最終章 世界を支配させない為の戦い
俺の為に泣き喚いて
必死に正気に戻そうと
訴えていたのは、強く
心に響いていた。
俺は、ほんと情けない人間だ。
昔の事に体が縛られ、
身動きを取れないなんて・・・。
これは、俺自身の問題で
自分で取り払なければいけない…。
「いつまで泣いてるんだ?
絶望を思い知った君は、
この世界でまた光を
見るのは、無理かもしれない
でもそうさせているのは、
君自身だ・・。
さぁ早く俺と一緒に
仇を取らないか?」
朦朧とした意識の中で
手を差し伸べられた手は、
暖かった。恩人の言葉で
目が覚め、光を取り戻す。
目を見開き、無謀にも俺は、
ボスに正面突破で剣を突き刺す。
ベル「ふふ、無謀で馬鹿っぷりを見るのは、
何年以来かしら、王様」
血が溢れ出して、体に付着していた。
黒い玉が消え、銃を額に押し付けられる。
ピグ「王様!!危ないブー!!」
ボス「いきなり何するかと思えば
せっかく、今のやつでここを焼け野原に
しようと思ってたのに、全部パッーになった」
王様は、剣を引き抜き、ボスの顎に当てる
ボス「対等になったつもりか?
弱くて、こんな攻撃痛くも痒くもない」
ピグ「王様から離れるブー!!」
ボス「豚がうるせぇぞ、何か言えや、王様
さっきにやって欲しいのか?」
王様「・・・・・・。」言葉を発さず
殺気だけが勢いを増す。
ボス「ほんとよく分からない王様だな」
ピグ「空龍拳!!」頭上には、
飛んでいるエリーに抱えられ
何も見えなく、何をしているか全くわからない。
ボス「何してるんだ?」何も分からないまま
吹き飛ばされ、カレン「デスボックス!!」
黒い牢に閉じ込められ、体が縛られる。
ボス「なんのつもりだ?」
カレン「倒すつもりにゃ!!王様、大丈夫ニャン?」
顔をのぞき込む、
やっと正気に戻れて、目の前の世界が見えた。
「大丈夫だ、ごめんな、迷惑をかけた。」
カレン「ううん、イイにゃ、いつもの王様に
戻ってくれて良かったニャン」
ベル「良かったわね、良い仲間に恵まれて
羨ましいわ・・。」
王様「まぁな、さぁ、破られないうちに
袋叩きだ!!」
王様の袖を掴んだ。
エリー「信じてましたよ、王様」
王様「信じてくれてありがとうなぁ」
ガイ「王様ムカつくから、殴っていいか?」
王様「理由は、分からんが、そんな場合じゃないから
辞めてくれないか?」
何故かガイは、ふてくされていた。
王様「分からんぞ、気を取り直して、
弓兵全員、黒い箱を取り囲んで
四方八方に撃て、魔法兵は、
魔法を封じ込むんだ。
攻撃は、俺たちに任せろ
さぁ始めるぞ・・・。」
ベル「魔物使いならそれなりの手を
打ってくると思うのだけど王様?」
王様「それもそうだなぁ、二手に別れるか?
雑魚退治とボス倒すのと・・」
ベル「そうね、でも雑魚退治は、
シュウとあたしだけでいい、
こっちの事は、気にしないでね」
王様「いけるのか?」
ベル「楽勝よ、強いのは、知ってるでしょ
行くわよ、ショウ」
王に後ろを向き、魔物の大群を睨みつける。
ボス「良かった、魔物は、出せるみてぇだな
そいつらを殺せ!!全員だ。」
ベル「ほんと、呆れちゃうわね
あんたが死ぬ前に言うわ、
王になりたいなければ、民を想い
全身全霊尽くしなさい、
争いは、悲しみと犠牲しか生まれない
国同士の欲望の戦い、
今のあなたには、本質までは、分からない
無知ほど恐ろしいものは、ないのよ
この世界は、あなた1人だけじゃないの
自分の不遇さに不満を持つなら
理想帝国を作るという短絡的な思考を
辞めなさい、不遇でも優遇でも、
王になりたいという欲望だけで
王になんかならないで・・・。」
ボス「うるせぇ、俺は、王に
なる為なら戦争だって殺戮でもなんでもやる」
ベル「ほら言った通りね、なんにも分かってない
そんな奴が王になるなんて反吐が出る」
飛びかかってきた魔物の頭を掴み、
魔法で発生させた、火の玉を口に入れ
爆発を起こし、肉片が地面に散らばる。
シュウ「流石に今のは、むごいな
ベル様の言う通りだ。王になりたいなら
こんな事をするな、世界を壊すような
真似事をやめろ!!」
魔法を唱え放物線を描いて
無数に地面に落ちていた。
魔物達の大多数は、放物線に撃たれ
真っ二つに割れ、爆発して
地面が肉片だらけになる
ベル「あんた、あたしと同じことやってるじゃない?」
ショウ「そうだなぁ、いいじゃねぇか
お相子って事で・・・。」
ベル「そうね・・・・。」
王様「後ろをあんまに見るなよ、ピグ」
「わ、わかったブー!!」
エリー「いい加減、こちらもやりましょうか」
王様「そうだな」
カレン「エリーちゃん、一緒に協力魔法やるニャン!」
エリー「ハイ、わかりました」
3人で円形に広がり、魔法陣を生じさせた。
ピグ「僕は、魔法は、できないブー!
でも、王宮に修行させてもらった時に
べニラに教えてもらったブー!!
僕のキングポーク空気拳と王様の魔法を組み合わせれば
すごい攻撃になるって!」
王様「でも俺の魔法は、そこまで
強力な物じゃないぞ」
ピグ「そんなの関係ないブー!!
べニラが言ってたブー、王と勇者が
力を合わせれば、どんな攻撃も
強力な物となって、闇を打ち消すブー!!」
王様「分かった、ピグ、やってみよう」
ピグ「そうだブー!!」
拳に力を凝縮して、腕が膨張していき、
魔法陣が手のひらから現れる。
黒い牢にヒビが入り、壊されていく
ボス「やられぱっなしな訳ないだろ」
カレン「協力魔法!!発動、サンクロス!!」
ボスの頭上から光の十字架が地面に刺さり
放物線を描いて、光の力で闇の力を封じ込める。
ボス「俺の力を封じたつもりか?
甘いな、俺を倒すのがそんなに
簡単に行くわけないだろ」
エリー「貴方が闇にどれだけ、命を売ろうが
元は、人間でしょ、人智は、越えられませんよ」
ボス「俺の何を知ってるんだよ、
俺の強さを見ていないのに
決めつけるのは、早いじゃないか?」
ゆっくりとした足取りで
ベルとショウに近づく、
「どうしたのかしらね、またやるつもり?
あたし達にとって、不利益になることは、
させないよ」ボス「止めても無駄だ、
おい、俺の一部になれ」
一番巨大な、魔物が呼び寄せられ、
体に取り込まれ、腕にまとわりついて
黒い刃に姿を変えていた。
ベル「シュウ、早くやりましょう
力を増幅されちゃたまんないわ」
ボス「とりあえず、近くにいるヤツら
から、殺ってやるよ」
「面白い事言うのぅ、今1番近いの
ワシやけどな、自分、目ぇ可笑しいんか?」
ボスの手は、ベルの頭を掴み
放り投げようとしていた手を掴み
雑巾絞りのように回す。
ボス「な、なんで、いつの間にここにいたんだよ」
王様「助けに来てくれたのか?ルイーダ!!」
ルイーダ「まぁ、そんな所じゃ、
王様すまんのぅ、わし1人だけじゃ
兵士達には、後処理を頼んでいるでなぁ
貴様の、部下達は、温すぎて
すぐに済んだわ、世界に反逆するんやったら
仲間にするやつ選びや、
いくらなんでも無理がある、
それに気づかんかった貴様は、
王の資格なんて無いわい!!」
隠し持っていたナイスで腹を突き刺す
ボス「老いぼれが黙れ」すぐさま引き抜いて、
手首を掴み、腸に蹴りを入れ、飛ばされ
岩に強く叩きつけられた。
ベル「ルイーダ首相!!」
ルイーダ「ベル、心配いらんわい
君らは、戦争を経験した事は、ないやろうが
嫌って程、経験しとる、こんなもんまだ温いじゃ
はぁー、さっきからワチャワチャ
うるさい小童共、黙れや」
剣を引き抜いた瞬間、周辺の魔物が
真っ二つに切られ、血だけが鮮明に見える。
ルイーダ「圧倒されてる場合じゃないやろ
ベル、ささっとやるぞ」
ベル「はい!!」ルイーダ「相変わらずじゃな」
ニヤリと笑い、殺気を込めた視線を
睨み潰す、魔物は、あまりの威圧感に
押しつぶされ、怖気つく・・・・。
カレン「協力魔法やり直しニャン!」
王様「またやり直すか?カレン」
カレン「嫌、さっきから魔法力制御法
かけてるから、確実に弱ってるにゃん
身動きを取れないように動きを
閉じ込めるニャン!」
ガイ「王様、さっき攻撃を打ってくれ
ピグもだ。その後俺達がなんとかするさ」
王様「倒せるという確信があって言ってるだよなぁ?」
ガイ「当たり前だろ、王様」
王様「そうか、じゃあ任せるぞ」
背後は、光のオーラに覆われていた。
ボス「さっきに王達やる方、楽か」
王の方に振り向いた瞬間、
光の放物線が放たれ、体の真ん中が
突き抜け、穴が生じている。
ピグは、風のように颯爽と駆け抜け、
ボスに膨張した巨大な拳で
止むこともなく、殴り続ける。
ガイ「いい調子だ、行くぞ、エリー!
カレン!!」エリー「珍しいですね
あなたが仕切るなんて・・・・」
ガイ「たまには、いいだろ」
カレン「気に食わないニャン、
さぁ行くにゃん!」
エリー「サンアーチェリー!!」
空高く飛び、上空から光を纏った
矢をひたすら打っていく。
無作為に打ってるように見えるが
光のオーラが現れ、円形に覆われている
身動きを取れなくて、魔法を
唱えようとするがスタミナ不足で
何も起こらない・・・・・。
完全にしてやられた。絶望が心にまで滴る。
こんなヤツらに負けなんかいられない
お、俺は、王になって理想帝国を作り上げるんだ。
闇で光で覆われていたオーラは、砕け散る。
カレン「攻撃を急ぐニャン!!
サンキングソード!!」
光を纏った巨大な剣が振り落とされる
闇と光の押し合いになり、
カレン「何なのにゃん!!そんなに
理想帝国作りたいにゃん!!
そこに幸せは、約束されてるにゃ?」
ガイ「されてないに決まってんだろ、
分かりきったこと聞くなよ、カレン
終わりだ!!闇の力を封じ込め!!
ブラックシャウト!!」
闇の力は、消え、巨大な刃は、
ボスの体に落とされた。
「や、やめてくれ!!俺を殺さないで
反逆なんてやめる!!から生かしてくれ」
王様「君は、酷いやつだなぁ、
君の野望のために死んだ仲間は、
どうなる?自分だけ、命乞いをするのか?」
答えが2度と聞けない、彼は、体を裂かれ
死んでしまったのだから・・・。
戦いは、終わった、戦争など
正解などない、あるのは、犠牲と悲しみだけだ。
それでも人は、何故、戦うのか?
帰る場所と大切な人を守りたいからだ。
本編 END
ご愛読ありがとうございます!!
本編は、これで一旦終わりにさせていただきます
また、なにか思いついたら書くので
宜しくお願いします、
これからは、スピンオフを連載します
エリーとガイの旅の日々や
王様の過去や出生と神との出会いなど・・・。
を書きます、
お楽しみに(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪




