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勇者がブタですが何か文句でもあるか?  作者: ブラックキャット
スピンオフ エリーの日記
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エリーの日記 4日目(前編)

王様達と別れた後

イリスの市場に食料に買いに

寄ったんですが、偶然、

ピグさんとピグさんの幼馴染に

会い、カーサン国を案内してくれる

そうでとっても助かります。


知らなかったのですがピグさんの

故郷は、カーサン国のブタ村で

国に詳しいらしく、なんせ広いので

まずは、王様の友人に会いに行こうと

思います・・・・・・。


機関車に乗り、1時間くらいで

「カーサン国」に着いた。


「カーサン都市 駅前広場」

ピグ「それにしても、王様が

ベル首相と友達だったとは、知らなかったブー」

エリー「まさか、あたしもそんな

偉い人とは、知らなかったです」


ピグ「でもベル首相なら

快く会ってくれるブー、

忙しい時は、分からないけどブー

きっと王様の仲間っていたら

大丈夫ブー、首相官邸は、

ずっと真っ直ぐいって

大きい建物を目印に右に曲がって

あるブー!僕達は、ちょっと

村に荷物置きたいから

ここで落ち合うブー」


ガイ「おう、ありがとうな!

ピグ、また会おうな!」

ピグ「バイバイブー!!」

幼馴染を連れ、去っていく。


ガイ「さぁいくか

それにしてもザ都会だよな」

エリー「そうですね、さっそく

いきましょうか・・・・」

ガイ「そうだな・・・」


***************

「首相官邸」ピグさんの言う通り

王様の仲間だと告げると

快く入れてくれて、首相の書斎室

まで執事が案内してくれた。


「首相の書斎室」入ると

美人で髪を長く伸ばした女性が

机に頬杖を付いている。


ベル「よく来てくれたわね、

王様から話は、聞いているわ・・。

何から教えて欲しいの?」


ガイ「この前、俺達は、

闇の精霊ブルートに会った

そいつが言ってた、俺が王様の

父親を殺したと

ブルートは、この世界で

どんな悪いことをしたんだ?」


ベル「ふーん、そんな事があったのね

ブルートってまた、悪い意味で

懐かしい名前ね・・・。

ブルートは、カーサン国全体を

侵略しようとした・・・。

あたしが15歳の時ね。

その時のこの国は、ほんと酷かった。

軍事独裁政権、イリスよりもっと

えげつなくて、国民は、ないがしろで


村や街の固有の土地を国のものにしようとして

各地で戦争ばっかり起きてた。

そこにブルートにつけこまれ、泥沼化して


あたしは、軍人である父親とあたしと

帝国騎士団と王様がクーデターを起こした。


その戦いで王様の父親は、

王様をかばい死んだ。その時は、王様は、

帝国騎士団の騎士だった。


結構話しちゃったわね、 でも年月って

恐ろしいものよ、あんなボロボロだった

国がここまで繁栄したのだから・・・」

過去は、だれしもあって

そんな壮絶な過去がこの国と王様に

あったんて、知りもしなかった。


不安で不安で聞かずにいられない。

エリー「ベル首相!あたしは

王様の事何も知らないです、

過去もどんな人かも、でも私が

見てきた王様は、国民を第一に考え

国のためなら信念を突き通す人で


それしか知らなくて、こんなあたしは、

仲間の資格は、あるのでしょうか」

ベル「ほんと、あいつは罪な男ね

可愛い妖精さんにこんな思いまでさせて


大丈夫よ!資格なんてそんなのないわよ

王様をそこまで知ってるなら

仲間で居てるじゃない、全てを知ってこそ

そうじゃないの、お互いピンチの時

助け合えるのが仲間なの


だから今まで、旅してきたから

分かるでしょ・・・・」

あたしに少しずつ、近付き、頬をさする


エリー「はい、あたし、何も知らなくて

仲間はずれにされてるみたいで

でもベル首相にそう言われたら

元気が出てきました、ありがとうございます」

涙目で頭を下げた。


ベル「一つだけお願いあるの、

王様が過去をすべて話したとき、

受け止めてただ、そばにいてくれる?」

エリー「えっ、は、はい」

ガイ「そんなの、いいに決まってる」


ベル「そう、それは、良かったわ、

王様は、きっとそれを望んでいるわ」

あたしの手をそっと離して、微笑む。


ベル「さぁ、話は、終わりよ、しんみりも終わり!

苦手なのよ、カーサン国を満喫しなさい

宿を用意して上げてもいいけど

どうするの?」手をパンパンと叩き、髪をかきあげる。



エリー「それは、助かります、この後

豚族の村に行くんですが、そこの

宿ならありがたいです」


ベル「わかった、いい宿知ってるから手配するわ」


ガイ「色々とありがとうな、首相さん」

あぁ!?お願いだから敬語使って!!

エリー「ガイさん!貴方は、礼儀もしらないですか?

すみません、ご無礼を働いて・・・・。」

ベル「アハハ!いいよ、そんなの、

じゃあ楽しんでね、カーサン国を・・。」

エリー「はい、色々とありがとうございます

じゃあ、失礼します、ほら!ガイさんも」


ガイ「はいはい」首相官邸を後にして

ピグ達と合流して、村に向かう。


「豚族の村 」ピグ「着いたブー、これから

どうするブー?」

ガイ「精霊に契約にしに行く、月の精霊だっけ?」

エリー「そうですよ、ピグさん達は、

どうするですか?」ピグ「別に何も無いブー

このまま、家に帰るブー!」


エリー「何だかんだ、夕方ですもんね

夜間の探検は、危険ですし、宿に泊まりますか?」

村からちょうど、夕日が見え、すっかり夕方だ。


ガイ「そっか、場所だけ見に行こうぜ、

すぐそこだろ、それさら宿に行く」

エリー「別にいいですが・・・。」

ピグ「何だったら僕がついていくブー」

ガイ「いいけど、ユミンちゃんは、いいのか?」


ユミン「あたしは、別にいいですブー」

ガイ「そうか、じゃあ行くか」



******************

月の精霊の居場所の下見は、終わり

宿でひと休みしていた。

ガイ「屋上まであるとはなぁ、星綺麗だな」

屋上のベンチに座り、星空を見ている。


エリー「そうですね、それにしても

本当なんですか?帝国配属の精霊騎士になるって

それって帝国騎士団に入るんですか?」

ガイ「そうだな、世界を守りたいとか

悪いやつを倒したいとか、そんな野望が

ある訳じゃない。ただ、誰かの命を

救いたい、それだけなんだ。」


エリー「それだけって結構大事じゃないですか

ガイさんがそんな誠実は、だとは、思いません

でしたから、どうせまた、思いつきだと

思いました。」ガイ「ひでぇな、

ブルートの事なんだが、精霊召喚士

の名にかけて、封印してみせるよ、

出来るかわかんないけどな・・。」


エリー「いつか、出来るといいですね」

ガイ「そうだな・・・・・。」


星空を見上げ、2人は、世界に希望を抱く・・。


続く。



ベル首相が優しい人で良かったです、

かっこよくて強くて、女性なら

絶対、憧れます・・・・・。

強さの奥には、優しさがあって、

王様と同じ匂いがする。

そんな感じの人でした・・・・。

それにこんな良い宿まで用意してもらえましたし

なんかもう、いたりつくせりで


温泉で心も体も癒されました。(〃´o`)


イリスでは、偉い目に合わされたので

こんな好待遇は、嬉しいですし、

苛立ちもすこしは、スッキリしましたし

いい朝を迎えらそうです・・・。


ガイさんの夢を聞いた時は、驚きましたが

応援したいと思います、仲間っていうのも

ありますが、一人の人間としてです。

夢は、いいものです、生きる為の目的にも

なりますし、希望でもあります。


どんなものでも夢は、夢だから

バカにしていいものでもありません、

そんな資格、誰にもないですから・・・。


カーサン国の歴史が王様の過去に

つながってるなんて想像もしてなかったので

あんまり、なんか現実味がないです。


こんなに苦労して今の世界を作り上げたと

思ってなかったから・・・・。

だからこそ、人々は、幸せに暮らせているんだと

王様のすごさを改めて知りました。


ちょっと、長くなってしまいましたね

(;´Д`)

これで終わりします、じゃあ明日も

いい朝を迎えられる事を祈ります。


おやすみ(๑˘ ˘๑)*.。

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