表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者がブタですが何か文句でもあるか?  作者: ブラックキャット
前編
8/131

日常編迷路の森(日常編のくせに全然日常らしくないどういう事だ?)後編

ピグ「魔物なんか、怖くないブー!!」

ガイ「とか言いながら、震えてるけどな」

足が震え、手まで震えている。

ピグ「うるさいブー!!」

カレン「ピグ君、怖がらなくていいにゃん、

あたし達が付いてるニャン、だから大丈夫ニャン!!

それに気がついた事があるニャン」

ピグ「なんだブー?」頭に?マークが浮かぶ

カレン「前、カーティスと戦った時、剣より拳の方が

ピグ君には、得意ってことが分かったニャン」

後ろにかけてあるリュックから

ボクサーグローブを取り出す。


カレン「剣をしまってこれを付けてみるニャン」

グローブを手に取り、はまってみる、

手から赤いオーラが纏いだし、力が溢れ出てくる。

ピグ「なんだこれは、・・・・・・す、凄いブー」

カレン「そう言ってもらえて良かったニャン!!」

ガイ「ピグいいなぁ、俺にもないのかよ?」

カレン「ガイ君は、素手ニャン

そんな人に武器職人の出番は、

ないニャン」

ガイ「なんだよ、水臭いな・・・・」

カレン「うるさいニャン」

そっぽ向く。


魔物A「おい、いつまで話しとる?」

ガイ「おい、喋ってるのか!?」

カレン「何かの空耳ニャン、ねっ!!ピグ君」

ピグ「空耳じゃない気もするブー」

魔物B「そんなに喋るのが、珍しいのか?」

魔物「さぁ?分からん」

ガイ「ほら、俺の言う通り喋ってるだろ

試しに話しかけて見ろよ」

カレン「じゃあ話しかけてみるにゃ」

ピグ「カレン、頼もしいブー」

数歩歩き、魔物に近づく

カレン「魔物さん、あたしの名前は、

カレンって言うニャン

宜しくニャン!!」小さく頭を下げ

ウィンクをする。



魔物A「よ、宜しく」顔が赤くなり、

ちょっと顔をそっぽ向いた

魔物B「何デレデレしてるんだ!!」

魔物A「デレデレなんかしてない!!

ちょっと可愛いなとか

決して思ってないからな!!」

魔物B「図星じゃねぇか!!」

ガイ「おい、カレン

その調子だ、なんか適当でいいからなんかしろ」

カレン「何かって何にゃ!!無茶ぶりニャン!!

えっ・・・・と、何、コソコソ話してるニャン?

魔物さん?」上目遣いで魔物を見上げた


魔物A「別にコソコソなんか話してな・・・・」

顔が紅潮していた

魔物B「何、照れてるだよ」ボコッ

拳できつめに殴った。

魔物A「いたっ!?何だよ!!」


(あいつら、なにやってるんだ!?)

カーティス「何、余所見してるだよ」

王様「嫌、何でもない」

(あいつらは、あいつらなり考えがあるんだろう

ほっとくか・・・・・・・・)


ガイ「よし、カレンが足止めしてる隙に、やるか」

ピグ「何をブー?」

ガイ「何って、反撃だよ、まぁ何もされてねぇだけどな」

ピグ「とりあえずぼくは、何したらいいブー?」

ガイ「そうだな、んーちょっと耳を貸せ」

ピグ「なんだブー?」


カレン(何コソコソしてるニャン、もうこの状況

どうしたらいいにゃん)

次の瞬間、カレンの目つきが変わり戸惑いを見せていた


ガイ「罪深き者に(いかづち)の裁きを与えよ!!

サンダーオーラ」

魔物の2体の頭上に雷が落ちる

カレン「何が起こってるニャン!!」



ガイ「さぁ!!ピグ!!行くんだ!」

ピグは、高くジャンプし、左の魔物の頬を思い切り殴った

ピグ「ブー!!」

バタンと後ろに倒れ、

「くっ!!これくらいで、倒せると思うなよ」

何も無かったようにすぐに立ち上がり、唾を地面に吐いた


ガイ「効いてない!?」戸惑いを隠せない

魔物A「ブタに殴られた位どうってことないんだよ

まぁ、ブタにしては、やってる方か?」

高々に笑っていた

ガイ「おまえらな、あんまりピグの事舐めてると/

ピグ「ガイ、いいブー、僕がやるブー」

魔物A「やるって何をだよ、ブタごときに何が出来る?」

魔物B「それは、言い過ぎだろ、

やれる事あるかもしれねぇだろ

食料用には、出来るだろ」


ガイ「言わせておけば、好き放題言いやがって

許さねぇ!!」ピグ「ガイ、いいブー、ちょっと

気に食わないから、めちゃくちゃしてやるブー!!」

ガイの服の袖を掴み、勇ましいオーラを放ち

そう言った、

ガイ「分かった、但しピンチになったら

助けを求めてろよ」

ピグ「わかったブー」

魔物A「聞いたか?めちゃくちゃにしてやるって

出来る訳ないだろ」


魔物B「そうだよな、ハンデでも与えてやろうか?」

ピグ「ハンデ?、何かいらないブー!!そんなので

勝っても嬉しくないブー」


魔物A「おいおい、意地張るなよ」


カーティス「あいつら、何やってんだ?」

王様「さぁ?手こずってるじゃないか?」

カーティス「な訳あるか、俺の下僕だぞ」

王様「どうかな?」

カーティス「なん・・・・だと!?」

前を見ると、ピグが2人の魔物を次々と投げ飛ばし

1人の魔物が遠くに飛び、カーティスに体当たりし

魔物が上に乗り、下敷きになっていた。

ピグ「めちゃくちゃに出来たブー

僕を舐めると偉い目に遭うブー、覚えとけブー」


腰に手を当て、ドヤァという表情を見せる。

王様「ピグ!、ナイス、お陰で助かったぞ」

ピグ「何のことブー?」

カレン「周りを見るニャン、カレンは、もう疲れたにゃん」

地面に座り込みぐったりしていた


ピグは、周りに視線を向ける

目を丸くして、自分がした事に驚いていた

ピグ「下敷きになってるブー、僕がやったブー?」

ガイ「ピグ以外誰がいる?」皆ピグに視線を交わす


ピグ「ほんとに僕ブー?」

王様「始めっからそういってるだろ」

エリー「この人が下敷きになってるうちに

行ったほうがいいですよ、

起き上がられてつつかれたら、面倒ですし」

王様「それもそうだな、ササッと行くか」


前に1歩踏み出した時、カーティスに足を捕まれた

ガシッ

カーティス「ま、待って、まだ勝負終わってないぞ」

王様「まだ、懲りないのか?カーティス

戦いたいなら、上に乗ってる魔物をどうにかするだな」


カーティス「く、クソ、ビクともしねぇ」

王様「じゃあ、仕方ないな、行くぞ」

ガイ「この大樹、邪魔だな」

カレン「燃やせばいいにゃん、ファイアフォース」

杖から炎を放出する

大樹は、燃え散り、灰と化していた


道の先に進んでいき、姿が見えなくなった

カーティス「覚えてろよ、今度こそ、潰してやる

この状況でどうやって立つんだよ」

踏ん張って見るがビクともしない

コツン、コツン、コツン

どこからか足音が聞こえる

見上げると

1人の女性が立っていた、


マカ「情けないわね、カーティス」

カーティス「お前いつからここに居たんだ?」

マカ「さぁね、そんな所で寝てないで、早く帰るわよ」

カーティス「なぁ、マカこの状況で帰れると思うか?」

マカ「・・・・・・・・・ほんとに情けないわね、

下僕たちを返還させなさい」

カーティス「おう、わかった、我の下僕たちよ

安らぎの場所に帰りたまえ」

突然、2人の魔物は、姿を消した


カーティス「ありがとうよ、マカお、かげて助かった

さぁ王一行の所に」

マカ「さっき、何言ってたか聞いてた?

帰るのよ、アジトへ」

カーティス「何でだよ、足止めするじゃ・・・・」

マカ「そうよ、でももういいわ、おかげで良いものを

見させてもらえたしね」

カーティス「意味わかんねぇよ」

マカ「グタグタ言ってないで行くわよ」

口笛を吹き、巨大な鳥を呼び寄せ

飛び乗り、迷路の森を後にした


ガイ「あの、カーティスって奴追いかけて来ないな」

王様「そうだな、まだ下敷きにでもなってるじゃないのか?」

エリー「嫌、その可能性は、ないでしょう

気配を探りましたが、カーティスらしき気配は、

もう感じません」

王様「そんなの分かるのか?エリー」

エリー「1度あった人ならですけどね」

ピグ「って言う事は、逃げたって事ぶー?」

王様「嫌、それは、ないじゃないか?」

ピグ「なんでブー?」

王様「何でって、見た限り、負けず嫌いで逃げるなんて

死んでも嫌なヤツだろ、奴は、」

カレン「王様の言う通りニャン、なんか事情でも

出来て帰ったニャン」

ピグ「そうブー、カーティスって一体何者ブー?」


王様「それは、皆が聞きたい事だな、必要以上に俺達に

追いかけくるって事は、ドラゴン討伐を阻止しようしてる

か、単に俺達を狙っているか

どっちかなんだよな、1人で動いてるのか

バックに組織があるかそれだったら厄介だけどな」


ガイ「かなり、面倒事になりそうだな」

エリー「そうですね、カーティスの正体さえ分かれば

どっちかわかるでしょうけど、絶対、

口割らないでしょうし

どうしましょうか」

王様「まぁ、それもそうだが、今悩んでも仕方ないだろう」

エリー「そうですね」

カレン「まずは、火の精霊と契約しに行くニャン」

ガイ「そうだな」ピグ「僕、難しい事は、分からないブー

でもひたすら頑張るしかないブー」

王様「ピグらしいなぁ、」

エリー「王様!!前を見てください」

王様「どうした、エリー?」

視線の先には、

出口と書いてある看板が地面に刺さっていた

王様「良かったなぁ、やっと、出られる」

カレン「やったニャン」ピグ「嬉しいブー」

ハイタッチしながら、喜んでいた

ガイ「って言ってももう、夜だがな」


ホントだな、全然、気にならなかったな

エリー「どうします、今から火山に行くのは、少々危険です

魔物は、基本的には、夜行性ですし・・・・・」

王様「そうだな、とりあえず、休むかって言っても

宿も見当たらないし野宿だがな」


ガイ「そうだな、テントの準備でもするか」

カレン「そうニャン、」

ピグ「僕、野宿するの初めてブー、ドキドキするブー」

そんなにいいもんでもないだけどな

エリー「王様は、した事あるですか?」

王様「そうだな、1回だけな」

ガイ「王様が野宿なんて意外だな」

王様「まぁな、ちょっとな、」

エリー「カレンさん、あたし達は、

ご飯の準備でもしましょか」

カレン「そうニャン」


王様「俺達もテント張るか」

地面にテントを貼る。

ピグ「いい匂いがするブー」クンクンと鼻を聞かせていた

王様「そうだな、何の匂いだろうな」

カレン「ご飯できたニャン」

手には、鍋を持っていた

ピグ「なんだブー?」カレン「カレーライスニャン」

王様「そうか、旨そうだな」

スパイスのいい香りがしてお腹がなりそうだ

ピグのお腹から、ギューンという音を鳴らす。


ピグ「お腹空いたブー」ヨダレを垂らし、ゴクリと

生唾を飲む。

王様「吃驚したぞ、何の音かと、・・・・・・」

ガイ「あんな変なお腹の鳴り方あるだな」

ピグ「そんな変だったブー?」

王様「まぁな」

カレン「そんな無駄話してないで食べるニャン」

1人に1人に皿に盛られたカレーを配っていた


全員「頂きまーす、」

カレーを美味しく頂いていた

ピグ「美味しいブー、カレンが料理作れるなんて意外ブー」

カレン「失礼ニャン、これでも、ちゃんと自炊してたにゃん」

エリー「あっだからあんなに手馴れたんですね」

カレン「エリーちゃんは、分かってくれるニャン!!」

キラキラ眼差しでエリーを見つめ、抱きついていた


ピグ「王様、僕、旅に出てよかったブー」

王様「急にどうした?」

ピグ「最初は、王様と2人だったけど、仲間が増えて、

賑やかになって、毎日楽しいブー

そりゃ、危険な目に色々遭うけど、

皆がいるから大丈夫って

思えてきて・・・・・・・」

王様「そうだな、俺もだ、君達となら

なんでも乗り越えられるって

俺は、思ってる、信じないと何も始まないしな」


ガイ「王様いいこと言うじゃねぇか」

カレン「そうニャン、なにがあっても、カレンの

得意の魔法で何とかするニャン」

エリー「そうですね、お互いこれからも助け合って

行きましょうね」

ピグ「みんな心強いブー」

王様「そうだな」

夜も更けていき、テントで眠りに付いた







続く。












評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ