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勇者がブタですが何か文句でもあるか?  作者: ブラックキャット
前編
10/131

水の都市ウォーターシティ

翌朝 目が覚め、ベッドから起き上がった

左横を見ると、いつも俺より先に起きる、ピグが寝ていた

よっぽど疲れてたんだな

右を見ると、イビキをかいて、ぐっすりと眠るガイ

王様「まぁ、こいつは、相変わらずだな」

不意に欠伸をかき、ベッドから降りて、

洗面所で顔を洗う。

タオルで、顔を拭く。

ピグ「王様?、どこに行ったブー?」ピグは、ベッドから

起き上がると目を擦り、チマチマと歩き、王様を探していた



ピグ「王様?どこブー?」洗面所から、

ひょっと王様が顔をだしていた、ピグは、

肩をビクッと震わせている。

ピグ「王様、びっくりしたブー!!」

王様「おう、ごめんな」

ピグ「王様が僕よりさっきに起きるなんて珍しいブー!!」

王様「まぁそうだな、てか、ガイは、起きたのか?」

ピグ「起きてないブー、イビキ欠きながら、

ぐっすりと寝てるブー」

王様「そろそろ起こした方がいいかもな」

ピグ「そうぶーな」「誰か助けて!!」

「なんで、こんな所に魔物が居るだよ!!」



窓の方から悲鳴が聞こえた、急いで、窓を開け、

外を覗くと

数10匹の魔物が人々を襲っている。


王様「!?ピグ!!急いで倒しにいくぞ!!

このままだと死人が出る」


ピグ「分かったブー!!何で!!

こんな時にまだ

ガイは、寝てるブー!!」

王様「ほんとそれだな!!」

部屋のドアが勢いよく開いた


カレン「王様!!大変ニャン!?

街で魔物が暴れてるニャン」

横には、エリーが居た、

「事態は、一刻を争います、早く行きましょう」

王様「行きたい所なんだが」

ガイが、皆ガイに視線を向ける

エリー「仕方ありません、

ちょっと痛いかもしれませんが・・・

サンダービーム!!」ガイに直線の電撃を与え

目がパチッと開き「痛っ!!何だよ、」

王様「よし、起きたか、いくぞ!!」


ガイの腕を引っ張り

無理やり連れて行く

ガイ「どうしたんだよ、皆!!」

王様「魔物が街で暴れてんだよ」

ガイ「それは、大変じゃねぇかよ、

呑気に寝てた場合じゃねぇな」

王様「そうだよ」宿屋の入口のドアを開ける



羽が生えており、巨大な馬面の筋肉マッチョが3体

ゴーレムが2体、ウルフが5体

ちょうど10匹位居た、


カルティス「あいつら、来ねぇじゃねえのかよ」

マカ「言ってる間に来るわよ、ほらね、来たわよ」

民家の屋根に突っ立ていた

ガイ「おい!!王様、カルティスがいるぞ

横の奴誰だ?」

王様「多分、仲間だろう、あいつらの仕業だな」

エリー「でも、魔物から、やりましょう」

それもそうだな、腰にかけている、剣を引く、

王様「皆行くぞ!!」

マカ「この魔物は、カルティスみたいに

一筋縄じゃ行かないわよ、翼を持つ者!!

人間共に裁きを与えなさい!!」

3体の翼が生えた馬面が槍の先端に水色の球型を発生させ、

次々と無作為に打つ

エリー「防御魔法!!ミラーウォール!!」矢を打ち

透明な壁を街中に張り巡らす。


マカ「中々やるわね、妖精さん♪」微笑み、

冷たい視線を向ける。

エリー「貴方は、何者なんですか?」

マカ「そんなの聞かないで

目の前の事に向き合わないといけないじゃないの?」

エリー「それもそうですね、貴方の相手は、

この魔物共倒してからします」


マカ「倒せるといいわね、応援するわ」

エリー「とってもそうは、見えませんが」

翼を生えた馬面に

電流を纏った矢を打つ、肩に刺さるが、

すぐに引き抜き

血が溢れ出していた、

エリー「外しちゃいましたか、

まぁ、思い通りなんでいいですが、

能がない魔物を

手なずけるのは、ご苦労ですね」


マカ「よくも言ってくれたわね

やりなさい、翼を持つ者!!」

翼を持つ者が悲鳴上げ、悲痛な声を浮かべている


エリーは、微笑み、聞こえない程度に呟く、

唇の動きを見ると爆発と言っている。


翼を持つ者の一体が爆発し、身体ものとも

吹っ飛んだ。

マカ「やるじゃない、でも一体倒しただけで

調子に乗るじゃ・・・・壁が壊れる音が聞こえる、

また、妖精の仕業じゃ!!」


エリー「あたしじゃありませんよ」

ピグ「やったブー!!

馬面をやつ倒したブー!!」

王様「お前のパンチは、強烈だからな」

ガイ「ゴーレムは、任せてくれ」

カレン「あたしは、ウルフをやるニャン」

王様「任せた、ピグ俺らは、もう一体の馬面の奴やるか」

ピグ「分かったブー!!」

エリー「あたしは、皆さんの援護に

回させて頂きます」

カルティス「おい、どうすんだよ」

マカ「精霊の指輪さえ奪えば良いのよ、それで任務終了よ」

カルティス「お前が加勢すればあんな奴ら1発だろう」

マカ「それは、ないわ、多少手こずるし、大体マリア様の

命令は、命を取らず、精霊の指輪を奪えとだけよ」

カルティス「じゃあ早く、奪えば良いじゃねぇかよ」


マカ「ちょっとばかり卑怯な手を使わせてもらうわ」

屋根から地面へと飛び降り

民間人の男1人を捕まえ、ナイフを取り出し

首に擦り付ける。

「離せよ!!」マカ「黙られないと、刺すわよ」

王様「卑怯だな、人質を取るなんて・・・・

お前の目的は、何だ?」

マカ「妖精の指輪をこちらを渡せば、

この民間人を開放してやってもいいわよ」

ガイ「悪いがこれは、渡せない、

ドラゴンを倒すために

必要なんだ!!」

マカ「だからこそよ、貴方なんかに

マリア様の野望を打ち砕かれは、しないんだから!!」


王様「マリア様?お前らなんかの組織の奴らか?」

マカ「さぁ?そんな事言えるわけないでしょ、

てか早く渡しなさいよ」

カレン「どうするニャン、大変ニャン」

エリー「仕方ない、ちょっと痛いですよ」


カレン「エリーちゃん、何をするつもりにゃん!!」

エリー「見てたら分かりますよ」矢を放ち、

マカに近づくと電撃を与えた。

マカ「っ!!」反射的に男性の民間人を放し、

あまりの痛みに跪いた。

カルティス「これは、偉い事になったな」

屋根から飛び降り、マカに駆け寄る、

マカ「カルティスいいわ!!やるわよ」

カルティス「体も痺れてる、主人のお前がこんなじゃ、

魔物が影響受けるのも時間の問題だぞ」


マカ「チッー!!あたしの下僕達よ、自らの巣に帰りなさい」

魔物達は、姿を消し去った、

マカ「これで終わりだなんて

思わない方がいいわよ、じゃあね」

口笛を吹き、巨大な鳥を呼び寄せ、飛び乗り、去る。

王様「ありがとうな、エリー、助かったぞ」


エリー「あたしは、出来ることやっただけなんで」

民間人の男性「ありがとうございます、助けて頂いて・・・」

エリー「いえ、全然、そんな感謝してもらう程の事は、

してませんので・・・・・・」

民間人の男性「でも仮にも

命を救って頂けたので、なにかお礼でも・・・」

おいどうするだ、エリー


エリー「じゃあ、氷の湖の行き方を教えてもらえませんか?」

民間人の男性「そうですね、この街ある

港に行けば船があるので

そこに行けば・・・・・」

エリー「そうですか、ありがとうございます」


民間人の男性に案内してもらい、港に着いた

港には、海が1面に広がり、そうか、

この水に浮かぶ都市というのも分かる、

どういう原理で沈まずに浮かんでいるかは、

分からんが、音楽が鳴り響く


ピグ「王様、船がキタブー!!、乗るブー」

王様「おう、そうだな」船に乗り、ゆっくりと動き出し、

あっという間に氷の湖に着く。


ガイ「氷の上を歩けるなんてスゲーな」

王様「そうだな、心なしか寒いんだがな」

カレン「氷だらけで空気が冷たくなってるニャン」

エリー「仕方ないですね」

ピグ「ちょっと、油断すると滑るブー」

王様「おい、こけんなよ、ピグ」


ピグ「分かってるブー」と言ったそばから足を滑ばし

見事にこけた、だから言ったのに・・・・・


「おい、大丈夫か」手を差し出し、

ピグが手を握り立ち上がる

ピグ「王様、ありがとうブー!!」

王様「どうも、行くぞ」「うん、行くブー」

数十分後、奥まで行き、扉があった、

だが前には、

門番の真っ白い槍を持った、

ポッチャリした魔物が

右左と2体居た、オレ達の事を見るなり

魔物A「ここから、通さんぞ」

ガイ「おれは、精霊召喚士だ

ここに水の精霊と契約しに来たんだ」

魔物A「そうか、ここのルールでな人間共を容易く

精霊様の部屋に入れるなってなってるんだ」


王様「ようすぐに倒したら入れてくれるって事だよな」

魔物B「まぁそうだな、中々人間にしては、

面白いこと言うじゃないか、

俺達の強さに怖気づくじゃねぇぞ」


王様「その言葉、そのまま返すぞ」

差し向けた剣を魔物Aが握る

血が溢れ出し、床にポタポタと落ちている。

意味深に微笑み、口を大きく開ける


カレン「!?王様危ないにゃ!!

その攻撃を受けると凍るニャン!!」

魔物Aは、口から、冷気を吐き出す

王様は、「こんなの避けられる訳ないだろ」小さく呟く、

聞こえない声で「ファイアー!!バード!!」


剣の先端から火を纏った鳥が一直線に冷気を切り裂いた

魔物A「ほう、中々やるな、でもこの攻撃の前では、

無力だ、ウォーターホール!!」

ボールの形をした液体状の水が

姿を現し、「吸い込め!!」手を上げ、叫ぶ

猛烈な吸引力でファイアーバード!!吸い込み。

「戻れ!!」魔物Aの手の中に引き込まれ、姿を消す。


魔物B「残ったヤツは、俺が相手するか」

ガイ「望むところだ」

カレン「王様独りで戦ってるニャン

誰が援護に行くニャン?」首を傾げる。

ガイ「おいおい、空気読めよー!!

今、良いところただったのに・・・・」

エリー「そんなの知りませんよ」

ピグ「ぼ、僕が行くブー、ダメブーか?」

キラキラして目で訴える。

ガイ「うっ!!可愛い過ぎるー!!

王様の所に行ってこい」ピグ「ありがとうブー!!」


満面の笑みで王様の所に急いだ。

魔物B「随分、呑気なものだな、舐めてるのか?」

持っていた槍を向ける、

ガイ「舐めてるかもな?なぁ早く

やろうぜ、ここで止まってるほど暇じゃないから・・・。」


魔物B「言ってくれるじゃあないか、その口へし折ってやる」

火花がバチバチと散っていた。

エリー「忘れてるようですが、貴方にとっての敵は、

1人だけじゃないですよ、あたしとカレンさんもいます

まぁ、覚えといてください、

貴方を殺す名になるかもしれません」



魔物B「嬢ちゃんが俺を殺すだと!?何を言ってるだか?

やってみろよ」挑発的な目をエリーに向ける

カレン「女の子を舐めてたら偉い目に遭うにゃ!!

やるニャン!!」

杖を円を描くように振り回し、唱える・・・。

「ファイアートルネード」

炎色のトルネードが魔物Bに猛烈な

スピードで襲う・・・・。

魔物B「避けたらいいの話だろう」

カレン「じゃあ、数を増やすニャン」

さらに円を描くように

激しく振り回す、ファイアートルネードが三個発生し、

魔物Bを四角形に囲む。



カレン「巻き込めニャ!!」

一気に竜巻は、魔物Bを巻き込み、閉じ込めた

魔物Bは、目を疑う、1面炎だらけで1歩踏み出すだけで

大火傷を負いそうだ、

「チッ!!早いこと抜けねぇと死ぬな

これは・・・・・」地面に槍を突き刺す

巨大な魔法陣を張り巡らせ、目を瞑り唱える。


ガイ「戻って来ねぇぞ、カレンホントにやるなよ

俺、ちょっとは、楽しみにしてたんだぞ」

カレン「そんなの知らないニャン、

まだ仕上げにも入ってないニャン、

一気にみんなで叩き込むニャン」

ガイ「なんだ、それ、

面白そうじゃねぇか」


エリー「早くやりましょう、何かを仕掛けて来ないうちに・・・・・」

ガイ「そうだな、俺がさっきやりますか」

指先で魔法陣を描き、呟く・・・・。

「連携魔法!!サンダーアクス!!」

頭上から電気を纏ったアクスが降って来る

それを掴み、槍投げの要領で投げる、

エリー「ターゲットボンバー!!」

標的を定め、一直線に矢を放つ。




カレン「サンキャニオン!!」

杖を地面に強く打ち、膨大な光を放つ、

魔物Bをガイが投げたアクスが斜めに切り裂く

血が大量に地面に飛び散る。

「詠唱中で反撃なんて出来やしない

今更、破棄なんて出来ない、もうちょっと時間あれば

こいつらなんか木端微塵なのに・・・・・・・

クソッ!!最悪だ・・・・。」


矢に突き刺さり、その瞬間、爆発を起こした

追い討ちをかけるように、膨大な光を浴びらされて、

燃え散り、灰だけが地面に落ちた・・・・・。

エリー「死んだようですね」

カレン「王様とピグくんは、

大丈夫ニャン?」ガイ「大丈夫だろう」


魔物A「おい、ブタが来たぞ、

どうした?食われにでも来たのか?」

ピグ「僕は、食用のブタじゃないブー!!

戦いに来たブー!!」魔物A、吹き出し、大声で笑い出す


ピグ「な、なにわらってるぶー!!」

魔物A「戦えるのか?やってみろよ?ブタ・・・・。」

ピグ「やってやるブーー!!」

王様「あんまり無理するなよ

何を繰り出して来るか分かんないぞ」

ピグ「それは、その時ブー!!」

王様「俺がサポートするから、すき放題やれ」

ピグ「王様いいブーか!!よしやるブー!!」

風の如く走り抜き、高く飛び、

拳を繰り出し魔物Aの頬を殴り、

地面に着立した。


魔物Aが口から血を吐き出し、

雫のように地面に垂らす。

「やるじゃないか、ブタ」

手を翳し、唱えた「ウォーター!!レイ!!」

光が混じった水が一直線に落とされる・・・。

王様「ミラーボール!!」

透明なボールにピグを包つみ攻撃を

跳ね返す

「リターン!!」

魔物A「くっ!!何だ、おれが放った時と

違って、勢力が倍になって増しているだと!?」


王様「そうだ、攻撃を倍にして跳ね返す、

さぁピグ!!止めだ」

ピグ「わかったブー!!」

手を挙げ、力を腕に集中させ、

どんどん、巨大化して行き、

魔物Bに拳を振るう

「キングポーク!!」魔物Bは、バタンと倒れた


自動的に扉が開いた、

王様「皆、行くぞ、準備は、良いか?」

ピグ「ばっちりブー!!」ガイ「俺もだ」

エリー「はい、あたしは、いつでも大丈夫ですよ」

カレン「もう、準備万端ニャ!!早く行くニャン」

王様「分かったよ」水の精霊の部屋に入っていた




続く。

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