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勇者がブタですが何か文句でもあるか?  作者: ブラックキャット
最終章 カタストロフィ
86/131

謎のツンデレ少女

「夜、王宮 応接室」

王様「逃げられたのか、

べニラ、そいつを指名手配してくれないか?」

「分かりましたよ、

他になにか言ってました?」

ガイ「リーダーが待ってるから

早く帰らなきゃいけないとか

言ってたな」


べニラ「そうですか、組織ぐるみ

の犯行か個人の犯行か

どっちか分かりませんね」

エリー「後者の方の可能性が高いです。

同じような姿人は、周辺には、

居なかったですし・・。」


べニラ「調べる必要がありそうですね

ピグさんは、カーサン国に帰る時は、

俺が付き添います。」

ピグ「なんでブー??」

べニラ「安全の為です

あなたは、勇者なんです

狙われる確率は、高く

一人で行動するのは、危険です。」


ピグ「そうぶーか、

なんか怖いブーな・・・。」

ソファー座り、ガイに抱きつかれていた。

「俺も同行するぞ!!

ピグは、俺が絶対、守るからな」

「離せブー!!苦しいブー」

精一杯暴れているが、効果がなく

疲れ果て、顔が死んでいる。


カレン「ピグ君の顔が死んでるニャ!!

やめて上げろにゃん!」

鋭い爪でガイを引っ掻き

ガイから、ピグを引き離す。


「カレン、ありがとうブー!!

助かったブー!!」

ガイ「痛いな、カレン」

「自業自得ニャン!」

ガイ「はいはい、王様は、

どうするんだ??」

王様「俺は、ここに

お留守番だよ、俺が一緒に行ったら

迷惑だろ、俺だって

狙われているんだ。」

べニラ「賢明ですね、

一応、王宮の警備も厳しくしときますよ

いざと言う時はハヅキ副騎士長

もいますし、大丈夫とは、思いますが・・」




王様「それは、安心だな

ブルートが復活した事が

この事に関係ないといいんだがな」

エリー「封印を解かれたのは、

何者かの可能性が高いですよ

じゃなきゃ復活なんて

出来ませんし・・。」

王様「関係あるかもしれない

厄介なことになりそうだ。」


**************

「翌日 イリス国 迷路の森」

ピグ「ここに来るのは、

久しぶりブー!!」


ガイ「そうだな、交通機関がつかえないからな」

べニラ「テロや事件に巻き込まれる

可能性が高いですよ、なるべく

避けた方が身のためです。」

ガイ「分かったよーだ、べニラは

ここに来たことあるのか?」

べニラ「何度かありますよ、

土地勘がないとここは、迷ってしまいますから・・。」

ガイ「確かにそうだな、じゃあ行くか」


*******************

森の中で1人の金髪少女が

声を荒らげる。

「まるで迷路みたいなじゃない!!

どこいっても同じような感じだし

迷子とかそういうのじゃないけど!?」

ある目的で迷路の森に来ているだけど

どうやら、道が難しくて難解だ。

別に迷った訳じゃないもん!!


ピグ「あそこになんか、小さい子が

いるブー、迷子ブー??」

べニラ「そうかもしれませんね

なんで子供がこんな所にいるんですか?」

すれ違いざまに話しかけられ

キレ気味に怒鳴り散らす。


「迷子じゃないわよ!!子供でもないし!

あんたが勇者ね??」

ガイ「どう見ても子供だろ」

「うるさいわね!!それは、どうでもいいの!」

ピグ「そうブー、僕に何の用ぶー?」

「ちょうど良かったわ、あたしは、メルルよ

貴方の命を奪いにきた・・・。」

ドヤ顔で言うが、ピグ達は、


無反応でこう返された。

ガイ「子供が何言ってんだよ、

中二病なのもいい加減にしないと

友達出来ないぞ」

ピグ「そうブー、僕の命狙っても

意味無いブー・・。」


メルル「うるさいわね!!子供じゃないって

何度言ったら分かるのよ!!」

べニラ「貴方は、何歳なんですか?」

メルル「24歳よ、作者も作者よ

初めに少女って書くから、子供に

思われたじゃないの!!」


べニラ「その童顔とその小さいからだで

24歳ですか?」

メルル「失礼ね!!それが何よ??」

べニラ「色々ときついですよ」

メルル「うるさいわね!!

アンタらがそういう事を言うから

いつまで経っても本題に入れないじゃない!」


ガイ「知らねぇよ・・・。」

べニラ「じゃあ貴方は、ほんとに

勇者を狙いに来たんですか?」

メルル「始めっからそう言ってるじゃない

やっと分かってくれたみたいね」

べニラ「それは、どうか知りませんが

貴方が俺に喧嘩を売る気なら

殺される覚悟は、してますよね?」


メルル「結構、言うじゃない

でも目的を果たす為には、

勇者は、邪魔なの?分かってくるよね?」


べニラ「分かるわけないでしょ」

ガイ「こいつ、挑発に乗りやすいタイプだし

べニラは、やりやすいタイプかもな」

メルル「何ですって!!あたしは、

何をされても、何を言われても冷静よ!」

ピグ「僕達に散々子供とか言われて

動揺してたブー」


メルル「うるさいわね!!口塞ぐわよ!」

ピグの顔を掴み、睨んだ。

ガイ「ピグを離せ!!」

メルル「離すと思う?こんな弱そうな

ブタがなんで勇者なのかしら」

ガイ「どうしたもんか・・。」

べニラ「ピグさんなら大丈夫ですよ、

しばらく見ていて下さい、

手出ししたら巻き添え食らって

怪我しますよ・・・。」


ガイ「ふーん、べニラがそう言うなんて

珍しいな・・・・。」

べニラ「そうですか?そういう時もありますよ」


ピグ「離せブー!!」体を回転させ

メルルの顎を思い切り、蹴り飛ばした。

木が折れて、頭を打ち付けられ、気絶している。

ガイ「べニラの言う通りかもな

これはたから見たら、殺人事件だよな」

べニラ「そうですね、流石にやりすぎましたね」

ピグ「僕は、やってないブー!!」

べニラ「そんなの知ってますよ

どうやら息は、あるみたいですし、

しばらくしたら目が覚めるでしょう」


ガイ「目が覚められてもあれだし

ここから、早く離れた方がよさそうだな」

べニラ「それもそうですね、

じゃあ、迷路の森を出ましょうか」

ピグ「そうブー!起きられたら困るぶー!!」

べニラ「そうですね」メルルを

放置し、迷路の森を出て、カーサンの駅前の近くの

宿に泊まることした。


********************

「一方、迷路の森・・。」

すっかり、当たりは、真っ暗になり、

森十の魔物は、夜行性が多く、

気絶しているメルルに涎を垂らし、

集団が周りを囲んだ。


じりじり近づくと、足音で目が覚め、

至近距離でキングウルフの鼻と触れ合う。

メルル「ぎゃああああああああ!!!

ファイアブレス!!」

魔法を唱え、周辺の魔物に炎を放ち、

火傷をおわせ、倒れ込んでいる。


メルル「ビックリしたわ、あの勇者御一行に

逃げられたみたいね、今度は、

絶対に逃がさないわ、やつらは、

カーサン国に絶対にいるわ」

今から追いかけても、充分間に合う。

まずこの迷路の森を出なくちゃ・・。


「ガルルガルル!!!」

振り返ると、さっき焼き殺したキングウルフ

の仲間の群れが、怒りの声を荒らげ、

こっちに押し寄せくる。

「なんなのよ!!」急いで逃げ、

迷路の森をなんとか出たが

疲れ果て、カーサン国の駅前広場の噴水で

すっかり眠ってしまった。


****************

「翌朝 カーサン国駅前広場」

ピグ「じゃあ村に帰るぶー!!」

べニラ「そうですね」

ガイ「なぁべニラ、ベンチに座ってるやつ

昨日、会ったこと会ったよな」

べニラ「ん?そうですね、

こちらに気づいたらまた、面倒事なりますよ」

ガイ「それもそうだな、早く行くか」

べニラ「その方が賢明ですね」

メルルの存在を無視して、

歩き出そうとしていたその時、


当の本人に気づかれてしまう。

メルル「何、無視しようとしてるのよ!!

明らかに気づいていたでしょ

昨日は、あなた達のせいで偉い目に会ったのよ!

起きたら、魔物襲われ、追いかけられ

大変だったのよ!!」

ガイ「お前があそこで気絶するのが

悪いだろ、ピグに危害を加えたんだから

自業自得だ・・・・。」

メルル「それの代償だとしても、

ちょっと酷すぎるわよ!!

とりあえず、命を頂きに来たわ

昨日みたいに行かないだから・・・。」


ピグ「やってみろぶー!!追い払ってやるブー!」

メルル「そういう訳に行かないの!

動きを封じれば、蹴られたり、

殴られたりしないわ、頭良いあたし。」

ガイ「普通に誰でも思いつくだろ」

メルル「うるさいわね!!」


ガイ「それにそんなの無駄に決まってんだろ」

メルル「何でよ!!動き封じる以外に

何も無いでしょ」

ガイ「俺がお前の魔法を封じるからだよ

マジカルシャウト!!」

これによってメルルは魔法を封じられ

ピグの動きを封じメルという作戦は、

実行できなくなった。

べニラ「そういうのを言うのがわるいですけどね

大人しく、ピグさんに殴られてください」

ニコッと笑い、目が笑っていない。



べニラに言われた通りに、

ピグの早すぎるパンチを避けられず

まともに受けてしまい、どこかへ飛ばされた。

ピグ「全くしつこいブー!!

早く村に帰るぶー!!」

ガイ「ほんと容赦ないな、

それにしても、あいつなんだろうな」

べニラ「それは、俺が知りたいですよ」

ピグ「なんの目的の為に

僕を狙ったブー??」


べニラ「さぁ??彼女の目的は知りませんが

例えば、世界侵略とかじゃないですか?」

ピグ「冗談にも程があるブー

そんなわけないブー・・・。」

ガイ「それは、これから確かめるしかないな」


**************

「どこかの森の地下」

疲れ果て、近くにあったソファーに座り込む。

メルル「全く、散々だったわ

ボス、お陰で殺せなかったわ」



男が真正面に座っていた。

ガンドトロワ「それは、災難だったな

でも目的を果たす為には、

勇者を殺すのは、必須事項だ。

失敗は、許されないぞ、分かってるな」


メルル「分かっているに決まってるでしょ

今度こそ、仕留めてやるわ」



続く


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