恩師との数十年ぶりの再会と後日談☆
エリーとガイの旅の後日談だよ♪
お話は、タイトル通りなので!!
つまりそういうことや(意味不明)
じゃあ物語の始まり〜始まり〜♪
旅が終わってから1ヶ月、
経ちました。今日は、
ピグが遊びくるらしいです
また騒がしくなりそうな予感・・。
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「王宮 リビング」
王様「べニラ、なんか暇だなぁ」
べニラ「何かやるのは、嫌ですよ
仕事が落ち着いたんですから
ゆっくりしたらいいじゃないですか?」
王様「そういう訳にも行かないだろ
今日は、ピグ来るし、
それに寝たって邪魔させるに決まってる」
べニラ「それは、ただの思い込み
じゃないですか?」
大きいソファで完全に項垂れ、
べニラは、もう一個あるソファに座り
本を読んでいた。
王様「そうだといいけどな
てかお前あれだろ、今日、
ガイの修行に付き合うじゃなかったけ?」
べニラ「そうですね、ピグさんと
一緒に来るらしいですよ
手紙に書いてたじゃないですか?」
王様「あれ?そうだっけ?
そこまで読んでなかったわ」
べニラ「手紙は、最後まで読むべきですよ」
王様「そうだな」
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「王宮 廊下」
カレン「あたしが案内するにゃ!」
ピグ「別にいいブー、
王様は、どこにいるブー?」
僕は、王様に会いに行く為に
ガイと王宮に来たのに、
スグには、会えないみたいブー
カレン「それは、知らないにゃん!
だから探すニャン!」
ガイ「知らないのかよ、
それじゃキリがないだろ」
カレン「王様の居場所くらい
すぐにわかるニャン!」
「ほう?スグそこにいるのに
なんで分かんないだろうな
カレン・・。」
背後には、王様とべニラがいた。
どうやら真っ直ぐ行ったところの
リビングにいたらしい。
別にガイと僕だけでも
見つけられた気がするブー。
べニラ「さっそく、ガイさんは、
修行に行きますよ」
ガイ「はーい、じゃあな、みんな」
手を振り、僕は、
王様とカレンと一緒に
リビングに向かった。
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「リビング」
王様「魔法を教えてもらいたいと
ガイは、修行中だし、
エリーは、レムと一緒に
修行中だしな、俺とカレンしかいないな
教えられるって言ったら・・。」
カレン「でも王様は、魔法が
苦手じゃなかったにゃ?」
王様「苦手だ。出来れば
俺が教えて貰いたい位だ。」
カレン「王様は、レムさんの所でも
行って、魔法を教えてもらうと言いにゃ!」
王様「別にいいが、何10年もあってないしな
いい機会だし、お前達も来いよ
それにここで魔法使われても困るしな」
カレン「それもそうニャン!!
じゃあ行くにゃん!!」
レム、どこかで聞いたことがあるような
思い出せない、確かなんだっけ??
どうせ、本人に会うし
その時に聞けばいいブー・・・。
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「光の城」レムに向けて矢を打つが
全然当たらないし、矢を掴まれ
投げ返されるし、ほんとこの人は、強い。
レム「甘いですよ、エリー
スピードも遅いし、パワーもない。
これじゃあいつでも避けられますよ」
エリー「はい!!」
王様「やってるな、レム」
レムは、今まで見たことのないような
驚いた表情で口を押さえる。
カレン「恋のキューピットになれたにゃ!」
なぜか、はしゃいでいるが
二人の仲を知らないピグは、きょとんとしていた。
エリー「カレン、黙っときましょう
感動のシーンが台無しですよ・・。」
カレン「わかったニャン・・」といわれると
しょんぼりして、静かに見守っている。
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えっと・・・・。久しぶりに会うから
何を話せばいいかわからないし
こういう時ってどう声をかけたら・・・。
バチン!!えっ待って待って
なんで、俺、レムに叩かれてるの?
レム「ルハクのバカ!!
なんで何10年も顔を見せに来て
くれなかったんですか!!
あなたが世界を救うため、
忙しかったのは、知ってますけど
寂しかったんですからね!」
ルハク「ご、ごめん、何言っても
言い訳にしかならないから・・。」
エリー「凄いいい雰囲気なので
あたし達帰った方がいいじゃないですか?」
カレン「えっー!!見たいにゃん!」
エリー「知らないですよ・・・。」
レムは、涙を振り払い。
「初めてお会いしますね、光の精霊レムです」
ピグ「僕は、勇者のピグブー」
カレン「魔法使いのカレンにゃん!!」
王様「ここで魔法の修行させてくれないか?」
レム「いいですよ、エリー、そろそろ
休憩しましょうか」
エリー「はい、分かりました。」
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カレン「まず、杖を持って、
魔力を注ぎ込んで、魔法を唱えるニャン!」
ピグは、杖をかざし、唱えるが、爆発してしまう。
レム「あなたの若い時と似てますね」
王様「あそこまで酷くないだろ!?」
レム「嫌、同等だと思いますよ」
そういえば、学生の時、よく魔法を失敗して
爆発させてたな・・・・。
王様は、頭を抱え、俯いていた。
「似たようなもんか、レム・・。」
レム「そうですね、でもピグの方が
筋が言いみたいです・・・。」
カレン「すごいニャン!!ピグ、
もう、できるようになったにゃ!」
杖から、炎を発していて
ピグは、驚きながらもはしゃぎ
カレンとハイタッチしている。
ピグ「やったブー、魔法、すごいブーな!」
カレン「でもあまり、魔法を使うと
魔力が消耗して、しんどくなるにゃ
使う時は、自分の体との相談が大事にゃん」
ピグ「わかったブー!」
王様「よーし!!ピグ、一緒にやるぞ」
ピグ「王様は、レムさんと話してろブー」
王様「はっなんでだよ!?」
ピグ「王様は、全く天然たらしブー!!」
王様「なんでそうなるんだよ!?」
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レム「賑やかですね、いつもこんな感じなのかしら」
エリー「はい、こんな感じです・・。」
レムは、ニコニコとしていて、
魅了されてしまいそうになるけど
なぜか、影を感じてしまう。
エリー「今と昔の王様って変わらないですか?
嫌、どんなだったのかなって・・。」
レム「今と全く変わってないですよ、
昔と違うのは、世界を良く知って
視野が広くなった事位かしら」
王様が落ち込んだようにこっちに駆け寄ってきた。
エリー「どうしたんですか?王様」
王様「何か知らんが追い出された。」
レム「それは、災難でしたね」
明るく、微笑むと王様は、苦笑いして
レムの横に座っていた。
エリー「カレンさん!あたしも入っていいですか?」
カレン「いいニャン!!こっち来るニャン」
エリーは、カレンと一緒にピグに
魔法を説いていて、その光景を見せられ
「俺だけ仲間はずれか・・・。」ため息を零す。
レムは、抱腹絶倒しだして、
王様は、顔を真ッ赤にさせていた。
「なんだよ!レム」
レム「ほんと、貴方は、気を使ってくれてるですよ
何を勘違いをしてるか分かりませんが
いい仲間に出会いましたね、ルハク。」
王様「そうだな、あいつらには、感謝しなきゃ
行けない事がいっぱいある。」
レム「それは、いつか返したらいいじゃないですか?」
王様「そうだな、レム・・。」
ピグ「2人とも仲がいいブー!!
やっぱり付き合ってるブーか?」
カレン「あたしらが気になった事を
王様、白状するニャン!!」
急に2人とも俺に顔を近づけ、問い詰める。
王様「何でそうなるんだよ!!
お前らが想像してる事は、何もない!」
はっきり言うと、水を得た魚のように
はしゃいでいた顔が見る見ると
冷めていき、ため息を吐く。
カレン「つまんないにゃん
王様もそろそろ年もなんだし
ちょっと考えた方がいいにゃ!」
王様「余計なお世話だ!!」
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夕方になり、夜も近づいていた。
レム「もう夜なので帰ってくださいね
暗くなると森は、危険ですし・・。」
王様「まぁそうだな、じゃあな、レム」
レム「じゃあ、ルハク・・。」
微笑み、小さく手を振り、姿が見えなくなると
光の城に入っていた・・・。
カレン「王様だけ、城に泊まればいいニャン!!」
王様「なんでだよ、レムに迷惑だろ」
カレン「そんな事ないニャン!
男女2人きり!何か起こるのは必然にゃ!」
王様「お前、頭大丈夫か?」
カレン「大丈夫ニャン!!
光の精霊、元気無かったにゃ!
やっぱり、王様が来なくて寂しかったニャン
励ましてあげるニャン!!」
王様「お前のお節介だろ、レムにだって
色々、あるんだよ、そんな理由じゃなくて
もっと深刻な方だ。」
エリー「いいじゃないですか?
王様だってホントは無理した笑顔じゃなくて
本物をみたいじゃないですか?」
王様「エリー、鋭いな、それは、そうだが・・。」
ピグ「レムさんなら喜んでくれるブー
優しい精霊ブー!だから何かやってあげるブー」
王様「何かってなんだよ」
ピグ「劇をやるブー、楽しそうブー」
王様「お前がたのしいだけだろ、それ・・。」
ピグが唇を尖らせ、睨みつけられた。
エリー「まぁとりあえず、やってみましょうよ
王様、それで笑ってくれたら
幸せじゃないですか?」
王様「まぁな・・・。」小さい頃は、
よく笑ってくれて、遊んでくれたりした、
さっきも笑っていたけど
奥の方で暗く感じる、無理してるって
レムは、世界のこともある、あいつの事も
思い詰めないように、軽くしてやるんだ。
王様「よし!!やるぞ!劇!!」
全員「おう!!!」
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「翌日リビング」
べニラ「そんな事があったのですね、
いいじゃないですか?せっかくの長期休暇ですし
好きなように楽しんでください」
王様「まぁ、そうだな、
配役も決まったし、台本と脚本は、
エリーだし、大丈夫だろ・・・。
なぁべニラって俺って天然タラシか?」
べニラ「そうじゃないですか?
だって王様、誰にだって優しいから
勘違いされますよ」
王様「そうか?そうなのか??」
それは、いいとして、1週間後に
劇をやる事になった。
確か、ピグが魔法をただ練習って言う話だったような
気がするが、気のせいか?
きっとそうだよな、王様は、何かを悟った・・。
魔法使いピグに続く




