表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者がブタですが何か文句でもあるか?  作者: ブラックキャット
新章 『平和を永遠に』
129/131

見上げるだけの存在。(※ふざけてますが通常運行です。)

無理やり、こじ開けでも、

部下であるお前らを助けに行く。


例えたくさんの光に見舞われ

この体が砕け散ろうとも······。


*****************

光の紐がまとわりついて

自由に身動きが取れない。


切り裂いたりするが、

すぐに再生してしまう。

レム「ブルートだったら

すぐに解いたですけどね」

セレフ「うるさいだよ!!

この世界の光が·······

あぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

大声で叫び出して、

光の紐が膨張して、爆発を起こす。


エリザベス「助かったわ、セレフ」

メイカ「この位の攻撃で

怖気付くなんて思わないで·····。」


アルテミス「そうか、

空にヒビが出来ているぞ、

これは、お前らがやったのか?」

エリザベス「何のことか分からないだけど··。」

アルテミス「とぼける、

こいつら、結界を壊そうとしてる、

危ないかもしれないな」


レム「そうかもしれませんね」

「これは、こいつらのせいじゃない

我のせいだ······。」


エリザベス「ま、魔王様!!

何故こちらに、来たら

魔王様のお体が!!?」

「気にするな、精霊共

全員かかってきても、

我は、倒せない······。」


アルテミス「まだ、二人だけなんだがな

どこを見ている。」

魔王「どうせ呼び寄せるだろ」

アルテミス「精霊が精霊を

呼び寄せれる訳じゃないぞ、

そんな力を持つのは、

精霊召喚士くらいだ。」


魔王「そうなのか?」

エリザベス「魔王様、

話が外れています、そんな事は、

どうでもいいから、魔王様は

魔界に帰られた方が·····。」

魔王「心配する様なことは、ない。」


王様「ずっと喋ってるけど、

大丈夫なのか、何話してるか

聞こえないし、どうするか···。」

ピグ「誰か空を飛べる魔法、

持ってないブー。」

エリー「ピーさん達、呼べば

いいじゃないですか」

王様「それもそうだな」


ずっと見上げてるだけじゃ

レムを助けられない。

いつだってそうだ、

俺は、見上げるだけで

追いつこうとも、追いかけようとも

しなかった。


追い越せないのは、分かってから、

諦めていたのは、俺自身···。

王様は、笛を鳴らして、

ピーさん達を呼び寄せた。


「ピーピーピーピー!!?」

王様「えっ?わざわざ、そこを通るのか」

魔王達の隙間を通って、

ここに降り立つ····。


カレン「思い切り、翼が

魔王にふりかかってるけど大丈夫ニャ??」

「大丈夫じゃないに決まってるだろ!」

カレン「聞こえてるニャン??」

魔王「いい加減ここに来いよ!

そういう展開だろ!」


ガイ「嫌、どういう展開だよ」

エリー「不思議な光景ですね、

こちらからは、豆粒程度しか

見えないで、何言ってるか

聞こえません·····。」


ピグ「魔王は、地獄耳ブー」

王様「まぁとりあえず乗ろうぜ」

ピーちゃん「早くのれぴー」

ピグ「わかったブー····。」

全員、ピーさん達に乗り、

空に飛びたつ·······。


***************

王様「よし来たぞ、思ったより

ボロボロだな、魔王······。」

「気のせいだ···。」

ガイ「気のせいじゃないだろ」

魔王の体は、この世界の光と

レムとアルテミスの光と太陽に

見舞われ、火傷を負っていた。


レム「何もしてないですが、

光が弱点とは、致命的じゃないですか?」

エリザベス「そんなことは、ない!

魔王様は、わざわざここまで、

助けに来てくれたのよ」


アルテミス「それは、そうだが、

死に来たのか?魔王·····。」

魔王「仕方ないだろ!!

いつまで経ってもこないだから

こいつらを助ける為に

こっちから出向いたんだよ」


ガイ「なんで、逆ギレしてんの??

この人········。」

エリー「人間かどうかも分かりませんね」

ガイ「エリーのツッコミどころのそこなの?」

魔王は、果てしないため息を吐き、

闇の咆哮を放つ。


王様「唐突だな、意外とめちゃくちゃなんだな」

ピグ「悪役は、だいたいそうブー」

ガイ「ピグ、お前は、何を知ってるんだ?」


細い線を描き、レムとアルテミスに

浴びさせる······。

カレン「しょぼいニャン、

レム様、バズーカーで

迎え撃つにゃ!!」

エリー「容赦ないですね」


レム「分かってますよ」

バズーカーを翳して、ヒカリの閃光を打つ。

二つの光と闇は、対立して、


光は、闇を飲み込んで、消滅させ、

猛烈な勢いのまま、魔王の体を

焼き付けさせる·······。


ガイ「当然だな、あれ生きてるだよな」

王様「さぁ、レムの攻撃で

生き残った奴、居ないからな」

ガイ「なんだよ、それ恐ろしいな」


煙の中から、魔王は、

真っ黒な姿を現す。

魔王「ケホケホ!!」

激しく咳をして、こちらを睨んだ。


魔王「ちょっとは、手加減しろよ!」

アルテミス「何でしなきゃ行けないんだ?」


ピグ「気づいた事言っていいブー」

王様「ん??言っちゃダメだぞ」

エリー「魔王って、とんでもなく

弱いですね」真顔で、さらっと言った。


王様「今言っちゃ悪い事言ったね

これ、怒って、自然破壊とかしないよな?」

魔王「出来ない」

王様「出来ない??そういう展開じゃないのか?」

魔王「だって、ここ、光強いだもん、

これじゃ、闇の力、弱まるのも

当然だわ」項垂れ、脱力している。


ガイ「嫌々、頑張れよ、

なんでそんなやる気ないような顔してんだよ

部下を助けるとか言ってたのは、

誰だよ??」

魔王「そんな人知らない!」

ガイ「可愛い子ぶんなよ、気持ち悪い。」

王様「とんでもなく、クズだな」


エリー「よっぽど、ブルートの方が

キャラちゃんとしてましたよ、

あなた、ブレブレですよ」

魔王「んなもん、知ってるわ!」

王様「知ってるんだ、なんで、

意味が分からない言語を使ってるんだ?」


魔王「気にするな!世界観が壊れる。」

王様「今更、それ言う?

もう壊れまくってるけど言っちゃう?」

レム「うるさいですね、皆さん、

弱いってわかったんですから

早く終わらせましょう。」


魔王「われは、弱くない、

それを証明してやろう、光の精霊レムよ」


かつてないほどの闇を漂わせて

向かっていく··········。


次回に続く······。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ