幕間
「翌朝 スラド国 官邸」
スラド国の首相「やっと
消し止んだみたいね
村人の救出は、どれ位進んでいるの?」
「思ったりよりも酷くて
あの業火で生き残ってる人が
いるかどうか」
首相「アタシ達が諦めてどうするの!
逃げて、生き延びた人が
いるかもしれないでしょ!
直接、アタシが出向いてもいいのよ」
「それは、辞めてください、
首相の身が危ないです。
救出には、時間がかかりますから・・。」
首相「そんなの分かってるわよ
出来るだけ多く、命を救わないと
こんなの悲しすぎるわ」
昨日、夜に村で大規模な火事が起きた。
皆が寝ている時間でもあったから
火も消しているし、火事なんて
起きないはずなのに、
誰かが放火をしたのかしら、
でもそんなので大規模な火事は
起こせない。
強力な炎魔法を使える者
に限られる。一体、誰の仕業かしら・・。
王様から連絡魔法が来たけど
カタストロフィには、気をつけろ
と奴らが犯人って言う場合もある。
あらゆる可能性を考えて
犯人を突き止めないと
また同じことが起きるかわからない。
とりあえずこの事を世界中に
知らせて、注意喚起しなくちゃいけないわ。
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「闇の祠」ブルート「ざまぁだな
俺をイラつかせるお前らが悪いだよ
自分を恨むんだな」
村を燃やしたところで負のエネルギーは、
多くて数100人だ。たかが知れてる、
街や世界全体を壊せば
負のエネルギーは、数1億人
膨れ上がる。
このまま、この業火で燃やし尽くせば
俺の力を取り戻せる日が近い。
アポロンとレムを倒すことが出来る。
そうすれば、世界から光が消え
闇が降臨するだろう。
俺の時代の始まりだ。
そうと決まれば、奴らの破壊活動と
連動して、俺も一緒の事をすれば
早くに取り戻せるかもしれない。
拳を強く握り。狂った笑みを浮かべた。
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「光の城」レム「アポロン、
感じましたか?」
伝令魔法を使い、アポロンと
会話をしていた。
アポロン「そうだな、確かに感じたぞ
スラドからあいつの気配が
危ないかもしれないな」
レム「そうですね、一刻を
争います。力が巨大になる前に
やりますか・・・。」
アポロン「その方がいいかもな
今から、全精霊に連絡網を
敷く、ちょっと待ってくれないか?」
レム「それは、助かります。
じゃあこの事を王に伝えます。」
アポロン「頼むぞ。レム」
レム「はい、分かりました、アポロン。」
大変なことになってしまいました
これは、精霊界の責任です。
昔のこの世界は、混沌に塗れて
憎悪に溢れ返っていた、その結果が
闇の精霊ブルートを生み出す事に繋がった。
それを止めれなかったのは、間違いなく
責任は、あたしにある。
人々に光を見せつづ無ければいけないのに
挫けってしまったから、起こした事だ。
平和に導く事を諦めてしまった。
人々が泣く声、憎悪と悲しみが混じって
混迷を見せていた。それに耐えられず
心が負けていたその時に
ルハクに出会って、孤独だったあたしに
光を与えてくれた。
だから今度は、あたしが
光を返さなくちゃ・・・・・。
ここでブルートを止めないと
世界は、昔に戻る、そんなの嫌だ。
せっかく、彼が築き上げた平和な世界
を壊せるわけに行かない。
どんだけ辛くても歩みを止めなかった。
ルハクをあたしは、知っているから、
私も進み続ける。
この世界を平和に保つ為。
あたしは、仲間ともにブルートに立ち向かう。
続く




