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勇者がブタですが何か文句でもあるか?  作者: ブラックキャット
スピンオフ 「王様に忠誠を誓った日」
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番外編 騒がしい1日

「王宮 リビング」

「ふへへへへ、ある日のことにゃ!

この王宮に幽霊が現れたニャ!!

あたしみたいな可愛い

幽霊ニャン、シャアァァァ!!」

横にエリーがいて、カレンが

いつもみたいに悪ふざけをしていた。

エリー「どうしたんですか?」

カレン「もっと驚いてニャン!!

つまんないにゃ・・・。」


エリー「なんかすいません。」

王様「謝らなくていいぞ、

こいつのただの悪ふざけだからな」

カレンの背後から近づき、

頭を掴む・・・。


カレン「王様!何するニャン!

痛いにゃ!!」

王様「お前、いつまでサボったら

気が済むんだ?ささっと

仕事終わらせろ!!」

カレン「厳しいニャン!!

ちょっとした休憩してただけにゃ!」


王様「1時間以上休んでるから

もういいだろ」


カレン「ニャーン、仕方ないにゃ

今から仕事してくるニャン!!」

リビングを出ていき、

研修室に引きこもった。

王様「初めからそうしろ」

頭を抱え、ソファーに座る。


エリー「お疲れ様ですね、王様」

王様「まったくな、エリーは、

今日は、修行は、休みか?」

エリー「はい、そうですね、

王様は、なんかご用事とかあるんですか?」

「ん?昼からピグが来るからな

その相手しなきゃいけない。」

エリー「そうなんですね

だから、ガイさん、はしゃいでたんですね」

王様「相変わらずだな、今日は、

書斎にこもることもないからな」


エリー「それは、良かったじゃないですか」

王様「そうだな・・・。」


ガイ「今、何か!?ラブコメの

匂いがしたぞ!!」

勢いよく、ドアが開き、

ガイと横には、べニラがいた。


王様「訳分からん事を言うな

今から休憩か?」

べニラ「まぁ、そんな感じです。」

ガイ「エリー、王様に

変な事されなかったか?」

王様「する訳ないだろ」

エリー「いえ、話してだけですよ」

微笑んで返したから、

ガイは、「そうか」だけ言い

照れている。


こいつ、ちょろいな・・。

べニラ「一段落しましたね

イリスの事も解決しましたし、

しばらくは、のんびり出来ますよ」

王様「そうだな、昼からピグが来るか」

もう、そろそろ、来ると思うだが・・。」


べニラ「そうなんですか?まぁとおいですし

時間がかかっているんでしょ

王様、コーヒお代わりしますか?」


「嫌、いい。」飲み終えたコーヒカップを

洗い場に持っていき、メイドに渡した。

ガイ「俺もピグと遊びたい!!」

べニラ「別にいいですよ、あなたに

付き合ってるだけなんで・・。」

ガイ「よっしゃ!!」


エリー「ピグさんが不憫ですね」

王様「そうだな」


********************

「玄関」 ピグ「お邪魔するブー!!」

べニラ「来てたみたいですね、あたしが

案内しますよ・・。」

ピグ「ありがとうブー!!結構来てるけどブー

毎回、迷うブー!!」


べニラ「広いですからね、王様は、

リビングにいるんで、ほかの人もいますが・・。」

ピグ「そうかブー?別にいいブー」

べニラ「そうですか・・・。」

リビングのドアを開け、ピグさんを

入らせ、閉めた。


ガイ「ピグ!!久しぶりだな!」

ピグ「久しぶりブー!!ガイ」

出会い頭にピグを抱き上げ、熱い抱擁を

交わしているが明らかにピグは、嫌がっている。


王様「辞めてやれよ、嫌がってるだろ」

ガイ「えぇ、仕方ねぇな」

ピグを下ろし、ソファーに座った。

「王様、助かったブー、ありがとうブー!!」

「それぐらい、いいさ。

今日は、街でも出かけるのか?」

ピグ「今日は、市場に行くブー!!」

王様「そうか、じゃあ行ってくるか・・。」

ガイ「俺も行きたい!!」

王様「別にいいけど、べニラは、俺の

護衛ついて行くよなぁ??」


べニラ「そりゃそうでしょ・・。」

エリー「あたしは、カレンさんの

仕事が終わったら、そちらに向かいます。」

王様「気を遣わせてすまんな、

じゃあ留守番頼むぞ・・。」


エリー「はい、行ってらしゃい」

手を振り、王宮をあとにした。



*******************

「帝国市場」今日は、休日なのか、市場は、

賑わいを見せ、人で溢れかえっている。

王様「何買うんだ?ピグ・・。」

ピグ「お母さんにおつかいを頼まれたブー!

まず、野菜を買うブー」


王様「そうか、じゃあ、あそこで買うか・・。」

ガイ「来るの初めてだけど、

普通の市場より、人多くねぇか?」

べニラ「世界の台所ですからね

なんでも揃ってますよ、ゲテモノまで

なんか買いますか?」

べニラは、売り物の魔物の手を掴んだ。

ガイ「俺がそんなの買うと思うか?

それ、何に使うんだよ」


べニラ「何でしたっけ?王様」

王様「俺になんで聞くんだ?」

ピグ「それ何ブー!!怖いブー」

ガイ「何気にグロイもんな

これは、何に?使うんだよ」


店主「魔物の手ですか?魔除にも使われてますし

毒薬にも使われてますよ」

ガイ「この魔物は、毒性があるのか?」

店主「そうですね、ポイズンキングの

腕なんで、触っても大丈夫ですが、

爪に触れると、毒が回るので

触れなさいでくださいね」


ガイ「怖いな、毒薬作るわけでも無いしな」

べニラ「まぁそりゃそうでしょうね

帝国薬品研究所にお土産として買いましょうか」

王様「あぁ・・。あの変わり者に

凄い喜ばれそうだな」


べニラ「彼女は、こういうゲテモノが

好きですからね、これいくらですか?」

店主「750ゴールドだよ」

べニラは、店主にお金を渡し、

袋に入った魔物の手を受け取った。


王様「野菜、買うんだよな、

あそこにあるな、行くか」

ピグ「意外と近くにあるブー」

ずっと真っ直ぐ行き、左側に

野菜と果物を売ってる店に向かう。


ピグ「いっぱいあるブー」

王様「何を頼まれたんだ?」

ピグ「僕が帰ってきた時にシチューを

作ってくれるからブー、その材料ブー」

王様「そうか、肉は、要らないのか?」


ピグ「あるから要らないって言ってたブー」

ガイ「カーサン国に市場あるのに

お使い頼まれたんだな」

ピグ「そうブー、帝国特産の野菜とか

を買ってほしいと言われたブー」


ガイ「なるほどな、特産とかあるんだな」

べニラ「そりゃありますよ

ピグさん、このキャロットは、うちの特産ですよ」

「大きくてなんか赤いブー」


店主「太陽をいっぱい、浴びてるから

こんなに大きいですし赤いですよ、」

ピグ「へー、こんな、キャロット初めて見たブー」

カレン「ここに居たにゃ!!

広くて見つけるのに時間がかかったニャン」

横には、カレンとエリーがいた。


王様「すまんな、目立つ集団だから

すぐ見つけると思ってな」

エリー「確かにそれは、そうですね

ピグさん、いっぱい買いましたね」

「そうブー、お母さん、喜ぶー

全部、ここの特産ブー」

王様「良かったな、何か見るものは、あるか?」


ピグ「果物も買ったから、あと観光でいいブー」

王様「そうか、今だけ勢ぞろいだしな

どうしようか・・・・。」

カレン「んー、ぶらぶら回るのが

1番、イイにゃ!」

ピグ「そうするブー、とりあえず

市場から出た方が良さそうブー」


王様「まぁそうだよな、目立つもんな」

べニラ「王様がここにいるってだけで

大騒ぎですよ、変装しといてよかったですね」

王様「まぁな、じゃないと、いっぱい

何かをもらうからな」


ピグ「何かブー??」

王様「野菜、肉とか魚、その他諸々

この前も貰ったばかりだし、流石に悪い。」

カレン「皆、王様に感謝してるっいう

証拠ニャン、大事にするにゃ」

王様「誰だよ、俺も感謝しているさ」


カレン「カレンニャン、それは、良かったにゃ」

緩やかに時間は、流れ、

市場に出て、城下町に向かった。


続く。

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