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勇者がブタですが何か文句でもあるか?  作者: ブラックキャット
前編
11/131

水の精霊

目に映るのは、氷に囲まれた湖だ。

真ん中の氷の椅子に水の精霊が座っていた

水の精霊「ここに人間が入って来るなんて珍しいね

何しに来たのかな?」

微笑んでいるが冷たい空気が流れる

王様「ドラゴンを封印する為に四大精霊と契約しに来た」


水の精霊「そうなの、ドラゴン、復活しちゃったか・・・・。

戦わず、助けてあげたいだけど無理かな

私に勝てないと契約出来ない

規則に出来てるからね、まぁ・・・・・・・・。」


王様「それは、分かってる、でも世界を救うためだ

戦いもいとわないつもりだ」

水の精霊「そっか、女の精霊だからって

舐めてんなら偉い目に遭うよ♪勝てるなんて自惚れるなよ」

冷徹な目で睨み付けて、指をパチンと鳴らす


カレン「王様、危ないニャン!!右に避けるニャン」

振り返って、右に避けた剣が俺の右横顔を通り過ぎる。


もしカレンが警告してくれなかったら・・・・・・

俺は危なかった。

王様「ありがとうな、言ってくれて無かったら、貫かれていた」

カレン「そんなのいいニャン」首を横に振る

水の精霊は、剣を掴み取り、頭上にくるりと投げた。


剣は、直線に向く、何言ってるか分からなかったが

僅かに口を動く。

「ウォーターソードキャノン」

液体状の水が剣の形をしていた、無数に姿を現す、

「発射」猛スピードで動き出す・・・・・・・・。


エリー「こんなのに突き刺されたら一溜りもないですよ

皆さん、できるだけ私に近づいて下さい」

みなは、わかったと頷き、エリーとの距離を縮めた。


エリー「防御魔法!!キングシールド!!」

矢を放つ、その矢先に透明な盾が皆を覆った

水の精霊「残念だなぁ、でもいいか」

発射された剣達は、氷の壁に刺さり、無残に崩壊して行く

エリー「貴方は、火の精霊と違って正々堂々と戦わないですね」


水の精霊「エリーちゃん、そうかな?私はねぇ、楽しみたいの

退屈だったんだよねぇ、ねぇもっと楽しませてよ!!

じゃあ、近くで戦ってあげるからさ」

エリー「貴方は、分からない人ですね」ため息を吐き捨てる。


水の精霊「それにねぇ正々堂々と戦うの嫌いなの、

だってこうやって、距離を取って何されるか分かんないでしょ?

恐怖を味わせたいの」椅子から立ち上がり、不気味に微笑む。


王様「あんたから、近づいて来なかったら、

こっちから仕掛けるだけだ」

水の精霊「どうやって仕掛けるの?

残念ながら、私の周りは、1面湖どうやって渡るのかな?」

王様「それは、!?」


エリー「湖に立ち入ることは、自殺するのと同じです、

湖は、深く中には、凶暴な水の魔物かいます

あたし達人間は、水の中では、攻撃なんか出来ません

肉として食われるだけですよ、王様、出来るだけ湖に

近付かず、広範囲の魔法を繰り出すしか

彼女に勝てる方法は、無いのです」


水の精霊「あたり~☆詳しいね、誰に教えて貰ったのかな?

エリーちゃん

まさかスパーク様とか言うじゃないでしょうね」


エリー「そうですが、スパーク様は、

貴方と仲が良かったですもんね、あたしと出会う前度々

ここに遊びに行ってたらしいですしね・・・・・・・・。」


水の精霊「貴方とスパークが出会ってからここに来なくなった

あたしをあんなに妹みたいに可愛がってくれたのに・・・・・。

ホントは、五大精霊になるはずだった、でもスパークは、

妖精を育てなければいけないし、死ぬ訳にも行かないから

辞退した、名誉も地位も捨てて、貴方なんかに尽くした!!」


ガイの人差し指に付けていた雷の指輪が動き出した

光を放ち、スパークが姿を現した。


ガイ「スパーク!?」皆は、驚きを隠せなかった

スパーク「すまんな、勝手に出て来てしまった、

アクア、久しぶりだな」水の精霊をアクアと呼んでいた

アクア「スパーク!!なんで、来たの?」

スパーク「誤解を解くためだ、エリーの為に、名誉も地位も

捨てたわけじゃない」アクア「じゃあ、何で・・・・?」

契約所の話じゃない、どうすることも出来ず、傍観する事しか

出来ない・・・・・。ピグがそっと袖を握りしめる

王様「どうした?ピグ」 ピグ「大丈夫ブー、何とかなるブー」

震えた声でそう呟いた「そうだな」と俺は、頷いた


スパーク「俺は、四大精霊より格下の強さなのに五大精霊に

昇格するのが納得出来なかった、だから辞退した」

アクア「貴方は、自分でそう言ってるだけで!!

強いのに、五大精霊になる素質があるのに!!何で!!」


スパーク「俺は、名誉も地位もいらない、

そんな物持ってたって、飾りにしかならない、

人類の危機に手を差し伸べられたらそれでいい

俺の好きな世界が守られたら、何でもいいんだよ

アクア、ごめんな、今まで会えなくて・・・・。」

アクアは、静かに泣き、涙が溢れる


「スパーク!!のバカ!!あたしは、待ってたの、貴方の事を」

スパーク「すまんな、こいつらの旅の同行しててな、

会えなかった」スパークは、湖に足を踏み入れた

エリー「スパーク様!!」

スパーク「心配するな、エリー、サンダーダイビング」

湖に猛烈な電気を張り巡らした


湖に生存していた魔物は、一時的に麻痺を負い、うなだれている。

アクアがいる、円盤の氷の塊を駆け上がる

スパーク「もう限界みたいだ、指輪から出られるのは、5分だけだ

アクア、旅が終わったら、また会いに行く、

その時まで待ってろ」

アクア「スパーク!!」

スパークは、指輪に吸い込まれていた・・・・・・。



アクア「気を取り直して、戦いと行きましょうか、

良かったね、スパークのお陰で一時的に湖が通れるようなって」

王様「そうだな、まちくたびれたぜ、行くぞ」

湖の水位は、俺の腰の所まであり、一気に走り抜ける

アクアに近づくなり、剣を振るうが剣をクロスにして塞がれた


アクア「貴方の如きのスピードで私に攻撃出来るなんて

思わないで・・・・・」王様「俺以外にも仲間いる事

忘れるなよ」アクア「そんなの分かってるなよ、私の背後にいる

エリーちゃん」エリー「バレましたか」上空を飛び、矢を放とうとしていた、

アクア「あたしの後ろを取るなんてやるようになったね

エリーちゃん、でもまだまだね」聞こえない声で呟いた

でも唇の動きで分かる「ウォーターソード」水の液体状、

剣がエリーに一直線に向かう、

エリー「厄介ですね、防御魔法!!ミラーウォール!!」


エリーの前に透明な壁が立ち塞がる

壁に1度ぶつかり剣は、湖に落ちた、アクア「あぁ、残念」

アクアは、剣に力を込めて思い切り振るう

王様が氷の壁まで吹き飛ばされた、

ピグ「王様、大丈夫ブー?」ピグは、俺に駆け寄る

王様「大丈夫だ、心配するな、ピグ

皆であいつに攻撃を仕掛ける、隙が生じる筈だ

そこに漬け込む」王様「分かった、ピグは、いつも通りやれ」

ピグ「ん、わかったブー!!」ガイ「分かった、王様

連携魔法だな」王様「嫌、違う、今から話す」

カレン「じゃあ何ニャン?」


アクア「作戦会議してるみたいだね、

仲間外れにされてるみたいだけどいいの?」

エリー「皆さんには、それぞれの考えあるので

状況に応じて従うだけです」

アクア「ふーん、そう、スパークの為に契約させてあげたいところだけど、

もうちょっと楽しませて貰うよ」

エリー「アクアさん?望む所です」


ピグがエリーに手招きしていた、

それに気づき、エリーは急いで向かった

地面には、広範囲の魔法陣が張っており、東西南北に

4人が立っていた。

エリー「あぁ、そういうことですね

大体分かりました」腕を広げた


ピグの頭の中には、?マーク浮かんでいた

エリー「私に抱きしめられてください」

ピグをそっと抱き抱え飛び立つ準備をした


「協力魔法!!ファイアクロスブレイド!!」

アクア「あら、まぁ、簡単に負けるのは、惜しいから

やちゃおかな」手を翳す、

「ウォーターフェニックス!!」水色の不死鳥が

大きく口開き、大量の水を放出する

火を纏った刃が四方八方にアクアを襲う、勢力争いしていたが

フェニックスが歯が立たず、湖に落ちた。


アクア「あらまぁ、これは、1本取られたね」

刃の隙間から飛んでいるエリーに抱き抱られるピグを目にした

ピグ「アクアさん、ごめんブー!!僕、女の人を殴れる程

悪い男じゃないブー!!だからそれは、わかって欲しいブー」


アクア「そんないいんだよ、心置きなく殴りなさい」

ピグは、目を瞑り、アクアにパンチを浴びせた

アクアは、バタンと倒れ、しばらくして起き上がる


アクア「ピグくんだっけ?パンチ効いたよ」

ピグ「ご、ごめんブー!!」

アクア「冗談だよ、さぁ契約の儀式を

やろうか、この中に精霊召喚士は?誰かな?」


ガイ「俺だ」前にガイが出てきて、指輪をはめてる方の手を

かざす、アクア「この者に忠誠を誓い、尽くす事を約束する」

地面に膝まづき、四大精霊の指輪に吸い込まれてた。


王様「スパークにそんな事があったなんて驚きだな」

ガイ「ほんとだよ、人騒がせさせやがって」

エリー「スパーク様にだって色々あります、アクアさんが

思ったよりもいい人でよかったです、

スパーク様が見込んだだけあります」


カレン「あたしには、アクアちゃんが恋する乙女に

見えたニャン」エリー「そうなんですか!?」

カレン「皆、鈍感すぎるニャン、まぁ終わった話だから

もういいニャン」ピグ「全然気付かなかったブー」

王様「必死だったんだよ、気付かないのも当たり前だろう、

いつまでもここにいる訳に行かないぞ」


ピグ「そうブー、行くブー」

ガイ「次は、風の精霊だな、あと2人も契約しなきゃいけないのかよ」

エリー「そうですね、今日は、街に戻って宿に

泊まりましょうか」カレン「賛成ニャン!!もう疲れたニャン」


水の精霊との戦いが終わり、次は、風の精霊がいる

風の森に一行は、向かう





続く




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