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勇者がブタですが何か文句でもあるか?  作者: ブラックキャット
最終章 カタストロフィ
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97/131

闇溺れた怪物達

「カタストロフィのアジト

王座の間」


ガンドトロワ「君達がどう足掻こうとも

無駄だ、人間に悪魔など

倒せるわけがない。」


王様「お前らは、悪魔のつもりなのか?

元は、人間だろ、

どっかに良心があるはずだ。」

ガンドトロワ「笑わせるな

俺が覚醒したら、そんな事など

言ってられないぞ」

腕を噛みちぎり、血が溢れ出し、

狂った笑みを見せる。


煙幕が現れ、数分後、

煙が収まり、ガンドトロワは、

姿を見せた。


人目で見た瞬間に分かった

これは、ドラゴンだ。

王様「お前、どれだけブルートに

力を与えられたんだ?」

ガンドトロワ「驚いたか、

これが俺の本来の姿だ。」


王様「質問に答えろ、

そんな力、使えば身を滅ぼすぞ」

ガンドトロワ「王様の言う通りだ

闇の祠にある壺を飲んだら

こんなにも強くなれたんだ

これでまた、世界を絶望へと

変えることが出来る。」


王様「俺がそんな事を君に

させると思うか?」

ガンドトロワ「思わない、だから

皆殺しにするんだろ

王様1人じゃドラゴンなんて

倒せないに決まってる。」

王様「勝手に決めつけるな

相手が誰だろうが

世界の平和を脅かす者に

屈したりは、しない。」



ガンドトロワ「ふーん

素晴らしい限りだが

それは、無理だ、圧倒的な力の前には、

恐怖が付きまとう、王様は、

俺に勝ってない。」

腕を上下に降り、鉄の牢獄が

落とされ、俺は、そこに閉じ込められる。

王様「皆殺しにするじゃないのか?

何をするつもりだ?」


ガンドトロワ

「王様は、最後に決まってるだろ

より絶望を魅せる為だ

仕方ないだろ」

王様「仲間に何するつもりだ?」

ガンドトロワ「仲間は、

各部屋に閉じ込めて、

刺客を用意してある、そいつを

倒すと、扉が開きここに辿り

着くようになってる。」


王様「そこで殺すのか?」


ガンドトロワ「そうだ、さらに

これを魔法で映像に写し

国民に発信する、

そうすれば、ブルートは、

完全体になり、世界を絶望に

引き戻す・・。」

王様「そんな事をさせない!!」

ガンドトロワ「今の王様に何が出来る?

ここで黙って見る事しか出来ないのに

笑わせるな・・。」


王様「絶望などしなければ、

どっかに道があるはずだ、

俺は、お前なんかに屈したりなんかしない。」

ガンドトロワ「それは、どうかな?

お仲間が刺客に殺されないとは、

限らないからな」


王様「俺の仲間は、強い、大丈夫だ、きっと・・。」


**********************

「カレン&エリー&ピグ」


カレン「皆殺しって今言ったにゃ?

それになんの意味があるニャン?」

メルル「意味?そんなの知らないわよ

そうしろとボスに命令されただけだし・・。」


エリー「知らないのに殺すのですか?」

メルル「そうよ!それがどうしたのよ」

ピグ「それは、あんまりブー!

そんな酷い女だと思わなかったブー!」

メルル「あたしが悪いことしたみたいじゃない!」


エリー「したでしょ、敵のノリに

乗ってるようなまだまだだと思いますが・・。」

メルル「うるさいわね!フリッツ

何か言ってやってよ!」


フリッツ「正論過ぎて言い返せないわ」

メルル「はぁぁ、本気で言ってるの?」

フリッツ「そうに決まってるじゃない

メルル、敵の挑発に乗らない事ね」


メルル「そんなの分かってるよ」


フリッツ「なんで、貴方達を皆殺しするか

教えてあげるわ、邪魔だからよ」

エリー「やっぱりですか?それだけの

ようには、感じないですが・・。」

フリッツ「貴方みたいな勘のいい子は、嫌いよ」

エリー「貴方に好かれても、

何もならないですから別にいいですよ」


二人の間に火花が散り、フリッツは、

エリーに銃口を向ける。

「ムカつくから貴方にさっき死んで貰おうかしら」


カレン「エリーに何するニャン!」

エリー「理不尽、極まりないですね」

フリッツ「世界は、常に不平等で

理不尽極まりないでしょ」

ピグ「それは、違うブー!何言ってるブー??」

フリッツ「勇者、貴方には、分からないわ

世界を変えるという事は、人々の

生活も変えるのよ」

エリー「そんなの分かってますよ

でも、変えなければ、人々は、絶望して

希望など抱いていなかった。」


フリッツ「それもそうね、

でもそれであたし達の野望は、

遠のいた、許せないわ」

ピグ「自分勝手にも程があるブー!

お前らの都合なんか知らないブー」

メルル「それもそうね

まぁ、無駄話は、終わりにした戦いましょうよ」


紫の煙幕が現れ、それが消え、姿に魅了される。

スラリとした容赦に黒い羽が生えていた。


それは、まるでドレスを着た怪物だ。


ピグ「二人共人間じゃないブー」

メルル「人間じゃないもの」


エリー「そこまでして世界を絶望に

陥れたいですか?」

フリッツ「そうね、早く来なさいよ

バラバラに切り裂いてあげるから」

長い爪が鋭く光り、こちらを睨みつける。

カレン「さっきまでとは、まるで違うニャン」

ポケットの中から小さい大砲を取り出した。

エリー「何をするつもりですか?」

カレン「ちょっと秘策があるニャン」

小さい大砲を地面に投げ、巨大化させ

腕に持ち替える。


フリッツ「そんな大層な武器を持っても

あたし達勝っとうだなんて無謀よ」

メルル「そうよ、大人しく殺されなさい」

ピグ「そんなの嫌ブー!」

カレンは、大砲の引き金を引き、

思い切り、煙を浴びせ、幻影を見せる。

エリー「何したんですか?、霧で

姿が見えないですが・・・。」

カレン「エリー、矢を放ってくれるニャン

ピグは、力を貯めて貰うにゃん」


「分かったブー」オーラを纏い、

力を貯めている。


エリー「まぁやりましょうか、

アーチェリーインフォ二ティ!」

無数の矢を霧の中に命中させた。


カレン「これでどうなるかニャン」

エリー「ほんとに何したんでしょうか・・。」

カレン「秘密ニャン!」エリー「そうですか」


霧の中、魔法を使おうとするが

あの煙を浴びたせいで使えない。

これじゃ敵の思うツボだ。


メルル「こんなのどうするのよ!」

フリッツ「あたしが聞きたいわ」

メルル「フリッツ、後ろ見て、なんか落ちて来るわ」

振り向くと、矢が無数に見えて

避けるが、こちらを追いかけてくる。


メルル「フリッツ、これじゃ、敵の手の中よ」

フリッツ「分かってる!こんな攻撃

容易く解けるわ・・・・。」

腰にかけていた拳銃を上に向け、

銃弾を放つ。


霧は、切り裂かれ、魔法を使えるようになり

矢が腕に刺さったが、これ位、大した事は、ない。

カレン「随分、遅かったにゃ」

フリッツ「うるさいわね、

魔法を使えなくした癖に卑怯ね」

カレン「別にいいニャン、でももうほんとに

手遅れニャン」

メルル「どういう事よ」

エリー「かかりましたね」不敵な笑みを浮かべ

フリッツ達の足元に魔法陣が現れた。


「何するつもりなの?」

カレン「知らないにゃ!楽しみにしとくニャン」

メルル「こんな魔法陣、抜け出してやるわ」

足を動かそうとするが思い通り、動かず

止まってしまう。


フリッツ「動きを封じるなんて、

卑怯にもほどがあるわ」

カレン「戦いに卑怯も何も無いにゃ」

フリッツ「そう、それなら、これはどうかしら」

力いっぱいにポケットから

爆弾を取り出し、投げ込んだ。


煙が立ちこみ、爆発音が響き渡る。

カレン「もう、何するニャン!!」

目の前には、巨大な盾が立ちはばかり

カレン達は、無傷だった。

エリー「敵の情報を何も知らないで

戦いを挑んでくるそちらも悪いですよ」

フリッツ「やられたわね、メルル」

「諦めるじゃないの、まだ勝ち目があるはずよ」

フリッツ「珍しい事言うわね、

そうね、あたし達は、人間をやめてるの」


メルル「だからこんなのも出来るのよ」

手を挙げ、巨大な黒い球玉を放とうとしている。

エリー「どれだけ、ブルートに力を

与えられたんですか?」

フリッツ「人間じゃなくなるほどよ」

エリー「身を滅ぼしますよ」

メルル「そんな事ぐらい良いわ

世界を絶望させるだったら・・・。」

ピグ「意味わかんないブー!!

自分の命程、大事な物は、ないブー!!」


拳に猛烈なオーラと光を纏い

2人を圧倒させる。

あまりにもきらびやかで

闇の玉を放つが、すべて跳ね返され

両腕で二人の腸を殴った。


殴られた衝撃で吹き飛ばされ、

元の姿に戻ってしまう。

カレン「ピグ、流石にゃ

助かったにゃ、死ぬかと思ったニャン」

エリー「どうなるですかね、ボロボロだと

いいんですが・・・・・。」


フリッツ「こんなにボロボロにしといて

よく言えるわね、ひとたまりもないに

決まってるじゃない」

エリー「これ、ピグさんがやったんですか

勇者って凄いですね」

ピグ「知らなかったブー!ひどいブー!」

カレン「そんな事を言ってる場合じゃないニャン!」

メルル「良くもやってくれたわね

仕返ししてやるわ、フリッツ!!」

「ほんと負けず嫌いね」


再び、黒の球玉を何玉も放ち、集中させる。

これじゃ仕返し出来ないし、

防御も出来ない、貴方達は、これで終わりよ

さぁ、ボロボロの姿をアタシ達に

見せなさい・・・・。


放つのを辞めると、カレン達は、姿を現し、

ピグが前に立ちはばかり、

光の盾がそびえ立っていた。

フリッツ「嘘でしょ!こんな豚に

魔法なんて使えるわけ・・・。」


エリー「使えるんです、

ピグさんは、努力してきましたから

最初からなにか決めつける人とは、

違いますよ」

ピグ「豚だから舐めるなブー!!

皆、やってやるブーー!?」

カレン\エリー「やるニャン\やりますよ」


「協力魔法!光よ闇を打ち消せ!!

ミラクルライト!!」

虹色のまぶしい光が目が眩むほどに

疎ましく、浴びさせられる。


自分の体が消滅するのが嫌で

足掻くが神も光も闇も味方してくれない。

そうか、あたし達は、罪を犯してしまった

報われるはずなどないのか・・・。



続く。

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