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勇者がブタですが何か文句でもあるか?  作者: ブラックキャット
番外編 皆の日常ほのぼの✲*゜
73/131

アトラスとの出会い

「数十年前 帝国 星の館周辺」

俺は、ある任務を終え、

帝国にある自宅に帰ろうと

森の中を歩いていた。


ルハク「今日は、もう遅いし

これは、野宿決定だな」

野宿にいい場所を探していると

館を見つけた。

見た目は、古びているし、

周辺を見て回るが、

人の気配など、無さそうだ。


中に入って確かめるか・・。


************

「星の館 ロビー」

ルハク「お邪魔します

騎士の者なんですが

よかったら、ここに泊めて貰えませんか?」

呼びかけるが返事もしない。


人なんていないし、これは、

ラッキーかもしれない。

野宿は、逃れられた訳だ。

ガチャと鍵が閉まる音が聞こえ、

不審に思い、入口のドアを

開けようとするが閉まっていて

ビクッともしない。


ピンポーン!!いきなり、鳴り出して

肩をビクリさせる。

どうやら、スピーカーから

発してるみたいだ。


「貴様!!勝手に入ったな!

許さないぞ!」


ルハク「すまん、何もしないから

ここで寝させてくれないか?」

「仕方ないな!ちょっとだけなら

寝ていいぞ!ちょっとだけだからな!」

ルハク「分かったよ!

じゃあおやすみ・・・。」

寝袋に体入れ、眠りつくこと


数時間後・・・・・・・。

「おい起きろ!!ちょっとじゃなく

大分寝たぞ?」

王様「あと少し・・・スヤァ」

穏やかな寝息を立て、さらに

数時間後経っていた。


「おい起きろ!!いい加減しろ!

もう俺は、怒ったぞ!」

スピーカーから大声がきこえ

すっかり、目が覚めてしまう。

ルハク「そんなに怒るな

もしかして構ってほしかったのか?」


「そんな事をなどない!!

これだから人間は、

寝てばっかりいるから

お前をここに閉じ込める事にした。

出たかったら、俺を倒すといい。」


ルハク「めちゃくちゃだな

寝た俺も悪い気がするが

それは、ないか・・・・。

受けて立てやるよ

ここから出たいからな」

というか帰りたい。すごく・・・。


重たい体を起き上がらせると

声の主を探すため、星の館の中を

見て回ることにした。

野宿に逃れラッキーかと思ったが

それどころでは、無い。


もし倒せなかったらここに閉じ込められるし

溜まったもんじゃないし、早くここから出るか

ある部屋のドアを開くと、

机と椅子しか置いていなく、人の気配すらなかった。

いないし、ここは、白か・・・・。

覗いては、人がいなく、2階へと上がった。


またドアを開けると、何も無い部屋に

たどり着いた。ふと振り向くと、

ドアが勝手に閉まり出して

どうやら閉じ込められみたいだ。

ピーンポーン「ほんとバカだな!!

人間、私の罠にハマるとは、

ここを出るには、鍵を探さなければいけない。」

ルハク「めんどくさいな」


「めんどくさいとか言うじゃない!!」

ルハク「俺の声が聞こえてるのか?」

「そんな事は、ない!!とにかく

早く鍵探しなさい。」

声の主の通り、鍵を探すことにしたが

何も無い部屋に隠し場所なんてあるんだろうか。


壁に持たれ、考えを巡らしていた、その時、

壁が後ろに倒れ、そこには、隠し部屋があった。


ものが溢れ、これじゃキリがなさすぎる。

探すしかないので、物を漁っていたら

宝箱見つけ、開けてみると

鍵では、なく、ガラクタが入っている。


ため息を吐き、宝箱を放り出し、

引き続き、漁っていた。

宝箱は、見つけは、開けるが

ガラクタだらけで最後の一個になり

やっとそこに鍵が入っていた。


部屋のドアまで戻り、鍵を回し、開ける。

やっと出れたが、あの声主が

どこにいるかどうかだ。

闇雲に部屋を探し回っても

そこで閉じ込められ、面倒事になる。

何かいい方法は、無いのか??


ルハク「探しても見つからない、

もう疲れたからどうしようか」

声の主は反応は、しない・・。

俺の声に受け答えは、していたから

聞こえるはずなんだが・・・。

あえて無視しているのか?

試しに煽ってみよう・・。

ルハク「あたしを倒したら出れるっ言ったよな

お前が来いよ、もうだるいし


それとも怖いのか?見つけられるのが

だからイタズラしたのか

まるで子供だな・・・。」

何も声を発さない、もう少しやるか・・・。

ルハク「何も言わないのか、

ビビって声も出さないってか、ヘタレだな!

何か言わないと分かんないぞ」


「うるさいわ!!貴様などに

あたしを侮辱する資格などない!!」


上手くいった、ニヤリと笑う。

ルハク「じゃあお前がいる場所を言ってみろよ」

「あたしは、お前では、ない

星の精霊アトラスだ、覚えておけ

2階の奥にある。星の部屋来なさい

そこにあたしは、いる。」

ルハク「分かったよ、ありがとうな

上手く乗ってもらったおかげで

探す手間が省けたぜ」

アトラス「貴様!!良くもやってくれたな!

許さないからな!!」


スピーカーは、プチッと切れた。

さて星の部屋とやら行くか・・・。


その後もイタズラは、続き、

矢の雨は、降らされるは、

大玉は、転がって来て死にそうになるわで

大変だった。


*****************

しばらく歩いていると、足を踏みだすと

穴が現れ、どこかに落とされていく・・。

上手いこと着地は、したがここは、どこだ?

周りを見渡すが誰もいない・・。

真っ暗で見えないし、とりあえず

ここを出る方法を考えるか・・・。


アトラス「やっと来たな人間!!

めんどくさいから連れてきてやったぞ」

いきなり、電気が付けられ、

目の前には、精霊がいた。

ルハク「お前がアトラスか?」

アトラス「そうだ、さァかかってこい」

手招きをされ、向かっていく・・。


アトラスにチョップをかまし、

悶絶させる。「貴様何するんだ!」

ルハク「お前がかかってこいって言うから」


アトラス「確かに言ったがいきなり

チョップは、無いぞ!!」

王様「お前、めんどくさいな

てか精霊って強いじゃなかったのか?

本で読んだ事あるけど・・。」

アトラス「何が言いたいんだ?」

ルハク「なんか弱いなって・・・。」

アトラス「貴様、あたしにチョップしか

してないくせに何言ってるんだ!」


ルハク「避けたらいいの話だろ

それを避けられないって隙だらけだし

そんな力も込めてない攻撃を

痛がるなんて弱いヤツだ。」

アトラス「なんだ!!その根拠は!」

ルハク「何だって言われても、困る。」

アトラスは、激しく動揺して

息遣いも荒い。こいつ雑魚だ。

ルハクは、そう確信した。

アトラス「まぁいい!!あたしか

貴様ごときに負ける訳などない。

さぁかかってこい!」


ルハク「なんで俺からなんだよ

まぁいいけどさぁ・・・。」

あからさまに剣を持とうすると、

顔が怯え、後ずさりしている。

もしかして、こいつヘタレなのでは??

試しに、アトラスの前で剣を振るってみた。

アトラス「うわぁ!?」驚いたのか

尻餅を付き、すぐに立ち上がって、

誤魔化していた。


アトラス「ちょっと転けたんだ

べ、別に貴様の攻撃にビックリした訳じゃない」

ルハク「そ、そうか」これじゃ俺が

本気で戦ったらこいつのプライドが

ズタズタで出ることすら無理になる。


でも弱いのか確かだし

どう出さしてもらうように説得するかだな

とりあえず、攻撃をさせよう・・。

ルハク「さっきから俺が仕掛けてるから

今度は、お前からって言うのは、どうだ?」

アトラス「いいぞ、あたしの魔法の

素晴らしさを身をもって感じろ!」


よしかかったな、こうも素直だと

やりにくな・・・・・。

アトラスは、氷の魔法を放つが

俺を凍らそうとしたのか、でも

その膜は、薄く、動けば

すぐに取り払われる。

この程度か・・。


ルハク「このままじゃ凍ってしまう!

なんて素晴らしい魔法なんだ!」

その後、褒めちぎり、図に乗り、

倒すことは、しなかったが、

出口の扉の鍵を渡され、

帰ろうと思ったが、そういう訳にも行かず

これを言い忘れていた。



説教しなければ・・・。

ルハクは、アトラスの頭を叩き、

「やって悪いことがある!人を

傷つけて、精霊としては、最低だぞ!」と

説教し始め、長すぎて夜も更けていき、


ルハクは、もうスッキリしたのか

星の館を出ていたが、アトラスは

顔が青く、疲れきっていた。


これがルハクとアトラスの出会いであった。


番外編続く☆

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