その1
なんだろう.....まぶしい...
「あーうぅ」
なんだ?今の声は?
「あっあーうぇ」
これは...俺のこえか?
そういえば転生したんだったか。
白いばっかりでなにも見えない。
.....何もみえない?転生したってことは俺は今赤ん坊ってことだ。赤ん坊は産まれてすぐには目が見えないって聞いたことあるぞ...つまりあと3ヶ月くらいこのままってことか...暇だな。
動けなくて見えなくてもできることってあったっけ?
・・・そういえば願いでステータスめるようにしてもらったっけ...よし!
「うぇーあう!」(ステータス!)
名前:ユウ
種族:人族
職業:未定
年齢:1歳
レベル:1
HP:10/10
MP:5/5
体力:1
持久力:1
知力:15
筋力:1
技量:2
敏捷:1
ポイント:0
おぉ、出てきたなんかイメージとしてはまぶたの裏に表示されてるのを見てる感じ。
ふむ...MPの表示があるってことは魔力を持ってるってことだ。となると魔力を増やすしかないな!
良くあるのは心臓か腹のどちらかだな。よし!集中!
まずは心臓からだ。血の流れを意識して.....
これは...何だろう力というよりは異物、本来無いものがあるような違和感を感じる。多分これが魔力だと思う。問題はこれからだ...魔力を増やす定番の方法に、魔力を使いきったあと筋肉の超回復のような現象が起こって魔力が増える。と言うのがある。
物は試しだ。この異物を外に放出するようにして...ダメだな出ていかない。魔法を発動しないと放出できないのか?
ふむ、じゃあ風だな、そよ風をイメージしながら
「あぅぇお!」(風よ!)
・・・何も起こらないぞ?やっぱりきちんとした魔方陣か言葉だったりが必要なのか?
そのあと数分悩んで俺は気がついた。
ステータスのMPが減っていたのだ!
何故気づかなかったし俺。
まぁ説明するとMPが5から4になっていたのだ。ならばあとはMPが0になるまで繰り返すだけである。
「あぅぇお!」×4
ステータスのMPの数字が0になるのと同時に、とてつもない疲労感を感じ、俺は意識を失ったのだった。
旅にでるのは結構あとの予定です