんな大きなものがあったんです!凄いんです!」


 アマミちゃんが持ってきたのは、1.5mくらいの長さがある斧である。アマミちゃんより若干長い斧である。


「おいおい、勝手に持ってくるな。それも武器なんだぞ?危ないぞ…って、重っ!」


 アマミちゃんがどう見ても彼女にとって大きさが間違っている斧を持ってきたのでマジーラさんが取り上げた。重いそうである。


「これは、重量系の武器か?重さは…30kg。通りで重いわけだ。」


 いやいや重すぎでしょ!誰が使うのそれ?というより、マジーラさんは取り上げた瞬間床においたけど、アマミちゃんは普通に持ち上げていたよ!というかさっき横目で見たら振り回していたよ!


「アマミ、これはどこにあったのだ?」

「あっちです!」


 某あっちの方向を見てみると、ここから10m近くは離れている。つまりアマミちゃんはここまで自力で持ってきたことになる件。しかも床は木製なのに引きずった後はない件。どういうこと?


「ミズハ?これ持てるか?」

「すいません。僕は怪力少女じゃありません。」

「そんなこと言っていないぞ?」

「いやいや、30kgの斧なんて持てるわけないじゃないですか。」


 とか言いながら、片手で持ち上げれる自分は一体何なんだろうか…。


「うむ。お前らは体の造りがどうなっているんだ?」

「知りません。」

「君達は女の子だよな?」

「重かったら強化魔法なんです!一瞬なんです!」

「回りから力を回収すれば簡易的だと思います。」

「一応補足しておく。魔法使いは援助魔法が得意ではないから強化魔法も使える者が限られるレベルだ。

 お前たちはそれを理解して使っているのか?一応ここは魔法使いの町だぞ?」

「別に人間の町にも魔法使いも魔女も紛れ込んでいるんですし、別に他にも住み着いていると思いますけど。」

「それはそうなんだが…頼むからもう少し常識を意識してくれ。ミズハは取り分け目立ちたくないんだろう?」

「そうですが…何処までが普通か魔法使いの町では分かりません。」

「魔法使いは魔力が高いのを除いて…その分使える魔法も威力も段違いだが…それ以外、人間との差分はない。」

「よく分からないんです!こう言うときには全員でバナナを食べるんです!

 あ、バナナが数不足なんです!ミズハさんはキノコで我慢するんです!」


 だから、数補正で毒キノコを渡すな!殺人未遂だからね!


「斧を戻してきます。マジーラさんもこれぐらい持てた方が良いと思います。」

「すまんが、そこら辺にいる人間に30kgの斧を片手で持てるか統計を取ってからにしてくれないか?」


 面倒臭いのでやりません!で、斧を戻したは良いんだけど、だったらこの武器は誰が使うのだろう。まあ、魔法使いでも打撃を好む人がいれば売れるのかな?握力70kgあれば使えるんじゃない?


「なんじゃい?誰かと思ったらマジーラ殿かぇ?」

「久しぶりだな。店長。」

「相変わらず変わらないねぇ。いつになったら年を取るんだい?」

「さあ。全くだ。それより今日は買い出しだ。」

「なんだい?珍しいねぇ。マジーラ殿の杖が壊れちまったかい?それとも、マントでも新しいの買っていくのかぇ?」

「マジーラさん!このおばあちゃんは誰ですか!」

「おばあちゃんとは失礼だね。お姉ちゃんと呼んで欲しいもんだねぇ。」


 おい、BBA!どう見ても70歳以上だろ!限度がある!


「マジーラさん?このお方は?」

「あらー、可愛い子だねぇ。何処かのお姫様かい?」


 とかなんとか言いながらアマミちゃんを撫でる店長ことBBAである。え、言葉遣いが汚い?その前にあまりな年齢不祥にイライラしているだけです、なにか問題でも?


 なお、アマミちゃんが珍しく不機嫌そうな様子。どうかしたのかな?


「お姫様じゃないんです!れっきとした魔女なんです!この帽子が魔女帽子ってことにしているんです!最強魔女なんです!最強のはずなので、強調するんです!」


 なんだか説得力がグレーだよ!と言うより最強魔女の件はどうにかならないの?!確かに魔力だけは人間の1000000倍超えだけど!


「魔女…?はて…そのようには見えんがねぇ…。マジーラ殿、いつ結婚して子供を持ったんだい?」

「すまない。自分はまだ独身だ。ミズハ、返答が遅れたな。彼女はこの武器及び防具、アイテムを一括で扱っている店の店長で…」


 とかまあ、毎度恒例の自己紹介である。名前?残念、そんなもの僕の頭に入るキャパはありません。店長で良いよね?BBAは?あ、ダメ?はい。

 ここから新章です。初めに申し上げますと区切りが悪いのでかなり長くなってしまいました。

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