表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こんな世界で大丈夫!?   作者: Dear
5/30

一章 その4

お父さん登場ですっ!!

4月22日改変

取り敢えず話を聞いてみると、何やら魔物退治を手伝って欲しいのだとか。

それで王子や王女がついて来るのが分からず理由を尋ねた所、

「色々と事情がありまして…」

との一点張り。もう聞くのも馬鹿馬鹿しくなってきたので思考の片隅に追いやる。取り敢えず魔物退治については、どうしようかな?

「う〜ん…あっ!参加するに当たって僕のメリットはありますか?」

「はい。まず報酬金として50Gが渡されます。」

「まず?その他に何かあるのですか?」

「はい。今回は内密の魔物退治ですので、少々離れた『イーシリアの森』で行います。イーシリアの森は危険地帯と登録されており、少々危険ですのでそれなりの腕を持ち合わせた方でないと今回の件は実行できません。」

「それで何故僕なのですか?僕でなくても他に強い方は沢山いるでしょう?冒険者の方とか…」

「それについては、エリス殿の養父ヴェルガ様よりご命令を承っております。」

カーラさんの言葉に僕はビクッと反応する。

「どうかなさいましたか?」

「いえ。お気になさらず…」

有無を言わさぬ口調で言われた為あちらはどうしたものかと動揺しているようだが、今の僕にとってそれはどうでもいいことだった。

(父様に会える…父様に会える!父様会える♪)

父様は捨て子だった僕を拾ってくれた大切な人だ。仕事の関係で余り家に居らず殆ど1人で過ごしていたが、父様は僕をとても愛してくれていた。僕も父様が大好きだった。そんな父様が僕を頼ってくれたのがとても嬉しかった。

鼻歌まで歌い出さんとする程、上機嫌になった僕を見て王女御一行は唖然としている。

「ええと…それからヴェルガ様が必ず自分の元を訪れる様にとの事です」

なんと!!父様が直接来いだなんて…言われなくても僕は父様に会いに行くよ!!!

「判りました。魔物退治の件ですが少し考える時間を下さいませんか?」

嬉しさを押し殺し居住まいを正すと、向こうも落ち着いた僕を見てやや困惑しながらも話を進めた。

「ええ、勿論です。ですが3日以内にご返事を頂けると有難いです」

「了解致しました。では、また後日お話致しましょう」

と言う僕の一言で話し合いは終わりを告げた。


実はエリス君はファザコンみたいですねぇ(ェ



次に連続投稿で設定出したいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ