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暴力沙汰は、ごめんです。  作者: 木津華月
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美少女と隠キャの頭脳的肉弾戦

初書きです。ほのぼのテキトーに呼んでくださったら嬉しいです。※文章力壊滅的

目を覚ますと、そこは見慣れない中世風な街並みが広がっていたーーー

なんてことはなく、今日も一日がんばるぞい、とかなんとか言いつついつも通り学校へ行くべく、俺、阪木龍野さかき たつのはベッドから重い腰を上げたのだった。パンとコーンスープというなんの変哲もない朝食を食べ、妹を起こしに行く。遅くまで寝ていられる妹が羨ましくて仕方ない。あと五分とか言っている妹を叩き起こしてから俺は一足先に学校へ向かう。「行ってきます。」

平凡な道のりである。自転車で30分ほど行ったところで学校が見えてくる。電車で行ってもいい距離だとは思うのだが、電車賃を親がケチり、自転車ではるばる行くことになったのである。登り坂もわりとあるのでしんどい。とてもしんどい。だがこんな生活も一年ちょっと続けると慣れてくるものである。おかげでかなり体力はついたはずだ。

のうのうと電車に乗ってきたのであろう連中をかき分けて、我が母校、紅葉園高校の昇降口に入る。上履きに履き替えて階段を上がり、俺の所属する教室である2年E組に入る。

「おぉ。今日も立派に目が死んでるな、龍野」

教室に入った直後声をかけてきたのは、小学生の頃からの付き合いの腐れ縁、遠野快人とおの かいとである。

「立派に目が死んでるってなんだよ。大往生でも、してるの?俺の目は。」

などと挨拶がわりの小言を言いつつ、席へ向かう。教室は、中途半端なリア充やウェーイ系らが男女でペチャクチャ喋っており、そこそこ賑やかである。

そんな奴らには目もくれず、絡まず、絡まれず‥俺だって女子の友達が居ないわけじゃないよ?多分‥たしか2人ぐらい、いや1人、いや‥そんなことはどうでもいい。どうでもよくないけど。

そもそもこの学校に入ったのは、女子の制服が可愛かったから、というのがあり毎日が眼福だろうなぁ、と思って期待に胸を膨らませ入学したのである。最初の一ヶ月ぐらいまでは良かったのだが、もうそれからは完全にマンネリ。なんのために自転車であんだけの距離を来ているのか‥

話は逸れたが、まぁ教育方針的には良い学校なのである。そこまで体育会系の学校でもないし、それほどアクティブな企画もない。今やそれが、唯一の長所まである。まぁ運動部の活動は盛んなのだが‥

だから今日の朝礼で担任の発言を聞いた時には本気で絶望した。

「えー、今学期、つまり二学期より政府の教育方針の大幅変革により『闘技』を採点基準として加えることになりましたーー

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