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君はあの朝日を見たか?  作者: 若雛 ケイ
一章 舞い降りた天使は微笑まない
11/37

十幕 不思議なトランプカードと白いコート

 7月11日月曜日。

 嫌でも一日は過ぎて行ってしまう。

 今日明日が終わればつぐみさんとの勉強は終わりを告げてしまう。

 ただそれだけが嫌だった。


 今日は朝から学校だったが、ずっとつぐみさんのことを考えていた。

 どこに住んでいるのか、一体何者なのか、俺のことをどう思っているのかなど、考えても分からないことをずっと考えていた。

 そして暇があれば数学の内職。

 分からない所があれば珍しくも数学の先生の所へ質問しに行った。

 もちろんつぐみさんとの時間を有効に使えるようにだ。


 そして今日も3時からの約束なので、昼休みに入ってから仮病を使って早退。

 明日も3時からつぐみさんと約束をしているので、明日は病気で学校を休みますよっていう伏線のつもりでもある。


 学校を早退して家に帰り、2時半前になったら約束のファミレスへとダッシュしていった。

 つぐみさんが少しでも早く来てくれれば共有できる時間は長くなるのだが、そういう訳にもいかない。

 やはり今日も3時ピッタリにつぐみさんはやってきた。



「さて、今日は勉強を始める前につぐみさんと少し遊びをしたいと思います」

「遊び……?」

 ファミレスに入り、席に案内されると俺は勉強道具を取り出すよりも前にカバンからトランプを取り出した。


 何故トランプか?

 今日学校でつぐみさんのことを色々考えている間、ふと疑問に浮かんだのがつぐみさんの超能力だ。

 少し前の『俺の財布、帰巣本能を発揮事件』について、つぐみさん本人に直接聞いてみたが答えは返ってこなかった。

 でもあれはつぐみさんが俺の家に財布を届けてくれたと、俺は今でも思っている。

 彰二が俺ん家のポストに財布(彰二はチラシと間違えていたが)を入れている白いコートの女の子を見たという事実からだ。

 そこで疑問なのが『何故つぐみさんは俺の財布を俺のだと認識することができ、俺の家まで知っていたのか』だ。

 それについて間接的につぐみさんに聞いてみたが、当然のように何も答えてくれなかった。


 そこで思いついたのが2つの説。

 1、つぐみさん、超能力者説

 2、つぐみさん、俺のことが大好きで実はストーカー説

 残念ながら第2の説は100パーセントあり得ない。

 つぐみさんの様子から察して明白だ。

 だったら本当につぐみさんは超能力者なのか? ということになる。

 それを試してみたくて思いついたのがトランプゲームだった。

 別にトランプでなくても構わないのだが、トランプだったら遊びの幅が広いし、何かあって万が一盛り上がれば遊べるネタがいくつでもあるということでトランプを自宅から持ってきた。


 もちろんつぐみさんといられる時間は限られている。

 この時間を無駄にしてしまえば俺の留年する確率は上昇する。

 まぁ、その為に今日はこのトランプゲームを思いついた瞬間に数学を必死こいて勉強しはじめたのだが。

 ハッキリ言ってそれで今日数学を勉強しなくても十分と言えるレベルまで達している訳では全くないのだが、勉強は後で自分一人で寝ないで頑張れば大丈夫かな、なんて思ってつぐみさんとの遊びより優先度を下げてしまった。


「私は超能力者です。いいですか? ここにクローバーの4がありますね?」

「はい」

 つぐみさんにクローバーの4のカードを見せる。

 つぐみさんはキョトンとした感じでそれを見る。

「これをこの束の一番上に置きます」

 そしてそのクローバーの4を裏返しにして、束になってるカードの一番上に置いた。

「ではつぐみさんに質問です。今一番上のカードは何ですか?」

「……さっきのカードです」

「クローバーの4ですよね?」

「はい」

「それでは、今からそれを適当に、真ん中辺りに放り込みます」

 一番上のカードを裏返しになったまま真ん中へ突っ込む。

「ではつぐみさんにさらに質問。今一番上にあるカードは何ですか?」

「え……クローバーの4ですか?」

「違います」

 そこで俺は裏返しになっている一番上のカードを表に返す。

 それは紛れも無くクローバーの4だった。


 まぁ、タネを明かせば一番最初に見せたクローバーの4は、実は2枚重ねになっていて、2枚一緒に束の上に置いた時点で、クローバーの4が上から2番目にあるというくだらん手品なのだが。


「どう?」

「…………」

 得意気につぐみさんの方を向く。

 つぐみさんは完全に???状態になっていた。

 あのつぐみさんが、無表情ではあるが俺の顔とカードを交互に見返し、さらには束になったカードを触りだした。

 あのつぐみさんが不思議がっているってだけでなんか物凄い愉快だ。


「不思議でしょう?」

「不思議です」

 もうにやにやが止まらない。

 つぐみさん、まだ不思議がって俺の顔とカードを交互に見合ってる。

 これが目的ではないのだが、もう一つマジックをやって驚かせたくなってきてしまった。

 でも、時間は限られているので仕方なく今度は話を次に進めて話をふる。


「ということで俺は超能力者です。どう? 今どうやったのか知りたい?」

「……はい」

「んじゃ、俺との勝負に勝ったら教えてあげる」

「勝負……?」

「そ。勝負。ちょっと待ってね」

 俺はカードの中からハート、スペード、ダイヤ、クローバーのキングをそれぞれ一枚取り出した。

「今ここに4枚のキングのカードがあります」

「キング……。13……」

 そう言ってつぐみさんにクローバー、スペード、ハート、ダイヤの13のカード4枚を見せる。

「はい。13です。これをそれぞれ裏返しにします。この中でハートの13を見つければつぐみさんの勝ち。それ以外のマークだったら俺の勝ち。どう?」

「……分かりました」

「よし。じゃ、これ、ハートの13ね」

「…………」

 俺がハートの13を見せると、つぐみさんはそのカードを凝視。

 そして俺はカードを裏返しにしてつぐみさんに隠すように、腰の後ろで滅茶苦茶にシャッフルする。

 その間、つぐみさんは目をつぶって精神集中しているような様子だった。

 どうやらつぐみさんもマジになっているようだ。


「はい。じゃ、このなかからハートの13を当てて下さい」

 シャッフルを終えると机の上に裏返った4枚カードを並べた。

 つぐみさんがハートの4を当てる確率は単純に4分の1。

 超能力を持ってなくとも4分の1くらいは当てられるのだが、始めはこんなものでいいと思って挑戦させた。


 すると、つぐみさんは迷うこと無く一枚のカードを無言で指差した。

「これでOK?」

「はい」

 このカードが何なのか俺にも分からない。

 俺まで少しドキドキしながらそのカードを表に返してみた。

 すると……。

「……正解」

「私の勝ち……ですか?」

「そうです」

「…………」

 つぐみさんの顔が少しほころんだように見えた。

 勝負は勝負なので、俺は仕方なくさっきの手品のタネを教えてやる。


 そんなことよりも思うところはつぐみさんの超能力だ。

 つぐみさん、迷うこと無く一つのカードを当てた。

 何を選んでも結局確率4分の1なので迷うことなんかあまり無いのだが、少しくらいは選ぶ時間があってもいいとおもう。

 しかもその選んだカードが正解ときた。

 なんだかまるで始めからそのカードが正解だと分かっているような感じだった。

 この様子からすればつぐみさん超能力者説はかなり有力である。

 だから俺はそれを確かめにもう一度つぐみさんと同じ勝負をしようと思った。

 今度はまた違う手品を俺が見せ、そのタネのネタばらしをかけての勝負だ。


「これでOK?」

「……はい」

 正解。

 またしても一瞬の考える間もなく正解だ。

 いや、まだでも偶然2回連続で正解するという確率はありえる。

 一応16分の1の確率の確率なので現実的ではある。

 だから俺は次の手品のネタを用意し、再びそのタネのネタばらしを賭けてつぐみさんと勝負した。



 勝負すること5回。

 それ以上俺の手品のネタがもたなかったし、何より時間が気にかかった。

 結果は5戦全敗。

 どの勝負もつぐみさんはあらかじめどれが正解のカードか知っていたように、さっさと正解されてしまった。

 つぐみさんは超能力者でほぼ間違いはなさそうだ。


「なんだよ……。つぐみさん、本当に超能力者なんじゃないか……」

「いえ……」

 まるでこっちが手品を見ているかのようだった。

 つぐみさんの連続正解はあまりに不可解である。

 偶然の確率を算出してみれば4分の1の5乗、1024分の1、実に0,1パーセントくらいの確率だ。

 この確率が偶然あたったというのはあまりに非現実的すぎる。

 どうやらつぐみさんが超能力者であることは間違いないのだが、それ以上のことが聞けないのが非常に残念である。

 『何で分かるの?』と聞いても『なんとなくです。』としか返してくれない。


 またつぐみさんの謎が一つ増えてしまった。

 でも、これで財布を届けてくれたのはつぐみさんで確定であろう。

 『他の白いコートの人が財布を届けた』とか『白いコートはつぐみさんだけど、つぐみさんが俺のポストに入れたのは本当にチラシだった』とか、そういう低い可能性を考えるよりも、不思議な力を持ったつぐみさんが財布を俺の元に届けてくれたと考える方が断然自然である。

 まぁ、つぐみさんの不思議な力そのものは不自然極まりないのだが。

 剣を持っていたり、素性を話せなかったり、不思議な力をもっていたり、本当にこの人は一体何者なのか分からない。


「あの……つぐみさん?」

「あ……すみません。えっと、この問題はXの変域が問題に出ているので……」

 その後、俺は泣く泣く勉強に時間を切り替えた。

 つぐみさんと勝負したり手品をみせたりする時間が夢のように楽しかったけれども、俺にはやらなければならないことがある。

 せっかくこうやって親切につぐみさんが教えてくれているのに、追試で落ちたなんて報告は絶対に出来ないからだ。

 今日は思いのほかトランプゲームが盛り上がってしまって時間が大きく潰れてしまった。

 自分ひとりで勉強している時と、つぐみさんと勉強している時の効率を考えればかなりの時間のロスになった。

 そのロスを取り返すように、勉強の時間はこうしてケジメを付けてそれに集中しなければならない。


 つぐみさん、本当に無口で無表情で、感情すらないロボットのように見受けられたのだけれども、やっぱりつぐみさんは人間だってことが今日のトランプゲームで分かった。

 俺が手品をすれば不思議がって、どうしてそうなったのか知りたいという欲がつぐみさんにはあった。

 タネが分かったとき、つぐみさんはなんだか感心したような表情を見せた。

 次に俺が手品をやるって時、つぐみさんは目を輝かせながら俺の手に注目しているように見えた。

 今だってそうだ。

 俺が問題を解いているとき、つぐみさんはトランプを手にしながらトランプに気を取られている。

 よくよく観察すると俺がさっきやった手品のネタと同じようなことを無言で真似ていた。

 つぐみさんが興味関心を示したとハッキリ分かる行為だったので、それがなんだか凄く嬉しかった。

 今までのつぐみさん、何事に対しても興味ありませんみたいな所があったから……。


「あの……。それでは時間になりましたので、失礼します」

「あ……。もうそんな時間か……」

 つぐみさんのその言葉で一気に夢から覚めたような心地になる。

 時間を確認するとやっぱり5時丁度……。

(5分過ぎてる……)

「あの、今日は本当にありがとうございました。それではまた明日……」

 つぐみさんはいつものように深々と礼をして、淡々とこのファミレスを去って行ってしまった。

 俺は5時を5分過ぎていたという事実に戸惑ってしまい、つぐみさんを引き止めることを忘れていた。

 それだけ5分過ぎるということが俺の中では大きかったのだ。


 今までつぐみさんは神がかり的な計画性で、キリが悪くならないような形で解説を済ませ、5時ピッタリに解説を追え、去っていった。

 でも今日は違う。

 あの機械よりも正確なつぐみさんの時間感覚が狂っていたのだ。

 いや、狂っていたのではないのかもしれない。

 あの機械のように性格な『つぐみさん時計』がどうして今日は5分間違えたのか、色々考えることはあったが、この5時5分につぐみさんが帰ったという事実は俺にとって物凄く嬉しかった。

 その後俺はバイトに向かい、バイトから帰ると疲れた体を酷使して勉強を続けた。




 そして次の日。

 つぐみさんと勉強を約束している最後の日。

 今日が終わればつぐみさんと俺の関係はどうなるのかなんて全然分からない。

 考えたくない。


 最初からかなり意識はしていたが、つぐみさんと時間を共有するに連れてつぐみさんのことが少しだけど分かって、つぐみさんのことをどんどんと好きになっていった。

 つぐみさんの優しい声で解説聞けたし、パフェを落とした子供のときはつぐみさんの本当に温かい優しさを知った。

 トランプカードの時は不思議がるつぐみさんを知った。

 感情は少し鈍いような所はあるかもしれないけれども、そんなつぐみさんを見るにつれてもっともっと驚かせてやったり、笑わせてやったりしたいと思うようになってきた。


 今日、つぐみさんとの勉強が終わるとつぐみさんはどこへ行くのか? また再び会えるのか?

 朝からそのことばかりが頭の中を渦巻いた。

 学校は仮病を使って休んでいる。

 つぐみさんと会う前はずっと数学の勉強をしていた。

 1学期の内容を完璧に理解するにはまだまだ時間がかかる。

 このままいけば留年だって十分にあり得る。それでもつぐみさんのことの方が頭を占有していった。


「この式をグラフに表すとこうなります。ここ、よく見てください。Xが一番大きいとき、Yの値が……」

 それでも何事もないかのようにつぐみさんとの勉強の時間は過ぎていく。

 今つぐみさんは何を思っているのだろうか?

 俺に勉強を教え終わった後、何事もなかったかのようにまた他人同士に戻るのだろうか?

 つぐみさんからは俺とのことに関する話は一切聞けない。

 このままいってしまえば時間になったら終わりだ。

 つぐみさんはいつも通り淡々とさよなら告げて俺の前からいなくなってしまう。

 明日この時間に来てもつぐみさんに会うことはない。

 そんなの嫌に決まっている。

 せっかくここまできたんだ。

 俺の追試の結果だってつぐみさんに知らせたいし、こうして教えてくれたお礼をつぐみさんにしたい。


 つぐみさんに数学を教わっている間、ずっとそのことが頭に回っていた。

 いつそのことを切り出そうかずっとタイミングを見ていたが、あまりにつぐみさんが一生懸命解説してくれるので、なかなか切り出せない。

 そんな状態が続いて、気が付けばもう時計は5時になるかって所にいた。


「では、最後にもう一度この問題の解説を……」

「つぐみさん……」

「?」

「あの、つぐみさんさ、今日俺に数学を教え終わったらもう俺とつぐみさんは会えなくなっちゃうのかな?」

「…………」

 その問いにつぐみさんは視線を外して黙ったままだ。

 答えは分かっている。

 つぐみさんはイエスと答えるに違いない。

「俺は嫌だ。つぐみさんには本当にお世話になってるし、この教わったことを無駄にしたくない。俺だって頑張って明日の追試は絶対に合格してみせる。だからつぐみさん……お願い。俺と約束してくれ。また明日会えるって」

「…………」

 その俺の真剣な申し出にもつぐみさんは黙ったまま答えを返してくれなかった。

「俺、絶対に合格するよ。合格したら一緒に喜んで欲しい。つぐみさんにも教えてよかったって喜んでもらいたい! 明日試験があって、結果は明日すぐに分かるんだ。明日は俺と会うって約束して欲しい。必ず、必ず合格するから!!」

「…………」

 俺は息を呑んで次のつぐみさんの言葉を待つ。


「私は……私にはやらなければならないこと……使命があります」

「使命……? つぐみさんの使命って何? 俺、つぐみさんの為ならなんでも手伝うよ!! つぐみさんが迷惑じゃなかったらつぐみさんの力になるよ!!」

「……いけません。そもそも、こうしていること自体おかしなことです」

「何で!? 全然おかしくなんかない! 俺はすごい助かってる!! 誰がなんと言おうと、俺はつぐみさんに感謝してる! つぐみさんは何も間違ったことなんかしてない!!」

「…………」

「だから……お願い……」

 大の男がなんだか泣きそうだ。

 今の俺、物凄くかっこ悪いんじゃないかなって思う。

 こんなに泣きそうで、こんなに必死で、他から見ればなんて情けない男なのかと思うと思う。

それでもいい。

 俺の尊厳やプライドなんかどうだっていい。

 ただ、つぐみさんがこの場からいなくならなければそれでよかった。


「……この場所には長く居すぎました。私は次の場所へと移ります」

「何? どういうこと!? 俺にはつぐみさんの言ってることが理解できない! つぐみさん、家はどこにあるの!?」

「……今まで、ありがとうございました」

 つぐみさんが立ち上がる。

 それに合わせて俺も立ち上がった。


「待って! つぐみさん! 君は一体……」

「明日の試験、頑張って下さい。私は……これからも応援しています。恭介さんのことを忘れません。さようなら」

「待って!!」

 つぐみさんは俺から逃げるように急ぎ足でファミレスを出て行ってしまった。

 俺もそれに合わせて必死につぐみさんを追いかける。


 今日はまだ何も頼んでいなかったので会計など必要ない。

 ファミレスのドアを乱暴に開け、出て行ったつぐみさんを追いかけた。

 が、俺がファミレスを出た時、既にあの白いコートは忽然と消えてしまっていた。


「うそ……だろ……?」

 視界はかなり開けた場所であるはずなのに、その姿は一切見えなかった。

 あの時と同じ。

 初めて俺がつぐみさんと出会ったあの山道と同じ。

 つぐみさんは跡形もなく消えうせてしまったのだ。


「俺! 明日もここで待ってるからな!! つぐみさんが現れるまでずっと待ってるから!!」

 その場で叫ぶ。

 街行く人の目なんか全然気にしなかった。

 俺は精一杯見えない白いコートに向かってそう叫んだ。

 もちろん、いくら待っても返事なんかあるはずもなかった。

 俺の名前を初めて口にした彼女は、俺に激励の言葉を最後に跡形も無く消えてしまったのだった。

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